最近のコメント
アクセスカウンタ
タグクラウド

2017年06月30日

あぶら缶

市 (2017年06月30日 01:37) │Comments(10)市ホルスタ
あぁ、イチローさん、本当に宝箱ですよ。 元の持ち主の方を思うと本当に涙が出ました。 いろんなものを作り工夫し、その都度工具も揃え。 沢山失敗して、沢山学習して、沢山工夫して、沢山沢山良いもの造って。 仕事ではないですからね。 仕事なら1本ウン万円もするエンドミルもまとめて経費で購入。 ウン万円もするダイヤルゲージやノギスを落としましたー、ってヤツがいても、仕方ないなぁ〜、で経費で購入。 (10万?20万?、あっそう。ってな感じ。) ガレージ工房、バックヤードビルダーは違いますからね。全部自分のサイフから。 山盛りのバイトに山盛りのエンドミル、回転ステージに箱入り新品コレット。どんだけ使ったの?って感じ。 (自分も含め、イチローさんのブログに訪れている人達も一緒でしょうね。どんだけ使ったの?に関しては。) 本当に良いもの達を引継ぎました。 刃物やその他一式、本体より価値有りです。 (ホント正直に、あぁいいな〜、ですよ。) 試運転も無事終わられたようで何よりです。 ダウグ似のタクミさんからのアドバイスがあれば上達も早いですね。 ただ、回転体と刃物です。安全には十分な配慮を。 アルミの切削は、ワークや刃の回転速度は速く、潤滑冷却は十分に。です。融点が低いので潤滑冷却が不十分だと溶着凝着が発生して構成刃になり切削性が極端に悪化して刃の寿命を短くし、仕上がりも悪くなります。 真鍮もアルミと同様です。アルミよりは融点が高いのですが注意が必要です。 アルミのような非鉄金属の切断切削加工ではとにかく、構成刃先を生成させない!が重要です。 切削油の種類も重要になってきます。 卓上機だとエマルジョンタイプやソリュブルタイプは使いにくいと思いますので、植物エステルや合成エステル系の切削油がオススメです。 鉱物系の切削油スプレーでも良いのですけど、エステルの電気的な金属表面への結合力には敵いません。 油膜強度とか言われてますけど、エステル分子が刃の金属分子と電気的に結合しているので潤滑性、熱伝導性に優れてます。 (エステル分子はプラスに帯電し、金属分子はマイナスに帯電。電磁気力は宇宙を支配する4つの力の3番目、重力より強いですから。) 話がブッとびますが、私が最近行ったテストでは、ナノカーボンを含有させた切削液ってのもあります。 切削性、洗浄性、コスト、等々非常に良い結果でした。 まだ普及してないですけど。今後の主力でしょうね。 トヨタ系列は採用しているみたいです。MIZ

あぶら缶

読み返しが楽になるよう、テクスト米はここに転載しておくんです♪

でね・・・なぜかワシ油缶が好きでさ(∩.∩)

ジュニヤーの旦那さんについては名前も経歴も聴いてはなく、ただ知っていることは・・・

“ねえジュニヤー、ハズバンドとはどう知り合ったの?”

“あるとき彼が散髪に来てね 私はヘヤドレッサーだから彼のヘヤカットをしたのよ、そして結婚しちゃったのよ、1985年ロサンジェルスでだったわ・・・”

“それはナイスなストーリーだね、そういうの好きだな〜♪”

といったような話題が優先されているのですよね(^-^)

このアブラ缶、タクラマ缶山脈で獲れた貴重な金属で作られたモノとかじゃなくて、ガンスミスのショップにいけば常に機械のそばでチンザマシマシしているヘーボンな缶なのです、が、ワシはいつもコイツの存在感に心を打たれていました。
自分がこいつを使って機械にオイルを飲ましてやる日がくるなんて・・・それはひとつの夢でしたよ(^。^)
この缶にはアブラが半分以上入っていて、レバーを押すとニュッにゅっニュッとなんともいえない柔らかなタッチで油が出るんです。
そして、これ用の皿を持ってオドロキました→重いのです。厚手のアルミ製に見えるのですが、なんと内側には鉄のリングが入っています。たぶん、アブラ缶を持ち上げたときにくっついてこないように重くしてあるのだと想うのですが、そのゼイタクさはワシを嬉しくさせてくれます。

で、これを使った時にハッとするものがありました。
胸にジンとくるものがあったのです。
旦那がこれをいつも使っていた、そしてこの魅力的なヌルイ感触を味わっていた、今はワシがそれを味わっている・・・ああ、旦那に会ってハナシをしたいなぁ〜・・・と、そう感じたのです。

“あのオイルボトルはナガタファミリーのトゥレジャー(宝)としてあなたを忍びながら使わせてもらいますからね・・・”
と、言いたいのです。
すると彼は、自分の機械が君に渡って嬉しいよ、と言うに決まっています。

やがては、ケンシロウがこの油缶でさしながら亡き父を想いだして涙する日がくるでしょう・・・。

そういった人間のロマンを馥郁と与えてくれる、それがこの缶なのです。
(馥郁→ふくいく=香りただようこと)

佳い機会に、良い機械に出逢え、善い人から譲り受けることができました (*^_^*)

あぶら缶
これまでに、幾度もマシニストのフォトをこのようなアングルから撮影してきました。常に尊敬と敬愛をこめて精一杯ドラマティックに表現してきました。

こんだワシがモデルになる番がきました(^o^)

機械工16番級のド新米です(^○^)

よろしくオニガイしますだ

えー、、ハナシが超弾しました。
ここで知りたかったことは、
どこでどのようなオイルを買えば
いいのかという具体的なことを
教えてほしいと・・・(^◇^;)

ところで、このような普通の人々とは縁のない機械のことを書いているのに、すごく皆さん反応してくれてワシは内心でも外心でも驚いています。

想うに、ここの人たちはワシと同じような「少年達」なんですね〜!(^^)!

 市






同じカテゴリー(市ホルスタ)の記事画像
ここれは何ぜすとぉ???
その名は SMOOZEST
レフティーさんご予約
最良のマッチホルスター
良子さんと全力で戯れました♪
良子のオシリを掘る♪
同じカテゴリー(市ホルスタ)の記事
 ここれは何ぜすとぉ??? (2022-01-09 13:11)
 その名は SMOOZEST (2020-02-12 05:42)
 レフティーさんご予約 (2020-02-11 12:50)
 最良のマッチホルスター (2020-02-10 13:18)
 良子さんと全力で戯れました♪ (2020-01-13 12:34)
 良子のオシリを掘る♪ (2020-01-13 01:38)

Posted by 市 at 01:37Comments(10)市ホルスタ
この記事へのコメント
やがてケンシロウくんはマシンの魅力に憑りつかれ、全米1のシューター兼ガンスミスとなってゆくのでした。

なーんてことになったら最高ですね v(^_^)v

by 40年前、金型の仕事をしたけどモノにならなかったヲトコ
Posted by ももすけ at 2017年06月30日 06:57
おはようございます~市郎さん~。
幼き頃、市郎さんを尊敬し この方のようになりたい‼と目標にした、当時の少年たちが昔の心のままに集える場所が市郎さんブログなのですね✨皆様からパワーいただきます✨✨
Posted by 福島県の河崎鉄聖 at 2017年06月30日 07:39
イチローさん。イチローさんの事なのですが、我が事のように嬉しいですよ。
Posted by 張れ晴れショー at 2017年06月30日 08:11
イチローさーん。
見た目はヲヤヂ中身はお子ちゃま、のひとりです!。
小難しい事を書いたりも出来ますが、Gun具大好き!で、高くて珍しくてとか「限定品」とかにめっぽー弱い。

そうそう、切削油切削液です。
メッチャ長いです。

切削加工現場の主力になったマシニングセンター等の数値制御の多軸加工機。
これらマシンに使うのはソリュブルタイプの水溶性切削液。常時大流量で刃とワークにかけ、冷却と潤滑を行います。
切削液はマシン内を循環し常に必要な流量を確保しています。
卓上加工機ではこの循環システムの構築は現実的ではないので、写真のようなオイル缶オイル注しでの注油になります。
スプレー缶も有りですが鉱物油系ばかりで。
水溶性切削液の場合は冷却が主になりますが、卓上機だと冷却目的で切削液を使えません。なので切削抵抗を抑えて加工熱を抑制する潤滑性が求められます。
私がこれまでテストした切削油切削液は20種以上あります。ただ重切削はしていませ。板厚20㎜までです。
(きちんと報告書として提出し、国内4工場とアメリカの1工場に新油として採用しました。)
私はアルミ屋なので非鉄金属用としての評価なのですがメーカーさんは鉄系も同様だと、むしろ切削油切削液としての評価はアルミの方がキビシイとの事。
確かに鋼材だと全く問題無くてもアルミだと全然ダメもありました。

で、引張に引張った具体的な製品名です。
全て植物エステルベースで合成エステルや添加剤を入れて動粘度や防腐防錆性等々を調整しています。
基本的にミスト噴霧タイプですから、霧吹き程度の塗布でOKのはず。油缶でももちろん問題ナシ。量で切削性は変わりませが冷却には優位になります。

(アマゾンやホームセンターで購入可能だと思います。)

オススメ順です。

メーカー名
FUCHS (フックス)
油種
PLANTCUT 20S
PLANTCUT 10S
MICROPLUS 20

プラントカットの10と20の違いは動粘度の差です。動粘度10と20。10はサラサラで20は少々ドロッとしてます。
油缶だと20だと思います。
ミクロプラス20は動粘度20。切削性は今回紹介する切削油の中でピカ市!。
ダントツの性能です。切削抵抗20%ぐらいダウン。名大教授と共同開発!とか言ってました。ただ、お値段もダントツ!。だから個人使用は?です。
私のところでは薄板加工のビビリとバリ防止にだけ使用。
特記事項として、FUCHSの製品には粘度調整材としての高分子ポリマーが入っていません!。汚れ付着防止に効果大です。その他のワルさもしません。


メーカー名
カストロール
油種
CARECUT ES2
CARECUT ES3

ケアーカットの2と3はプラントカットの10と20と同等品です。
こちらは粘度調整に高分子ポリマーを使用しています。マシンに付着した油を拭き取ってもポリマー成分が微妙に残り、いろんなワルさをします。
プラントカットが入手出来ない場合はこちら。
カストロールと言えばSYNTILOなんでしょうけど水溶性ですから除外です。


私、切削油に添加してある高分子ポリマーで製品品質的に痛い目にあっているのでイヤなんです。
ポリスチレンの分子構造と似ている為のトラブルだったのですけど。
だって私、化学屋さんじゃないし!。


プラントカットもケアーカットも生分解性の切削油ですから環境に対しても人体に対しても悪影響は少ないです。
デメリットはやはり価格でしょうね。
パラフィン系の鉱物油と比べると高価格ですから。

以上、長々と書きました。
Posted by MIZ at 2017年06月30日 10:35
MIZさん、
アメリカアマゾンに
TRIM Cutting & Grinding Fluids OM300/1 Straight Oil, 1 gal Jug
というのがありますが、これはどうですか?
Posted by 市 at 2017年06月30日 14:36
イチローさん、トリム製品は試した事がありませんでした。
取引先の商社では取り扱いしてなかったです。

OM300のデータシートを見てみましたけど、ベースオイルが何なのか等欲しい情報が無かったです。
汎用旋盤なんかでは一般的な循環装置で使用するたれ流しタイプの切削油だと思います。
(パラフィン系の鉱物油がベースオイルの様な気がします。)

もちろん油缶でも使用出来ますが、塗布量がどのくらい必要かは分かりません。

先程紹介したフックスやカストロールの切削油はミスト噴霧タイプ(セミドライ加工用)ですので、1〜2秒ぐらいに1回霧吹きみたいな感じでシュッと塗布すればOKです。

ん〜。とにかく試してみる。ですか。
沢山かければ冷却に優位になりますから、多少の切削性の問題は誤魔化せますし。
でも、汚れるし。んー。

うぇー。なんか信頼性の無い回答になってしまいましたー。根拠が紙のようにウスイ。
イチローさんゴメンナサイ。
Posted by MIZ at 2017年06月30日 17:38
イチローさん、切削油情報の続きです。
アマゾンジャパンで探してみたところ、植物性切削油でヒットするのが植物性エステルベースの切削油です。
ミスト噴霧のセミドライ加工用ですので使いやすいと思います。

ただこの製品、アメリカのBluebeのパクリのような気がします。
価格も近いし、ブルーに着色してあるし。

Bluebe(ブルーベ)も使用しましたが、価格と性能のバランスが取れませんでした。
他社製品と比較して製品差はほとんど無いのにお値段がお高くて。
高分子ポリマーもたっぷり入っているタイプもありましたし。

本家アマゾンでは Biodegradable Cutting Fluids (生分解性切削液)と表示されているのも植物性エステルベースの切削油だと思います。

ところで、植物性切削油って英語では何と言うのでしょう?。
これでヒットすれば間違いなく植物性エステルベースの切削油なんですけど。
Posted by MIZ at 2017年06月30日 22:32
はじめまして
初めて書き込みする者です。機械設計をやってます。

ネットで機械加工の動画を見ているとアメリカの個人Machinistたちが、
アルミの切削加工時の潤滑には「WD-40」が良いと言っているのを頻繁に目にします。
ただし、煙が酷い、火災の危険があるという反対意見もあります。
私が良く見ているのはYoutubeのAbom79さん、mrpete222さん、oxtoolcoさん、NYC CNCさんのチャンネルです。
少しでも何かの参考になればと思いまして。


すみません、はじめましてと書きましたが
実は、以前、イチローさんに会った事があります。
1986年の夏にイチローさん宅にお邪魔して大変ご迷惑をおかけしました。
Posted by かわせ at 2017年07月01日 11:15
エステルで検索して目に付きました。
カストロール、フックスさん共に営業の方に来てもらい話を聞きましたが、プランカットES2(粘度10)に関しては、ほぼエステルベースのみで、ボリマーは入ってないそうです。そればかりかリンや硫黄などの極圧剤も無添加だそうです。プランカットは10sでなく、909Jで商談しましたが、こちらはりん、硫黄系添加剤を使用しているようです。切削・研削油の場合、ポリマーは粘度指数向上のためというより、アンチミスト剤として投与するみたいです。
Posted by あさきち at 2019年07月03日 23:07
あちきちさん、
貴重なインフォありがとう(^O^)/・・メソポタミヤ語を読むように難しくて解らないのですが、書き込みに感謝いたしますぅ♪
Posted by 市 at 2019年07月04日 02:45
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。