TACTICAL LIFE

一葉？

一葉と言えば樋口ではなく、太宰治なんですなぁ(笑)。

私はその男の写真を三葉見たことがある。
一葉はその男の幼年時代、
（以下覚えてない(笑)）

「人間失格」の冒頭であります。
写真の数詞に「葉」も使うなんてこの小説を読むまで知らなかったので、心に深く刻み込まれております。
嫌いな小説家なのに、影響が少なくないと認めねばなりませぬ(笑)。
Posted by CYPRESS


これですね。





太宰の本を私は殆ど讀んだ、のだと想ってゐる。殊に30歳手前で讀んだ「人間失格」には大きな影響を受けた。感謝の印と言ふほどではないにしても、彼の初版本も有してゐる。

ははは、
と言ふわけで、
私は太宰の文章は大好きです。
その精緻で鋭く、なのにまろやかな表現力はまさに文豪だと想ひます。

この本によって弱い人への見識も大きく変わり、多くのことを受け容れられるようになりました。

ただし、彼が近くに住んでいたとしても、わざわざ訪ねて行って直接ためになる話を聴きたいとは想わないです。人生を乗り切る上で勇気を得られるような話は聴けないと想ふからです。

そういう意味で川端康成もよく読みました、けど、彼も人間的には小さく変に傲慢で好きにはなれません。

サイプレさんの好きな開高健も同様で、目ん玉が飛び出すような表現力にすっ飛びましたよ。でも、彼は独りよがりで頑迷で、ものの見方が一方的な性格。いつも自分のことで精一杯。やがて、当然のように不幸な死に方をします。

そういう先輩たちを観ていたので、自分は気難しい芸術家になるよりも、愛せる妻と子供を持ち、庶民的な幸せを追い求めようと決心したものです。やがて私はアメリカで有名となり、有名であることと幸せは別物であることを識りました。

「有名無実」

世間に名前は知られても果物のならない樹では不幸になる。庭に立った柿の木でよいから、家族に恵みをもたらす父親になろうと自分に言い聞かせたものでしたよ。

アメリカフゥースト!!!

私と家族、フゥースト!!!

そう、自分の家族を最優先して生きるという考えはとても良いこと。ここから他人への思いやりも生まれますからね。自分が不幸だとサクセスした人を妬むようになり、サクセスしようとする人の足を引っ張るようになるもの。心にゆとりの無い人は、明日に向かって羽ばたく力が失せるもの。そうならないために努力の人となりました。

しかし・・・
大学教授であるチョの妻、出来の悪いその娘・・・これまでの晴れ晴れしい栄光の舞台から陥落して、今1番怯えて暮らしているチョ家族の日々と未来を考えるに、悪事はバレないように働くことの重要さをしみじみと私は想ふのデアル。

そのためには、

私の拳銃にも消音器を付けたいものだ、
と、じっと考えてゐるのでアル。

(^O^)はははははははははは、
なんのこっちゃ〜(^O^)

by こういう飛躍をする不完全な私、ヨッシとおなじで自分でも好き♪