2014年01月30日
SIG PRO小説の続きの続き
市 (2014年01月30日 23:13)
│Comments(13)
│てっぽ
2位以下はダンゴ、SIGだけがトップをヒタ走るーーそんな結果が出るだろう。 FBIやスワットやスィールズの隊員達がスィグを選ぶ理由は、その信頼性ゆえなのだ。 トゥリガーを引くと毎度確実にタマを突進させてくれる銃。 これこそ闘いにおける真の相棒なのだ。 では、なぜ、みんなSIGにしないのか?答えはただひとつーー値段が高いから。 ミリタリーや警察などには予算がある。大量に買うので安いほど良い。質の問題は値段の次になるというわけなのだ。 ただし、実際の闘いを仕事とするスワットや特殊部隊はケチなことを言わない。武器の性能こそ最優先なのだ。 “命は買えない。なんでも良いから最高のピストルを買えっ!” だから予算も出る。 ドイツのサワー社を傘下にしたスイッツァランドのスィグ社。世界一の工作機械を備えて、最高の銃を造る。工場の立派さも圧倒的で、ベレッタもH&K社も完全に負けている。ただし、SIGのモノは高価だ。 良いモノは、造るのにカネがかかるので定価も高いーーこれは当たり前のことなのだが、SIGが一般的に普及しきれない理由は、その値段あるわけだ。“いつまでもベンツのようにカラ威張りしていては将来が危ない。日本車のように買いやすい値段の高級車をつくるのだ” SIG PROは、そういう思想から造られたピストルらしい。 …スライドの造り、グリップの造り、サイトの造りーーすごく良い、上等だ… いつしかワシは、スィグプロの観察に没頭していた。チェンバーのランプ部にはタマが滑った跡があった。においを嗅ぐと、そう古くない火薬燃焼の香りがあった。テストファイアをしたという印だった。 “ヘイ、イーチ、ボブとバーバラが戻ってきたぞ、出発だ” ジムが言った。 二人は紙袋とアイスティーのカップ4個乗ったトレイを抱えてニコニコしながらやってきた。内側からドアロックを解いてドアを開けてやった。 “待たしてゴメーン、客は他に居なかったのにノロいのよね、作るのが” バーバラはウキウキしていた。“待ってる間にコッチは、麻薬取引を見物してたんだよ、危うくイーチとやつらが撃ち合いになるとこだった” ジムがジョークを言った。 “まあ、ホント?” バーバラは、思わずといったかんじで周囲を見渡し、二台のクルマを発見した。そしてジッと見ていた。
“コラコラ、あんまり見ちゃいけないよ、襲ってくるかも知れないぞ” と、ワシも冗談っぽく言った。 ボブがクルマを発進させた。いったんバックして停まり、ハンドルを切って道路の方に向かう。本道に出るとき、問題のクルマに20mまで近づいた。 平べったいアメ車の中には4人の人影が見えた。助手席の男が双眼鏡でまっすぐにこっちを見ていた。そのレンズが紫色に光った。 ハッと、呼吸が停まった。 “ボブっ!ハーリアップ!飛ばせっ!” ワシは強い命令口調で言った。胸がドキドキっとした。ボブは、うなずいてグイと加速した。ぐんぐんとスピードは上がった。あっと言う間に200m離れた。振り向いて見るとアメ車はロールしながらこっちを向こうとしていた。 その動きはスローに見えた、が、後ろのタイヤと地面の間からは薄い煙が吹き出ていた。 ワシだけではなく、ジムも皆も、事態を察して無言だった。 ボブは、アクセルを床まで踏みつけて前を睨んでいた。時速130キロでガランと空いた大通りを走っていた。アメ車は、300m後方にあった、が、距離は少しずつ詰まっているように見えた。 “あの走りは改造エンジンだ、追いつかれるぞ、どうする気なんだ奴らは?” と、メカに詳しいジムが言った。 “道を聞きたいとか、アイスティーを分けてくれとか、そんな用じゃなさそうだよ” ワシは、そう答えた。 もう腹はくくっていた。 避けられない危険に遭遇した。ここで落ちつかなければ死ぬのだと思った。これまで習得した闘いの技術と戦術をフルに活用することでしか、この突然の危機を乗り切れないのだと思った。 奴らの作戦は単純だ。クルマのパワーを駆ってこっちに近づき、マシンガンやショットガンでバリバリ撃つ。停まったところでさらに撃ちまくって皆殺しにして立ち去る、いやバーバラを誘拐するかもしれないーーそんなつもりだろう。なにを勘違いして追って来るのか判らない、が麻薬犯罪者の知能なんてそんなものだ。奴らは、兎でもハントするような気軽さで追ってくるのだ。しかし、この狩猟は運の尽きだ。チビでヒョロい東洋人のオッサンの反撃を食って地獄に落ちるのだ! 後頭部が熱くなり、クワッとヘヤが逆立っていた。血液にアドレナリンが加わって、筋肉が増強した。怒りがこみ上げた。 “ブッ殺してやるっ!” ブルンと身体が震えた。快感が貫いた。
つづく(いや〜! 面白〜い\(^O^)/)
“コラコラ、あんまり見ちゃいけないよ、襲ってくるかも知れないぞ” と、ワシも冗談っぽく言った。 ボブがクルマを発進させた。いったんバックして停まり、ハンドルを切って道路の方に向かう。本道に出るとき、問題のクルマに20mまで近づいた。 平べったいアメ車の中には4人の人影が見えた。助手席の男が双眼鏡でまっすぐにこっちを見ていた。そのレンズが紫色に光った。 ハッと、呼吸が停まった。 “ボブっ!ハーリアップ!飛ばせっ!” ワシは強い命令口調で言った。胸がドキドキっとした。ボブは、うなずいてグイと加速した。ぐんぐんとスピードは上がった。あっと言う間に200m離れた。振り向いて見るとアメ車はロールしながらこっちを向こうとしていた。 その動きはスローに見えた、が、後ろのタイヤと地面の間からは薄い煙が吹き出ていた。 ワシだけではなく、ジムも皆も、事態を察して無言だった。 ボブは、アクセルを床まで踏みつけて前を睨んでいた。時速130キロでガランと空いた大通りを走っていた。アメ車は、300m後方にあった、が、距離は少しずつ詰まっているように見えた。 “あの走りは改造エンジンだ、追いつかれるぞ、どうする気なんだ奴らは?” と、メカに詳しいジムが言った。 “道を聞きたいとか、アイスティーを分けてくれとか、そんな用じゃなさそうだよ” ワシは、そう答えた。 もう腹はくくっていた。 避けられない危険に遭遇した。ここで落ちつかなければ死ぬのだと思った。これまで習得した闘いの技術と戦術をフルに活用することでしか、この突然の危機を乗り切れないのだと思った。 奴らの作戦は単純だ。クルマのパワーを駆ってこっちに近づき、マシンガンやショットガンでバリバリ撃つ。停まったところでさらに撃ちまくって皆殺しにして立ち去る、いやバーバラを誘拐するかもしれないーーそんなつもりだろう。なにを勘違いして追って来るのか判らない、が麻薬犯罪者の知能なんてそんなものだ。奴らは、兎でもハントするような気軽さで追ってくるのだ。しかし、この狩猟は運の尽きだ。チビでヒョロい東洋人のオッサンの反撃を食って地獄に落ちるのだ! 後頭部が熱くなり、クワッとヘヤが逆立っていた。血液にアドレナリンが加わって、筋肉が増強した。怒りがこみ上げた。 “ブッ殺してやるっ!” ブルンと身体が震えた。快感が貫いた。
つづく(いや〜! 面白〜い\(^O^)/)
この記事へのコメント
さあさあ、寄ってらっしゃい読んでらっしゃい♪
ここからイチローさんの本領発揮ですよ~!!
ここからイチローさんの本領発揮ですよ~!!
Posted by 信玄 at 2014年01月30日 23:56
>さあさあ、寄ってらっしゃい読んでらっしゃい♪ はやく早く速くぅ〜(^0^;)まてないよぉ〜(>_<)(*^_^*)
Posted by 市
at 2014年01月31日 00:11

寄ってまっせぇ~ 見てまっせぇ~
信玄はん!ご苦労おかけしまっけんど、待ってまっせぇ~
ヽ(^。^)ノ
信玄はん!ご苦労おかけしまっけんど、待ってまっせぇ~
ヽ(^。^)ノ
Posted by まう@東大阪 at 2014年01月31日 00:37
こんばんようさんです。
そ、そういえば、 さすがイチローさんのX5!!
お借りしていた間、ジャムなしでしたわっ!!!
グロックは、ファット弾が詰まったり、ストーブパイプがあったのに。。。そのファット弾もX5は問題なく撃てましたし。
今さらながら、SIGすっげぇ~
チャンバー制度と命中精度は、無関係っていうイチローさんのコメントを実感。。。
そ、そういえば、 さすがイチローさんのX5!!
お借りしていた間、ジャムなしでしたわっ!!!
グロックは、ファット弾が詰まったり、ストーブパイプがあったのに。。。そのファット弾もX5は問題なく撃てましたし。
今さらながら、SIGすっげぇ~
チャンバー制度と命中精度は、無関係っていうイチローさんのコメントを実感。。。
Posted by まう@東大阪 at 2014年01月31日 00:55
少なくともこの小説に関しては、信玄さんが大将、主(笑)。
つまり、みんな信玄さんの言いなり(笑)。
イチローさんに無理難題を吹っ掛けるなら今しか有りませんゾ、信玄さん(笑)。
わたくしめも、待てませぬ(笑)。
早くして下さいませ、ませ<m(__)m>。
つまり、みんな信玄さんの言いなり(笑)。
イチローさんに無理難題を吹っ掛けるなら今しか有りませんゾ、信玄さん(笑)。
わたくしめも、待てませぬ(笑)。
早くして下さいませ、ませ<m(__)m>。
Posted by CYPRESS at 2014年01月31日 01:01
>グロックは、ファット弾が詰まったり、ストーブパイプがあったのに。。。そのファット弾もX5は問題なく撃てましたし。∈^0^∋ねぇ〜、だったよね〜(∩.∩)グロックのチェンバーには入らないタマがX5にはスルリと入ってバンバン撃てて、しかも命中精度はX5のほうが上なんだからね〜(^-^)ヴワカモノたちはその差を目の当たりにしたのだから裁判の時は証人として立ってもらうことにするからよろしく(^◇^)
Posted by 市
at 2014年01月31日 01:14

>イチローさんに無理難題を吹っ掛けるなら今しか有りませんゾ、信玄さん(笑)。(^。^)ダイジョブよ〜♪信玄がアメリカに来たら美味しくはないけどアメリカの牡蠣を50個食べさせることで合意してますからね〜(^o^)(^○^)ちなみに信玄は牡蠣が好きではないので、そこがモンダイではありますがね〜(*^^)v
Posted by 市
at 2014年01月31日 01:18

ハイ皆さん、いかがでしたか?いやァ~たまりませんネェ~♪
イチローさんの活躍はまだまだ続きます。
でもネ、ワタシが渡米した時に彼はワタシの苦手な牡蠣を振る舞うというんですよ。
コワいですネェ~恐ろしいですネェ~。
えっ、おまえは誰かって?
淀川信玄治でした。
では、また来週。
サヨナラ サヨナラ サヨナラー♪(コラコラ、帰ってどないするや)
イチローさんの活躍はまだまだ続きます。
でもネ、ワタシが渡米した時に彼はワタシの苦手な牡蠣を振る舞うというんですよ。
コワいですネェ~恐ろしいですネェ~。
えっ、おまえは誰かって?
淀川信玄治でした。
では、また来週。
サヨナラ サヨナラ サヨナラー♪(コラコラ、帰ってどないするや)
Posted by 信玄 at 2014年01月31日 05:29
イチローさん。 こんにちは。
信玄さん。
アップお疲れ様です。
m(._.)m
読んだ覚えがあります。
!?(・_・;? 何月号かな〜?なんて。。。
早くアップして〜。
>裁判の時は証人として立ってもらうことにするからよろしく(^◇^)
おおっー!
今度の渡米はアメリカから招待されるかな?
m(._.)m
信玄さん。
アップお疲れ様です。
m(._.)m
読んだ覚えがあります。
!?(・_・;? 何月号かな〜?なんて。。。
早くアップして〜。
>裁判の時は証人として立ってもらうことにするからよろしく(^◇^)
おおっー!
今度の渡米はアメリカから招待されるかな?
m(._.)m
Posted by 駄武ー at 2014年01月31日 06:36
(^O^)ハウディ~♪
“少なくともこの小説に関しては、信玄さんが大将‥”
何をおっしゃいますか。
ぼかァ~タダのダダ‥ぢゃなかった、さもしきコピペ要員ですヨ~。
傀儡廻ですよー、CYPRESSさん(≧∇≦)
「我はでくなり つかわれて おどるなり」(映画オルゴールより)
♪舌を 咬みィき~いったァ~ 花びらァ~ くちびるの中ァ~♪
オホン!
“つまり、みんな信玄さんの言いなり(笑)”
オーイヤー(ナイツさんの息子さん風に)
ではでは‥
1日五回、ボクの事をかっこイイと言ってくだちい(ウソ)
関西人は、特にボクはですね~。「かっこイイ」なんて言われても嬉しも何ともなくて。
「アホ」「オモロい」「ヘンタイ」と言われるのが極上の誉め言葉なのですよ~♪
エ?おまえだけやて?まうさん(^_^;)
では、ウチに遊びに来る時は、コークとポテチ(のり塩&コンソメ)をよろしく哀愁です。
マリポサのお話してちょ♪
“イチローさんに無理難題を吹っ掛けるなら今しか有りませんゾ、信玄さん(笑)”
ダイブージョです。
イチローさんは牡蠣がどうとか勘違いしてるけど‥
ボクが、かの地を訪れたらVIP待遇でー。
ディズニーランドやNASAに連れて行ってもろて。
ナナさん菜園で腹がパンクするまでメロンにかぶりつき。
ボブちゃんと毎晩寝かせてもらい、帰国時のお土産はベレッタのジェットファイアをさり気なく渡してくれる…
ワケないですよ(笑)
“少なくともこの小説に関しては、信玄さんが大将‥”
何をおっしゃいますか。
ぼかァ~タダのダダ‥ぢゃなかった、さもしきコピペ要員ですヨ~。
傀儡廻ですよー、CYPRESSさん(≧∇≦)
「我はでくなり つかわれて おどるなり」(映画オルゴールより)
♪舌を 咬みィき~いったァ~ 花びらァ~ くちびるの中ァ~♪
オホン!
“つまり、みんな信玄さんの言いなり(笑)”
オーイヤー(ナイツさんの息子さん風に)
ではでは‥
1日五回、ボクの事をかっこイイと言ってくだちい(ウソ)
関西人は、特にボクはですね~。「かっこイイ」なんて言われても嬉しも何ともなくて。
「アホ」「オモロい」「ヘンタイ」と言われるのが極上の誉め言葉なのですよ~♪
エ?おまえだけやて?まうさん(^_^;)
では、ウチに遊びに来る時は、コークとポテチ(のり塩&コンソメ)をよろしく哀愁です。
マリポサのお話してちょ♪
“イチローさんに無理難題を吹っ掛けるなら今しか有りませんゾ、信玄さん(笑)”
ダイブージョです。
イチローさんは牡蠣がどうとか勘違いしてるけど‥
ボクが、かの地を訪れたらVIP待遇でー。
ディズニーランドやNASAに連れて行ってもろて。
ナナさん菜園で腹がパンクするまでメロンにかぶりつき。
ボブちゃんと毎晩寝かせてもらい、帰国時のお土産はベレッタのジェットファイアをさり気なく渡してくれる…
ワケないですよ(笑)
Posted by 信玄 at 2014年01月31日 07:17
>今度の渡米はアメリカから招待されるかな?m(._.)m ただし自費でね、だぶー君、これがワシの慈悲というものさ。ジヒヒヒヒ(^o^)(^。^)
Posted by 市
at 2014年01月31日 08:12

>ディズニーランドやNASAに連れて行ってもろて。∈^0^∋よしよし信玄殿、ただしウチからNASAまではかなり遠いので、たくさ〜ん歩けるように鍛えてくるんだぞよ(^^)
Posted by 市
at 2014年01月31日 08:17

NASAっつーか、JPLに、ちょっと、よってからがいんじゃないでしょか。ちかいし。
Posted by 須田浩之スダヒロシ at 2014年01月31日 21:32
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