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Posted by ミリタリーブログ at

2012年12月03日

見えない道を・・・

市 (2012年12月03日 13:32) │Comments(7)語りのプラザ
>この先の見えない道をどう進んでゆけば
夢が叶うのであろうかご教授下さい。

このような質問を自分の息子から発された
と想像し、胸が痛くなりました。
そして、さらに書きたくなりました。

ワシの場合は貧しくて、その月々を食って
いくのが精一杯でした。
まさに「先の見えない真っ暗な道」でした。

たぶん、夢さえもっていなかったと
想います。

中学の時は極貧で、
神に誓ったことがあります、

「神様・・毎日三度、または二度のご飯を
食べさせてもらえるなら、けっして不平は
言いません」

と、毎日の空腹の中で、そう誓ったのです。
これが「最大の夢」でした。

アメリカ行きを決めてタクシー運転手を
やっていた時は音楽とオートバイと女達
とで充分に幸福でした。

“ここで不平を言ったら罰が当たる・・”
と本気で考えていました。

ワシには 有名になりたいとか
他人に好かれようとかいった気持ちは
ほとんどないのです。
好き勝手に生きているだけです。

ただチャレンジする気持ちは、なぜか
すごくあり、それは常に心の底から
突き上げてきます。

チャレンジできないときの気持ちは
真っ暗です。
そういう暗い気持ちのある深夜のこと
ふと空の彼方に一つだけ星が見えました。

それは微細な光で瞬いており、しっかり
見つめないと見失うほどの光でした。

“そうか、あれに向かえばいいんだ!!
なんだ、そうか、あれを目指して生きれば
いいんだ〜! な〜んだ 簡単だな〜!”

まあ、これが悟りというやつですね。

これはすごく抽象的で理解しにくいと
想います。でも、自分の人生への態度を
決定するということは そんなものだと
想うのですよ。

その星が、自分の向かう夢というもの
ではなく、多少のよろめきはあっても
その星に向かうという気持ちですね。

「何があるのか解らない、でもその
光の方向に歩こう」

ただ、そんなような気持ちです。
アメリカでフォトグラファーをやろう
とか、まさか鉄砲を専門に撮ろうだとか
まったく想像すらしませんでした。

「食っていけるならなんでもやるさ、、
ダメならドブで人知れずして死ぬのも
いいさ」

そういうナチュラルな気持ちでした。

大きな夢などもたず、出たとこ勝負で
イッショケンメに生きただけなんです。

無欲になって心のチカラを抜いた
ほうがパワーが涌くような気がします。

「自分は浜辺の砂の一粒だ、さあ何を
しながら生きようか・・・」

まずはその素直さを得てみては
どうでしょう。

21歳さんが夢を求めて悩むのは
それだけの資質があるからだとワシは
想います。
見守っていますから、ここに
いつでも来てくださいね。市
  


Posted by 市 at 13:32Comments(7)語りのプラザ

2012年12月03日

言葉のギャップ

市 (2012年12月03日 11:59) │Comments(3)語りのプラザ
市郎さんこんにちは、皆さんがテッポの話ししてる時にスマン事お聞きしたいのです。 僕は英語を勉強しておるのですが恥ずかしいことに中高ともにまるで学んでいないようなアホでして、今になってせっせとやり始めたのであります… しかしいざ見つめなおしてみると「ああ、こんなことだったのか」「俺は6年間の学生時代を何に振り分けてきたって言うんだ」等など、覚えることが面白くもなりつつ過ぎた過去を悔み、頭をムズ痒くかいているところでもあります。 英語を学び直したきっかけは銃です。 あの鉄の塊から発せられる存在、力、機能美、あらゆる面でそれは僕を刺激し、惚れさせました。 これからの将来は銃を仕事にしたい、しかし何はなくとも語学を学ばざるものに道を開くことはないであろう。 …意味が大体つかめる程度に英文が読めるようになりました、でもまだまだ先です。 聞くのも書くのも喋るのも、身がこわばったようで成りません。 言うことが遅れました、市郎さんは英語をどう学び歩まれたか教えてもらいたいのです。 英語は米国に住むことの最大のギャップであろうと僕は考えています…しかし学ばないことには始まりません、この先の見えない道をどう進んでゆけば夢が叶うのであろうかご教授下さい。 抽象的な表現とつたない文章で失礼致します…
名無し21歳

え〜・・^_^;
わっしも高校時代は英語がニガテで
成績は「2」でした(>_<)
でも日本語はけっこう勉強していましたよ。

28才で渡米を決意しフォトグラファー
を辞め、静岡に引っ越して兄の近くに
住みタクシー運転手になりました。

アメリカに行くなら英語は必要だと想った
のでラジカセを買ってNHKの基礎英語と
続基礎英語、NHK英語会話、そして
セサミストリートを録音し、タクシーの
中でずっと流していました。

“運転手さん、何者?”
“アメリカ行きの資金を稼いでいま〜す”
“かんしんやんけ〜チップあげるよ〜”

どうやら運転手の中ではティップを一番
もらえていたようで、そのオカネはすべて
モトクロスとフルートレッスンに消えて
いました(*^^)v

ですから英語学習の代金はラジカセ代
だけでした(^^)
ラジカセのパワーもタクシーから取って
いたので電池もあまり交換しません
でした(*^_^*)

カタコトできりゃなんとかなるさ〜!
という考えでした。

で、、
今の英語力は「3」くらいです(^○^)マジ

アメリカに渡ってみると、
そこは「即戦力」の競争社会でした。

皿洗いをしようと日本レストランに
仕事をもらいに行ったら、日本人だと
いう理由だけでテンプラを揚げられる
だろう決めつけられ、10分間だけの教習
でキッチンのテンプラ係にされました^_^;

その経験を買われて他のレストランでも
テンプラのジョブにありつきました。

まずは食っていけることが一番で
レストランは食いほうだいで食費が節約
できて嬉しかったです(^^)

そしてここで「本物の英語」に慣れる
ことができました。

解ったことがありました・・
アメリカは移民の国であり人種のルツボ
なので文法だの発音などどうでもよく
言いたいことを相手に解らせればいいん
だということでした。
米国人は、日本人みたいにチマチマした
ことは言いません。とてもおおらかです。

そしてアメリカ社会が必要としている
のは学歴でもガッコの成績でもなく
「即戦力」→すぐに利益を生んで会社に
貢献できること。試されてダメな場合は
速攻クビになるのです。

雑誌社で働きたくて写真を持ち込んだら
日本のように学校はどこ出たかとか、
キャメラは何を持ってるかみたいなことは
いっさい聞かず、担当者が自分の眼で観て
気に入ったら即決というアンバイです。

そこに英語力がどうだ、説明が下手だ
などいう事は介在せず、言葉のギャップ
などあまり感じたことはありません。

ワシはたまたま写真とテッポが好きだった
ので自分なりに工夫をこらして撮り
テッポの写真が魅力的だと言われて
職にありついたわけですが、
アメリカにいる日本人たちを観るに
「手に職のある人」には仕事があり、
かなり英語が上手くても それだけでは
職を得るのは楽ではないようです。

ですから「売れる技術か知識」がまず
大切で、それさえあれば言葉などカタコト
でよいという実感があります。

これは、もうすでに日本でも同じで
理屈をこねたり学歴で勝負しようと
する人間は敬遠される時代だと
想います。

それと、付け足しておきたいことは、
日本がいやで飛び出すことは、
行き詰まった自分の人生を打開するという
勇気と実行力があって、とても良いことだ
と想います。
ただ、忘れてはいけないことは、

「日本で役立たない人間は
アメリカでも役立たない」

といったものがあります。
あるいは日本では役立たないが
発想力が優れているために米国で
芽が出る、という例もあります。

発想も乏しく、売りになる技術もない
人はアメリカに渡っても冷たくあしらわ
れることを覚悟しなければなりません。

日本にもどって「アメリカ帰り」だと吹聴
している人は多いのですが、これらの人の
大半は成功できなくて戻ったという場合
が多いのです。

21歳さんが 銃の世界でどういった仕事を
考えているのか判りませんが、
まずは「市場調査」をして、
そこではどういう人間を必要として
いるかを調べ、自分がそこに受け容れら
れるには何が必要かを知ることです。

たとえばガンスミスになりたいとしても
日本で得られる知識などほとんど役に
立たず、米国でスクールに通ったとしても
芽を出すのは難しく、かなり創造力のある
ガンスミスでないと一人前にはなれない
のですよ。

ターゲットは何か、、を見定め、
それを撃つためにはどういう武器と
戦術が必要かということを考えて
ください。

世の中は厳しいです。
中途ハンパな人は脱落するようになって
います。
しかし、そこに全身全霊と命をかけられる
人には生きる道が開かれると想います。

それと米国に住み着くためには永住権が
まず必要で、金力のない若者は
アメリカオナゴと結婚するのが一番
てっとり早いのですが、これも本人の
根性次第ですね。
で、真面目な日本人を好きになる米国の
オナゴはけっこういます、が、国際結婚に
はかなりツライものがあり、これまた
根性次第というわけです。

また、何でも聞いてください。
どうせキビシイことしか書けませんが
実情を知りたい人にはお役に立てるかと。
(^_^)市  


Posted by 市 at 11:59Comments(3)語りのプラザ