最近のコメント
アクセスカウンタ
タグクラウド

2013年10月27日

写真家になる!!

市 (2013年10月27日 03:45) │Comments(3)語りのプラザ
今の日本も「一流企業に就職→最高な人生」という図がまだはびこってます。そんな中私もイチローさんのように「写真家になりたい。ダメだったら黙って腹を切ろう」という覚悟で、周りの一般的なアドバイスを押し切って、イチローさんと同じ学校に入りましたので、その決心とても理解できます。 >>依頼を受けて写真を撮ってオカネをもらう。 ↑ワシにとってはこれが最高な人生だと 考えていたのですよね◠‿◠ϡ そのとおりだと思います。私も今それこそが、一流企業に入るよりももっと素晴らしい最高な人生だと考えてます。 志を立てて、命を張って同じ写真家の道を歩みたいと思います。 
キース

良いフォトを撮るというのは、さほど難しいことではないのですよね。志ある人なら誰でも「使える写真」を撮れるようになれます。
ただし、競争はありますが・・。

で、もっとも難しいのは
「どうやって売り込むか」ということです。

残念ながら、日本は「コネの国」という
部分がはびこっています。
フォトグラファーを雇う人が「写真の腕前」で依頼するのではなく、たいてはコネとか、自分が個人的に都合が良いとか好きだからとか、そういった理由が優先されるのです。それと雇う人が自分の眼力をもっておらず、周囲の評判やキャメラの高いのを持っているかとか、過去にやった仕事を観て安心する、、とか、そんな場合も多いのです。

クリエイターを雇う場合、その人自身がクリエイターでないと相手を選ぶ「眼力」がないわけで、日本の場合は「実力」で選ばれることが少ないのが現状ですね。

そういう意味では、アメリカ人はまったく違います。
編集者からしてもセンスの高い人が多く、フォトグラファーの感性を最優先して選ぶ場合が多いのです。腕が悪いと、それがたとえ自分の友人となっていても切って他のフォトグラファーにすげ替えることも多いんです。
友人だからヘタでも雇っている、、こんなふうだと必ず上からモンクがきて、その本人も首を切られることもあります。

ある時、会社のオーナーがテッポ写真のドエラク巧いフォトグラファーを見つけて、部下の編集長に「彼に依頼しなさい」と言いつけました。でもその編集長はジャップがきらいだったので依頼しないままで続けていました。すると一年後の企画会議で売り上げの伸び悩みが議題となり「そうなった原因はいいつけに背いた編集長がイケナイ」ということになり、彼は即刻に解雇されました。

アメリカでは売り上げに貢献しない編集者やアートデレクターや、ディザイナーもフォトグラファーも価値はないと見なされます。
雑誌の売り上げは毎月厳密にチェックされ、その理由や原因を追及されます。読者から人気のあるライター、そしてフォトグラファーはとても優遇されます、が、人気が落ちると早々に解雇されます。

「金の卵をどんだけ産めるか??」

これがコマーシャル アーティストの価値なわけです。

そういう意味ではスポーツ選手と一緒ですね。
ただアートジョブの場合は、数字で能力を示せない
ために「インプレッション」という秤にかけられる
わけで、ここにコネだのポリティックだのが
入り込んで事態をフクザツにするわけです。

ともあれ、フォトグラファーになるには、まず
「どの分野のフォトを撮るのか」ということを
決めたほうがよいです。
大きく分けて「報道かコマーシャルか?」
だいたいに報道分野では食うに困ることが多い
のでコマーシャルをやることに・・・

で、コマーシャルでは何にするか?・・
ファッション? 商品撮影?・・
これらは分野が広く、たとえばブツ撮りにしても
建築あり、インテリアあり、宝石あり、電子機器あり
と細分化され、それぞれによく勉強した人達が撮って
います。
生き残るためには「なんでも屋さん」となって
七五三の記念撮影から結婚式、オートバイのポスター
などと広範囲に仕事をこなし、やがて自分に合った
専門分野で他の追従をゆるさない腕前を身につける
ことで収入も安定してくるものです。

ところで、キースさんはそろそろ進路を
考えていますか?

興味のある分野があったら、そこの人たちと会い、
彼らが何を求めていて、自分は彼らの必要としている
映像を創れるのか?・・・とそういったことを頭に
ダウンロードしながら道を定めていかないと、
ただ宿題をこなしているだけでは卒業後からの
スタートが遅れることになりますよ。
実は、ワシもそのクチだったので、神田の印刷所の
写真部でサラリーマンとなって苦しい日々をおくる
ことになりましたよ。

まあ、学校を出てから本当の苦労が始まるのが
常で、、ここで「志のパワー」が試されるのです。

で・・ですね、ワシはこれから風景写真をもちっと
本気で撮ってみたいと想っているのですよ。
風景といっても、有名な場所のすごいスポットとか
行くのに交通費がかかるとかではなくて、そこらの
道とか樹とか草花とか・・心に染みいるような感動を
フォトに焼き付けてみたいと・・・
こうなると感性のショーブなのですが、それを
理解して感動できる人ときたら掃いても掃いても
いくら掃いてもなかなかホウキにかからないほど
少ないわけでね〜(^0^;)(;O;)はっはっは・・・

そんなフォトをSATマガに載せたヒにゃ
ストラヴィンスキーが春の祭典を初演した時の
ように聴衆は怒って騒ぐわけで (^◇^;)(•̥̀  ̫ •̥́)

でも、このブログの読者さんたちの中には
レセプターの発達した人が散見されています
から、そういうフォトによる詩も売り込める
かと・・・いえべつに売るわけではなく、
自分としての挑戦ですがね。

カネ目当てでないと、純な気持ちで創作を
楽しめるのですよね (。◠‿◠。)

喜びと哀しみが同居するフォト・・・
そんなのを撮りたいとね・・・

ワシもそういうオトシゴロですし(^喜^)

ピカソやカザルスのように若い奥さんを
もらって楽しくやっていますし(^-^)・・
(^○^)(^爆^)\(^笑^)/(*^_^*)なはは





同じカテゴリー(語りのプラザ)の記事画像
引っ越ししました
バイクの季節
今日の発明
バッジを持とうぜい♪
コロナ休暇の最中
子猫の詩
同じカテゴリー(語りのプラザ)の記事
 引っ越ししました (2020-05-31 03:03)
 旧ブログが開通したかも!!! (2020-05-25 10:42)
 バイクの季節 (2020-05-23 23:13)
 今日の発明 (2020-05-23 11:08)
 いわゆる元慰安婦の怒りの矛先 (2020-05-20 23:19)
 バッジを持とうぜい♪ (2020-05-20 07:25)

Posted by 市 at 03:45Comments(3)語りのプラザ
この記事へのコメント
中々興味深く刺激に満ちた記事ですね。

私の場合、絵画系の人間なので作者の琴線の響きから作品の完成までは、スケッチ→習作→作品への流れが自身の経験からも分かりやすく、
また画家のスケッチも多数残されているのでよく分かります。

写真の場合、公開や発表された写真しかなく、
何が写真家の琴線に触れ、なぜ、どうやってその写真を撮ったのか謎でした。

ところがこのイチローさんのブログのおかげで日常生活で何を考え、どう感じるか、そしてどの様にして一枚の写真を撮るかが、分かってきました。

この写真家の写真生活の面も分かるこのブログ、中々素晴らしい。
Posted by CYPRESS at 2013年10月27日 12:57
キース君へ

遊び、趣味、芸術で暮らしていく事の冷たい事実を書いた良書は、今年2013年刊の
『ウルトラマンが泣いている --円谷プロの失敗』
円谷英明著(→円谷英二の孫)
講談社現代新書

ストラビンスキーの『春の祭典』ですか。
ドガの数々の『踊り子』も当時はポルノだと見做されていましたなぁ…(笑)
『春の祭典』はディズニーの『ファンタジア』に無許可で使われ、ストラビンスキーが文句を言ったらヤクザなウォルトは「もっとひどくして使うぞ」と脅したとか。
因みにウォルト・ディズニーってあのマンガのイメージと全く違いかなりの悪ですゾ。
エリア・カザンとかチャップリンを「赤」呼ばわりしハリウッドから追放していた時期、FBI(だったはず)への情報屋の一人がウォルトでした。
(ウォルト・ディズニーの伝記を数冊読みましたが、良く書かれてる本がありません)

身近な物に美と驚異を発見するには、その感性と感受性を養うためには自然科学を勉強する事をお勧めします。
まずはフランスのファーブルの『昆虫記』をお勧め。

>喜びと哀しみが同居するフォト
→これは難しい、写真に限らず広く芸術一般でも…

参考になりそうなのが、黒澤明の『蜘蛛巣城』で三船敏郎が演じた鷲津武時。
三船敏郎の両目が常に見開き、これが場面により表情を変え見事にそれぞれの場面に相応しい心の変化を見せます。
、と言う事は、これは能楽を元にしてますから観て勉強すれば得る事、物、多い?

もう一つがSMAPの草なぎ剛主演の連ドラ『僕の生きる道』の音楽。
本間勇輔が作曲したメインテーマが素晴らしく、場面により見事に表情を変え、ドラマを引き立てています。

キース君、イチローさんを目標にするなら、最低でも岩波文庫の古典を全部読まなきゃ足元にも及びませんゾ。
Posted by CYPRESS at 2013年10月27日 13:46
全くもって仰るとおりですね・・・。
コネで仕事を貰える場合もあれば、それが無いゆえに全くもって仕事が貰えない場合もあるのが日本の写真業界だと感じております・・・。
私も本来は報道写真に憧れてましたが、学校で「報道写真はデジタルの普及もあり写真を学んでない大卒ばかり」という現実をようやく知りましたので、今はコマーシャルフォトを目指しています。しかしこれも仰るとおり既に自分よりもっと詳しい人がたくさんいる世界なので、まずは写真スタジオなどで下積みとして何でも撮って、その中でゆくゆくは「俺はこの分野を撮って飯を食うんだ」と言えるようになりたいと思ってます。
その辺りも見据え、現在は興味のある分野の撮影アルバイトなどをこなして、その分野でどういう画が求められているのか、それを自分は提供することが出来るのか、を吸収しようとしています。
いつも真剣かつ親身なアドバイス大変有り難く思っております。これからも教え導いていただければ幸いです。m(_ _)m
Posted by キース at 2013年10月28日 07:13
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。