2017年10月10日
石屋のイーチ
市 (2017年10月10日 13:05)
│Comments(8)
│語りのプラザ

今日の相手はこれだ。
2センチほどの厚さの石だ。
いつ頃できたものか知らん、
6億年か12億年ばかしの年代もんだろ。
どうせマグマ大使の作だな。

ダイヤモンド ノコが届いたのは
午後1時であった。
ちょっと風邪気味で倦怠感のあるイーチは今やハヤシとそれをヒターチに取り付ける。
・・・ほんとに石が切れるのだろうか?・・・
イーチは不安だった。
ダイヤモンドかサムライモンドかしらないが、アマゾン河にたったの9ドルを投げて釣り上げたノコであった。
こんな安ノコでは群馬のコンニャクだって切れはしないかもしれない。
回転する刃を石に当てる、ジャーンと甲高い音がする、とたんにキュイーンキュルキュリギリリンバシン!! となっても驚かないだけの覚悟があった。
イーチは深呼吸をし、お餅を食べたような面持ちで慎重にスイッチを入れる、ヒターチは勢いよく回った、刃を石に当てた。想ったほどの抵抗はない 回転刃は進んでいた さらにゆっくりと前方に押す ずいい〜とヒターチを送る そのままいったん止めて刃先を見る 3センチばかり石に食い込んでいた キレイなカットの跡が見えた。wow とイーチは小さく叫ぶ。なんということだ!! こんなに簡単に石が切れるとは!!
突然、ギャンと日立のボディが浮いた、とたんに蹴ったようにそれは宙に浮き反射的に手を放してしまう、すると電動ノコは回転しながら顔面に向かって落ちてきた!! ハッと無意識に手で払う、だがノコは指を三本も切り落としながら頭を殴打した・・・
なんてことになるやもしれん。そんなこたないだろうが まあいいだろう。
イーチは油断なく石を切り続けた。


ものの3分で2フィート切れていた。
石屋にカットを頼めば1フィートごとに10ドルとられる。自分でやれば3分で20ドル稼いだことになる。
買ったノコ刃は3枚、計30ドルといったところだからタチマチにして元をとれるわけだ。

これは石用のグラインダーだ、エッジを整えることに使う。これでやると木を削るのとそれほど変わらない感覚で石が丸くなってゆく。

これはマキータに付けた4.5インチのダイヤモンドノコだが、こいつはゴキゲンな道具だぜ!!
ゆるいカーヴならスイスイと切れるんだ、まったく驚いて唄いながら仕事してたんだ、
そしたらな通りかかりのオッサンが話しかけてきたんだわ、
よぉ〜セーがでるな〜(^^)
いや〜たのしくやってるぜい(∩.∩)
あんたソートーなプロだな〜!
どうしてソー想うんや?
オレだって一人前のハンディマンよぉ、
アンタの手さばき一目見りゃ解るって・・
機械をさりげなくむざつさくに
扱うところなんか鮮やかなもんだよ♪
そーかー(*^^)まあ石屋やってカレコレ
60年にゃなるけんな〜(^ニ^)
ほほう、そんくらいやらんとアンタほどにゃなれんわけか・・・オレもあんたみてぇにむざつさくに道具を扱うようになりてぇわ(^-^)
まあ、やってりゃ自然にできるようになるさ・・そりゃあともかく、オマイさん、そのムザツサクってぇのやめてくれんかの?・・・
なんでやー? じゃあなんていえばええんでぇ?
ムゾーサちゅうたほうがええで・・・
それゃどっかの方言じゃねえのかい?
いやな、漢字で無雑作と書いたらオマイさん、そりゃ「むぞうさ」ち読むんがフツーなんや
おー! アンタ学もあるんやな〜(^^)こりゃええこと聞いたから、これから帰ってニョーボにもおせーてやっか・・・じゃあな(^-^)/
(^o^)(^○^)(^◇^)
ちゅう会話だったんよ、
おもろいだろー? はははは
だけどこれウソなんだわ。
アメリカ人がMUZATSUSAKUなんて言うわけないからな。

まあ、そんなこんなで身体中が石粉でまっしろ白になりながら働いたんよ。

6時間後にはなんとか切れていた。
シロートが初めてやったにしちゃ上出来よ。まあ専門家が初めてやるわきゃないがな(^◇^)
しっかし、ダイヤモンド刃っちゅうのはスゲエもんだわ、オミヤがダイヤモンドに目がくらんでカンイチから逃げたのは今おもえば正解だったわな。

と、いうわけで 日暮れまでにはオオザッパな石カットが終わりました。
ここが一番の難所で、あとはグラインダーで角をとったりラインを調整したりしてラストにはモルタルで固めるという市人未踏の仕事があるわけです。
いや〜(^◇^;)初めてなのでキンチョーカトリセンコーでしたが、なんとかやってのけましたよぉ〜ヽ(^0^)ノ
もうすっかり石屋になりましたからね、クルマのエンジンくらい石で造れるよMIZさんやい
(^0^)ノ
どのタイプのエンジンかって?
とーぜんだよ
↓
↓
イシプロエンジン
わーーーー\(^O^)/
ちっともおもしろくなぁ〜い(^◇^)
けどおもしろーい(^o^)∈^0^∋(^。^)
∈^市^∋ ヒャヒャヒャ