2019年05月19日
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市 (2019年05月19日 14:11)
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│射撃試合
イチを取り囲んだドイツ人たちに混ざっていたのは、なんとブルースパイアットさんでした!!
この人を知らない人はアクションシューティング界にはいないハズです。常にダウグとつば迫り合いを展開し、ダウグを脅かしてきた二番手の男なんです。でも二年前に精彩を欠いたとおもったら去年は不出場、皆で心配していたのです。とても気さくで親切で射場の人気者なのですよ。
「おお!! ブルース!! よく戻ってこれたね〜♪あいあむ嬉しいよぉ〜!!」
「オレもだよぉ〜・・両肩を壊して大手術したんだよ」
「そうだったの・・でもう治ったわけ?」
「いや、まだゴリゴリしてるけど試合には出られるようになったんだ、じつは前回のクロウフィッシュでは1920で優秀できたんだよ♪」
「そいつは嬉しい、ほんとに良かった。ところでみんなに見せたいモノがあるんだよ」
「ほほう、また何か作ったな〜」
こうして2年間も秘密にしてきた市ハンガーを説明しました。
すると、まっさきに強い反応を見せたのはブルースでした。
「このノブ一つでホルスタが固定できるのか?」
「そうよ」
「これはいつから発売だ?」
「もう販売してるよ、いくつか持ってきたよ」
「ここで買えるのか?」
「イエース、割引できるよ」
ブルースは小躍りしながらクルマにもどり現金を握って来ました。
そして早速に装着。
「ブルース、今から使うつもりかい?」
「当たり前だ」
「ワーオ!! チャンピオンス チョイスか!!」
来週には復帰第1戦が始まるというのに、速攻でハンガーを交換するとは!!・・と、驚きはしましたが、トモもタクミもマロもその日から違和感ゼロで使い始めたものではあります。
さすがビアンキカップを撃つ人間だと解りが速いと嬉しくなりましたよ。
そして、その場に居合わせたドイツシューターの3人も買ってくれました。その内の一人はまだサファリのホルスを持っていないのにハンガーだけを先にゲットしたのです。
ブルースがしみじみとトモに言ったそうです。
「あのなトモ・・ホルスの位置というのは、パンツの種類により、またはその時の気分によって微妙に角度や高さを変えたいものなんだよ、だがこれまでのハンガーは微調整するのは困難すぎたのだ・・・だけどコレはすべてを解決した素晴らしいハンガーなんだよ・・・」
そしてブルースは今夜のフェイスブックに書き込んでいました。
「市ハンガーを見るべきだぞ」とね♪
ローカルのシューターに見せてもピンとこないようなのに、ビアンキカップ本戦にやってくるほどのシューターたちには瞬時に理解される。こうなるハズだと想ってはいましたが、いきなりブルースパイアットが使い始めたのを見て、イッショケンメになってディザインした甲斐があったな〜と報われる気持ちでしたよ。
by 無垢我市郎