TACTICAL LIFE

初めて書かせていただきます。 タオーレンプレイトを撃った後の、弾頭はどこに飛んでいくのでしょう。普通のフォーリングプレイを撃った後とは違う飛び方をするのでしょうか。危険はないのですか？ 教えていただきたいです。よろしくお願いします。
松浪和夫



まず言えることは、
タオーレンもフォウリングもタマが当たって
砕け散る様子は同じです。

これがタオーレンですが
その下を見るとナニヤラボタン雪のような
モノが散らばっています･･･
そこんとこをクローズアップすると

ほらほら、ね?
ボタンナマリがぽとぽと落ちています。

これらはターゲットをヒットしたタマが
ペッチャンコになってポトリと落ちたことを
示しているんです。











ごらんのように、ナマリオンリーだろが
カパーコーテッドだろがジャケテッドだろが
すべてフラットになります。

これらほとんどはターゲットの周辺にポタッと
落ちますが、中にはポーンと上のほうに7m
ばかし上がって落ちることもあります。
場合によっては10mくらいまで手前に
飛んでくることもありますが、コチンと
当たるていどで痛くもかゆくもありません。

ナマリはターゲットに当たりながらつぶれる
ので、ピンポン玉のように勢いよく
跳ね返ってなどこないのです。
ただ、鉄板に当たって四散した破片が
ターゲットフレイムや脚などに当たって
様々な方向に飛ぶわけで、ディザインする
ときはこのことを考慮し、出来上がったら
充分にテストしなければなりません。

フラットになった本体は遠くに飛ばなくても
破片や粉となった部分は四散しますからね。



で、このような破片は、たまに30mからでも
飛んできます。厚さは1mmもないので服の上に
当たると知覚できないほどですが、肌に直接
当たるとピシッと感じることができるていどです。

概して言えることは、シューターの方向に
跳ね返ってくる破片は威力がなく、ターゲット
の真横に飛散する破片はケガをするくらいの
パワーがあり、当たると飛散･･
いえ悲惨なことに (^_^;

ですからけっしてターゲットの横にいては
なりません。

また、ターゲットは常にフラットでなくては
ならず、ライフルなどで撃ってクボミができた
ターゲットは、とても危険です。
なぜかといえば、そのクボミの端あたりに
当たった弾丸はクボミの曲面をグルンと伝って
撃った方向にすごい勢いでもどるからです。

フラットな面であるかぎり、タマが跳ね返る
ことはないわけです、が、横に飛んだタマが
何かの角に当たってこちらに向かうことは
あるのですよね。

ヤメロっちゅうのに、撃ってドテッパラに
ブスッと刺さったFBIの仲間がいましたよ(^o^)
眼に当たったら失明です(@_@;)ﾎﾝﾄ

それと、洗濯機や冷蔵庫の捨て場で45口径を
撃っていたら、跳ね返った弾丸がとなりの
兄さんのアゴをヒット(>_<) 重傷を負った人も
いました。
多分、モーターかなんかの角に当たったタマが
さらにもう一回他の何かの角に当たってもどって
きたのでしょうね。
曲面の多い金属類は跳弾となってこちら側に
飛んでくること多々なので、撃ってはイケマセン。

というわけで、鉄板ターゲットは危険ではないとは
言い切れません。タマには手や顔に破片が刺さる
こともあります。でもそれは大型の蚊に刺された
ていどのキズで･･･内臓にまで突き刺さるほどの
威力なんて聞いたことがありません。
あったとしたらよほどディザインが
悪いのでしょうね。

跳弾させない、という気配りのある
ディザインが大切なのですよ。

ただし眼だけはゼッタイにプロテクト･･
つまりメガネをかける必要があります。
角膜なんて柔らかいですからね(◎-◎;)

あ、メガネはそこらのプラスティックので
充分ですよ♪

これがン十万発も鉄板に撃ち込んできた
ワシの鉄板リポートです(^-^)/

これらの経験が鉄板ターゲットをディザイン
するうえで、とても役に立っていますよ♪

じつは今日は、これから建設される訓練所で
全面的にウチのターゲットを採用したい、
というバイヤーとのミーティングがあって
嬉しいのですよん∈^0^∋

市