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2020年04月16日

NASAという六連発

市 (2020年04月16日 20:15) │Comments(8)てっぽ


イチガンを探しているのだけど
見つからない。

チャター君、
こついは改造かなにかして他のカスタムに
なっちまったのかい?

代わりにNASAがあるよ。




「イチガンの、その姿カタチは以前に造った「ナサ」と同じだ。今のところ、あの銃の上を行くような構想が浮かばないのだ。効きの強いブランダーバスコンプとスリーホールのハイブリッド。軽量化と冷却促進を兼ねたバレルフィン。ゴジラの指だって入るくらいのトゥリガーガードなどなど、まったくナサと同じスタイリングだ。
ただ、アッチは小型軽量ですばしっこいKフレイムがベイスなのだが、コッチはド迫力の大型Nフレイムなので、その存在感には強力無比なものがある。」

と、書かれているのでNasaは、
イチガンの前からあったんだね。


グリップもスコープもついていなかったので、手元にあるのを着けてみたところ、なかなか撃ちやすそう。


先細りになり、根元は軽量化と冷却のためのフィンを入れ、先端には薄いコンペンセいターがある。弾とともに噴出したガスが大きなプレイとにぶちあたってマズルジャンプを抑えてくれる、という設計で、これは効果が高いと感じた。それにしても、こんな難しい注文をダンスキーはケロリとして作る。それもそのはず、彼はNASAからの仕事を受けているような男なのだった。


ポートは1つ、だが面積がすごい。
これを二重にする必要などまったくないと想った。


すこでも軽量化しようとフルートも入れた。
ダンスキーがNASAで働いていたところから、この銃にはNASAと命名したらしい。


このコンペを今のオートにも着けたいが、作れる人が身近にはいない。

覚えてはいないが、NASAは、タクミがスティルチャレンジに出たときに貸してやったのだという。

これでトップリヴォルヴァを獲得し
賞品には、この

パワーカスタムを獲得したという。

それを最近になって想い出し、
タクミの懇意にしているガンショップに送ったというわけね。

このころはコンペンセイターのディザインに没頭した時期でしたよ。

by 良い時代を生きたボク



  


Posted by 市 at 20:15Comments(8)てっぽ

2020年04月16日

THE ICHI GUN

市 (2020年04月16日 00:50) │Comments(9)てっぽ

こちらは、おフランスのGun雑誌でざーます。


イタリヤのマグナム誌。


アメリカンハンドガンナー誌では「イチガン」
と呼んでいました。


そしてジャパンのコンバット誌。

世界同時多発デロ事件だったのです(^O^)

このころは、原稿料が多かったぁ\( ˆoˆ )/

一社独占のオファーを断り続けてきたフリーランスの勝利です♪

アブラが乗ったころにディザインした7連発のリヴォルヴァのフォトをマロンパのチセツとはいえ心のこもった複写で回顧してみましょう。

じっさいのところ、自分でもよく覚えてないので(^◇^;)おーソーだったのかぁ・・なんて感心しているのですよ。









































そして、当時のリポートです。

    ★リヴォルヴァ マッチ★

リヴォルヴァ以外はダメという珍しいマッチが今年から始まった。
スミス&ウエッスンがメイジャースポンサーで、ホーグやバーマナイズなどもサポーターなのだ。将来は大きなマッチに発展させていきたいと主催者のマイク ヒガシ夫妻はがんばっている。
練習もナンもできてなかったが、リヴォルヴァの好きなワシは、キャリフォニアの南端は国境の街、サンディエゴまではるばると12時間もトゥレックで走ったよ。
IRC(インターナショナル リヴォルヴァ チャンピオンシップ)はなんと9種目を3日間もかけて撃つという本格マッチだ。
その内容はスティルチャレンジとIPSCを混ぜたもので、鉄板とビアンキカップターゲットの両方を使う。リロードあり、走りありというリヴォルヴァのためのコンバットシューティンなので「銃を握って闘う」という実感があり、モーレツに楽しめた。
バーマナイズを造るジョン バーマンさんとスクワッドが一緒で、いろんな話ができたことも嬉しいことだった。
ワシは、この試合にバーマナイズの7連発を使いたかったが、スピードローダーを日本で造るという計画がつぶれてしまったので、かなりガッカリしながら重いカップガンをエンヤコラと抜いて撃ったのだよ。
ゼッタイにトップにくるハズの「リヴォルヴァの鬼神」ジェリー ミチュレックが腕の故障とかで欠席し、レイサムも来れず、集まった上級シューターはマイコ プラクスコにボーダーパトロールなどの名人ポリス達というヤヤさみしい顔ぶれじゃったが、でもローカルシューターやアリゾナティームなどが60人ほど集まって雰囲気が良かった。
で、試合結果は・・・
プロクラスでは、やはりスミス&ウエッスン社のお抱えシューター、プラクスコがトップ。イーチは2位だった。
アマチュアクラスでは、アリゾナのコージ マスクラが圧倒的な強さで優勝して賞品のパワーカスタムを奪った。
コージのリロードはサーカスの見せ物になるくらい速い。2回リロードしながら15発撃つステイジで、ワシが13秒台で撃ってプラクスコをヤッツケたのに、コージのヤツはナント10秒台で撃ったのだ。
リヴォルヴァマッチで勝つためには、あの限界を究めたような素晴らしいリローディンテクニックが必要だ、と思ったね。
・・・とにかく、もチッと練習せんとイカン・・・500ドルの賞金をもらい、トゥレックでトロトロ帰りながら、ワシはそう考えたよ。

・・・練習せんとイカンな・・・ほんとに・・・・・・
ビアンキカップが生き甲斐なんて言いながら、そのじつ練習なんて2ヵ月に一度やればイーほうで、スティルチャレンジなんて試合前に数回撃つだけ・・・試合直前の練習よりも、常ひごろの弛まぬ基礎練習と研究、そして鍛練、こういった事が大切ではないか・・・
それがなんだ、仕事が忙しいだって?
んだったら仕事を減らせばいーんだよ。
そんなムチャなだって?
アマイな、そんなコッたからいつまでたってもスティルチャレンジで90秒を切れないんだ。アウターリミッツの16秒切りにしたって今のままじゃゼッタイに達成できないぜ・・・
上等な銃は持ってるクセに、もったいないハナシだ。バーマナイズの7連発・・・しかも、今や世界で有名になったダンスキーカスタムのICHI GUNを持ちながらナサケないハナシよ・・・もうイーチも来年は50才・・・がんばってはきたが、そろそろ限界かねぇ・・・・・・
そう・・・ワシはICHI GUNを持っているのだ。スミス&ウエッスンM627をダンスキーがカスタマイズ、ジョン バーマンが7連のスィリンダーをつけてくれた理想のコンバットリヴォルヴァを・・・
この銃はハンドガンナーのトップリポートで紹介され、ワシは銃のディザイナーとして一夜にして有名になってしまったというほどの銃なのだ。
・・・まったく、このままじゃバーマナイズが泣いちまうな・・・あのギョッとするような大柄で豪快なリヴォルヴァは、それにしては軽快で撃ちやすい・・・あいつを自由にふりまわすのは楽しいだろな・・・

そんな自問自答をくりかえしながらサンディエゴから戻ると、例によって仕事がワンサと待っていた。ワシは、それらの仕事を5日分に分け、一日にその日の割当を超す仕事はしないことに決めた。そして、毎日2時間は「趣味の時間」として好きなように使って良いことにした。
社会人になって家族もあったりするとな、難しいんだぜ、こんなことだってよ・・・
趣味の時間にワシはまずバーマナイズのラバーグリップを作った。グリップメイカーのホーグからもらってきたラバグリのクズをハンダゴテで溶かしながらラバグリに盛りつけたのだ。工作マンのトモでさえ驚愕するようなグリップができてしまった。
次は、ホルスタの改良をやった。
挙げた手をふり降ろせば、そこにグリップがあるベシ━━ということを目標に、位置や角度などを真剣そのものになって研究し、高価なサファリランドのホルスタをふたつ使ってひとつを作った。
このグリップとホルスタに5日間分の趣味タイムを費やしてシヤワセだった。
ナサケない話だが、今の今までワシはドゥロウについて「熟考」したことがなかったのだ。ウワー!ほんとに恥ずかしい!
スピードシュートはどのように抜き、どのように撃つのか、しっかりと考えたことすらなかったのだ!
ただただ若さにまかせ、力いっぱい暴力的に抜いては撃っていただけなのだった。
ドゥロウにも知的要素が必要だ。
だから、すべてをやり直そうと決めた。
基礎からやり直すことにした。
スタンス━━構えから考えるのだ。
これまでは前傾姿勢が良いものとなんとなく信じていたが、どうもそうとは限らないという気もしている。ちょっと腹を前に突き出すようにして立ったほうが抜きやすいしスイングも安定するのではないかとも思うのだ。
それよりもなによりも、ドゥロウする直前は力を抜き、銃を抜くときも不必要に力をこめずにスルリと抜きあげるのが大切なのだが、その要領を会得したい。
そうして週末、
ゆうこさんが見てないスキにトゥレックでマリポサに逃げた。
ミッキーのレンジで二日間の練習なのだ。
とりあえず、自分の技量を知るためにアウターリミッツに10回戦を挑んだ。
25ヤードに2枚の12インチ、40ヤードには18x24インチのラクタングル、そしてストッププレイトは20ヤードの12インチ━━これがアウターのセットアップ。
この5枚を4秒以内に撃つ、それを4回続けられるようになるまで・・・・・・
カンタンに10回戦というが、一回戦は5ストリングなので25発は撃つ、だから10回戦は250発ということだから時間は意外にかかるし疲れもする。
で、成績はとゆーと、目標の16秒を切れたのは2回だけで、あとの8回は17秒台なのだ。
これはヘタではないが、だれも感心してはくれないというヘーボンなタイムだ。
10回連続で16秒を切れば、エイスのカードを4枚ならべたくらいの強烈さがあり、これならばスティルチャレンジでもベスト20に入れる上等なタイムだ。
今のワシでは50か60位でしかない。
さて、この10回戦の記録を分析すると、なによりも初弾の不安定さが目につく。
初弾で時間をくうかミスする確率が60%もあるのだ。
つまり、とりあえず初弾の確率を上げれば良いというワケだ。
それもメチャ速く撃つ必要はなく、1.5秒を切ってさえいれば無理なく3秒台をキープできるということが判った。
そこで、翌日は初弾だけの練習。100回ドゥロウを3回やった。
ヒット率は65%と低調そのもの。
理論はともかく、技術の習得ということの難しさと遠い道のりの存在をガツンと教えられた。1.5秒とはいえ、相手は25ヤードの距離、シロートだったらゆっくり撃ってもミスのでる遠さなのだからハンパな練習くらいでは歯が立たない。
とにかく、なにをやるにしても大切なことは、一度にすべてを習得しようと欲ばらず、自分の弱いところからひとつひとつ強化しようと努めることだ。
結局、二日間がんばっての収穫は、アウターは手ごわく自分はヘタだという事実がいっそう明瞭な真実になったという事だった。週末の練習一回くらいで折れてくれるアウター様ではないのだ。
でも、千里の行も足下の一歩からだ。とにかくどこまで続くか歩いてみよう。歩きだしてみないとなにも始まらず、成長しないままトシだけを重ねるというつまらんことになるではないの、ね?
しかし、こんなショーもないことで本気になっていられる自分は幸福だと思ったな。
人生は退屈しのぎ━━
だが、どのように人生という退屈をしのぐかは、その発見が難しいのだよ。ねっ?
えっ?そんなことよりイチガンに載ってるスコープが気になるだって?
えー、これはサイトロン社のプロトで、ただいまテスト中じゃ。他のダットサイトよりも短くて軽くて太い。フロント支持だけで.44マグナムのキックに200回耐え、4千発の.38スペシャルにも耐えている。
アメリカでの発売は順調に行って夏ごろで日本発売の予定はまだ立っていない。
コイツが出たら、他のはゴミ箱しか行くところが無くなっちまうほどのスゴモノだぞ。
これ以外はキギョーヒミツじゃ。
イチガンの、その姿カタチは以前に造った「ナサ」と同じだ。今のところ、あの銃の上を行くような構想が浮かばないのだ。効きの強いブランダーバスコンプとスリーホールのハイブリッド。軽量化と冷却促進を兼ねたバレルフィン。ゴジラの指だって入るくらいのトゥリガーガードなどなど、まったくナサと同じスタイリングだ。
ただ、アッチは小型軽量ですばしっこいKフレイムがベイスなのだが、コッチはド迫力の大型Nフレイムなので、その存在感には強力無比なものがある。
Nフレイムというのは、あの『ダーティーハリー』の.44マグナムリヴォルヴァの強力ボディーそのものなのだ。
フレイムが大型ならスィリンダーもでっかいので、.357マグナムなら7発分のチェンバーをあけられる。と、いうことで、それを実行したのがバーマナイズのジョン バーマンだ。
バーマナイズ社にNフレイムを送ると4週間ほどで7連発になって戻ってくる。値段は5万円くらいからイロイロだ。なにをどう頼むかによってプライスはちがう。
M29みたいな.44マグナムだったらバレルも.357に替えなければならない。
ワシのようにジェッタイにステンレスでいきたいとなるとM627という入手困難な品薄モノを探さなければならない。もっともワシはバレルを替えるのでM629でもよかったのだがね。
安くあげたかったらM27かM28で、スコープマウントさえ載せたらそのまま試合に持っていける。
“フルムーンクリップ無しでやってくれ”
ワシは注文するときにそう頼んだ。
基本的にはフルムーンクリップで造る、そのわけは7連のスピードローダーが無いからだ。フルムーンクリップならマズマズ早いリロードが可能だが、クリップなしだと
「手ごめ式」になる。
なぜ、そうしたか?
じつは、ワシ、サファリランドのスコットに話してコンプスリーのメカで7連のスピードローダーをジャパンで造るからそれをサファリランドのブランドで売り出してくれと頼んで、そういうことになっているのだ。
ところがドッコイ、ジャパンのメイカーが製作に失敗して、それきりビビって造ってくれないのだ。
初めは千個とか、そんな数しか売れないだろうが、とりあえずサファリランドというメイカーと取り引きを始めたら後々の展開には良いものがあると思うのだがなぁ。
だれか、このプロジェクトを手がけてみたいという人がいたら連絡下さい。ワシへの手数料としては完成した7連ローダーを10個もくれたら充分ですから・・・
と、ゆーワケで、プロトのリローダーがひとつだけあって、あとはホープレス(希望ゼロ)という今日このごろなのだよ。
でも、スティルチャレンジはリロードがないのでこれでもいける。でも、やはり、とりあえずはフルムーンクリップ用に戻してもらおうかなと考えてしまうね。

さてさて、それから2週間後のこと、
ワシは再びトゥレックで脱走した。
こんどは、金曜日から火曜日までの5日間という長期逃亡なので、さすがにゆうこさんは怒った。そして途中まで追っかけてきたがワシがオンナ連れでないことが判ったら戻って行った。ハーハハ・・・助かったぜい。
この休暇を略奪するために、ワシはケンのように素早くスチャチャチャとフォトを撮って、パパパッと送ってしまったのだ。送ってきた銃をその日に撮って、次の日にはフォトも銃も送り返すという妙技さえやってのけたんだぞ。
早撮りのケンなどは、銃が到着して2時間後には別冊の一冊分くらい撮り終わって10キロ歩きに跳びだして行く(マ、まさか!)が、ワシはヒジョーに仕事がノロい。今回は練習をするという悦びが待ち受けていたのでガンバレッてしまったのだ。
マリポサに着いたワシは、さっそく練習にかかった。大自然のなか、トゥレックでキャンプしながら銃を撃つ━━こんなゼータクが許されるのかとコワクなるような素晴らしい感動にひたりながら、だ。
5日間の練習メニューはカンタンなものにしておいた。
☆朝一番にアウターとの一本勝負。
☆1.5秒の初弾撃ちを100発。
☆ビアンキの初弾練習60発。
そう、これだけだ。
抜いては撃ち、抜いては撃ち・・・これだけを繰り返す5日間だ。
基本にもどって素直な心で練習した。
単調でタイクツそうな初弾撃ち。だが、これには深々とのめりこむような魅力があって我を忘れて撃ち続けた。
太刀を一千回素振りしても、まったく同じ太刀すじというのは無く、千回振れば千とおりの太刀すじになるものだ━━と、宮本武蔵が書き残しているが、実にそのとおりだと思った。
ハンズアップから銃を抜き、ターゲットを狙ってトゥリガーを引くという、その短くて単純そうな一連の動作には、途方もない複雑がある。起があり、承があり、転があり、そして結があるのだ。毎回が驚きと発見のある瞬間のドラマだった。
ドクター アキは、銃を撃つ時の人間が使う神経の数ときたら想像を絶するものがある、と言うが、それも実感できた。
で、そんなかんじでウットリと練習したわけだが、どれくらい上達したかとゆーと、それがまーたジェンジェンなのだ!
100回ドゥロウは77から80%の確率で、前回の65%よりは良くなったものの、最低目標の90%にはとても及ばない。
かんじんカナメのスタンス━━立ち方、重量配分、呼吸法など、あまり判らないままに日は経ってしまったのだ。
朝の一番勝負は、一回だけ15.01秒という素晴らしいスコアが出たが、あとは以前のままで成長のカケラも見えない。
だが、ナーニ、
5日やそこらで何か得ようなんて、そんなムシのよい考えなど初めっから持っとらんから失望はせんとよ。
自分の動きが見えてきたから、これからは毎日、部屋で100回ドゥロウをやって研究するんだぜい。
がんばるからな!
それにしても・・・だ。
日本からスティルチャレンジにやって来るシューター達の日常の練習がどれくらいハードなものか想像できてオソロシーと思ってしまったよ。
おーい!みんなガンバロゼー!

                イーチ

by マロンパよありがとう・・と、敢えて複写技術への不服を苦虫を噛み殺すような気持ちながら平静を装い、立派な社会人のふりをして心の底から笑顔でお礼を述べるという驚くべき度量のある仏様やイエス様のようなボク(^O^)  


Posted by 市 at 00:50Comments(9)てっぽ