2019年05月25日
プレイト6枚目を失す
市 (2019年05月25日 21:11)
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│ビアンキカップ
去年はプレイトを初弾でミスりましたからね、これではなさけないので今年はまずまずの練習をしました。
いけるだろうという心づもりもありました。しかし、本番の舞台に立つとドキドキドキ・・・
ああ、簡単なことができなくなるというビアンキカップの大舞台。これを味わいたくて膨大な日々と金額を割いて37年間も続けたのだなぁ、と、空を仰ぎました。
ぶぉっ!!
ブザーが大音響で鳴りました。
すっ、
うまく抜けました。
でも、力んでいました。
ニョッキーのダットはプレイトのセンターより少し上にありました。慎重にトゥリガーを引きました。倒れました。すかさず2弾目、そして3弾目と放ちます。うまくいっていると感じました。よしよし♪そして5番目も倒しラストプレイトに向けてダットを誘導しました。この瞬間に「間に合うだろうか?」という思考が走りました。以前にヒットしたのにオーヴァータイムでプレイトがロックされた時の映像が脳裏に浮かびました。こういうことは練習では一度もありませんでしたよ。「急ごう」という思考が浮かびました。バンッ!! 弾丸は左側にそれました。タイムは充分に残っていました。
うわっ!!!
2回目は気をとりなおしてキレイにクリーン。
なんてことでしょね(^_^;)/
今年も腰が痛いので、プレイト練習では一度しかプローンをしませんでした。ただ、より楽な方法でプローンに入る方法を研究してありました。じつのところ、伏せるという作業では腰はまったく痛みません。引力に引かれて伏せるだけですから。ただ、立ち上がるときにイテテテ( ; ; )と激痛がはしります。立ち上がるたびに冷や汗が滲むのです。
おおう( ◠‿◠ )
このフォトを見ると地面に銃を据えるのが若造さんたちより0.5秒は速いではありませんか!!!
76歳の老人技に観客たちから大いに褒められました(^O^)
そうそう、トモタクマロは あやういながらクリーンです♪
by 市舞音師
2019年05月25日
ブルパイさんの勝利
市 (2019年05月25日 20:27)
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│ビアンキカップ
まず結果からお知らせです。
ブルース パイアットの優勝です!!!
ムカシの彼はよく優勝していましたが、ここ10年間というものダウグ ケエニッグのXカウントの多さに阻まれ、とうとう肩を痛めて手術をしたので去年は出られず・・・という状態のブルースでした。
復帰戦に出てきたブルースは、練習射場で市ハンガーを見て、その場で使おうと決定しサファリンドのハンガーを外すという通常の上級シューターでは考えられない事をしました。
シューターの多くは神経質なので、新しい装備には慎重で、良いモノを見つけても来年から使ってみようとするものなんです。試合途中に取材班のインタビューを受けたブルースは、今年はイチローハンガーがあるのでドロウが楽になって嬉しいと語っていました。どうしてハンガーなどがシューティングに影響するのかという問いに対しては、「ホルスターのアングルと高さは、その日の気分によって微調整したいもので、ノブひとつで自由に調節できるというハンガーが欲しいと常々考えていたのですよ」と、答えていました。
「トモー!! 勝ったぞー!! イーチハンガーのおかげだぁ!!」と、リザルトが出るなりブルースはトモの方に急ぎ足で満面の笑みを運んできました。そのずっと後ろにいたワシは「リアリィ? リァリイ??? ウワーオ!!!」と叫びながら近寄りました。
ブルースは警察官でありガンスミス教室も開いており、性格は穏やか、フレンドリー、けして威張る事なく誰にでも丁寧に接し、自分の出番直前でも平常心とゆとりがあり、だれからも好かれる好人物なのです。
今年はたしかアーミーのアダムとカールバノスキーの二人も1920点を出しておりXカウントの勝負となりました。意外だったのは、去年破れたダウグがムーヴァーで1発外してしまったことです。圧倒的な射撃力で常勝街道を長年走っていたダウグは、去年Xカウントでアダムに負けたことで猛烈な特訓をしてきたはずなのですが、練習中の表情は固く、これはまずいのではないかと我々は話していたのです。
ブルパイの復帰。
より強くなって勝利した男。
ワシとトモはガッシと彼の手を握りました。
勝因は、もちろん市ハンガーなどではありません。勝負は抜いた後のトゥリガープルにかかっているのです。
あ・・ちょっと朝のコーヒーを飲んできますね。
by 半賀亜市