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2014年02月09日

SIG P210

市 (2014年02月09日 05:15) │Comments(10)てっぽ記事
イチローさん、オハ今晩わ!
信玄さんがガラケイで一生懸命打ったのに、文字制限で一括送信ができないので、代わりに送りました。 同時多発誕生日、信玄さんの巻です。

【SIG P210】 by ICHIRO NAGATA

拳銃はしょせん、殺しの道具、見かけの美しさなど、どうでもよい。 そう考える男には、知性も理性も、夢もロマンもない。 トカゲだって、たまには美しい空を仰いで感動しているというのに…

“サア、一挺だけとりなさい。地上に存在する銃の中からたった一挺だけをキミにあげよう……” もし、そんなことになったら、ワシはたいして迷いもせずP210とゆう芸術品をとる。 世にはゴマンとゆう数の銃があるが、スィグP210こそはワシの最愛の友なのだ。 これは16年間、銃と暮らしてきたイーチの結論なのだよ。 と、ゆうわけで今月は、ワシの一番大好きな拳銃「スィグP210」だぞー! ところで。 いまさら「スィグP210」と書くと違和感があるだろう。 だけど、これは「シグ」ではなく「スィグ」なのだ。 このさい、ハナシを強引に脱線 させてしまうが、ま、ヒマな時聞いてくれ。 ムカシ、ばかーな編集者がいて、ワシにモンクを言った。 “イチローさん、シルバーチップのことをシルヴァーティップと書くのをやめてください。雑誌としては他のリポーターと統一しなければなりませんからね。だいたい英語をカタカナで発音しようというのは不可能なんですからジタバタしないで慣用にしたがってくださいよ” と、きたもんだよ。 “トーイツなんてクソくらえ!”  ワシはまずそう答えたね。 “あのな、コトバの使い方とゆうのはリポーターの個性なんだから、同じリポーターにしても、ものごとを知るにつけ、だんだんと変化していいと思うんだ。 それに、コトバは生きているんだ。時代とともに変わらなきゃ不自然だよ。 ワシだって初めはセンパイ達を盲信してシルバーチップと書いたもんだよ。でもSILVERの「VER」は上の歯を下クチビルにあてて発音するマサツ音なのだから「ヴ」とゆう便利なカタカナを使って、「シルヴァー」と書き、Bからはじまるハレツ音の「BER」なんかのときに「バー」と書いて区別したほうが感覚的にピッタシくると思ったので変えたんだが、ダメかね?” あ、ソーかぁ……と、アタマのいい奴ならこれだけ言えばナットクしてくれるのだけど、この編集者は閉鎖的でガの強い脳硬化タイプだった。 “でもねぇ、シルバーチップでずっととおってきてるんだし、第一そんなこと言ったらキリがありませんよ。単語をみーんな考えなおさなきゃならないし、不可能ですよそんなこと。それに、たいして重要なことじゃないしね。なんでイチローさんはイチイチこだわるのかなぁ~。ほっときましょうよ、もう…” 人間は自分の知識の入れ替えに対しては怠惰なものだ。マチガイだろうがオロカだろがいったん得た知識は守りたがる。でも新しい情報にもスナオでありたいとワシは思うのだ。 “いいや、不可能ぢゃない。ひとつひとつの単語に注意を払って書けば良いだけのことだよ。君も編集者なら、若い読者の未来のために努力しようよ” “いやー、しょうがないなー。シルバーチップでいいじゃないですかー、どこがいけないんですかー?こんな話よっかウィスキーが欲しいなー” “よしっ、いいか編集者ドノ。シルバーチップのハナシはやめよう。こんどは「チップ」のハナシだ。チップをティップとしては困るのかい?” ワシは話題のポイントを急所に移した。これが理解できなかったらこのオトコとはつきあう価値がないと思いながら。 “チップでいいですよチップで。ティップなんてかっこつけですよ” “そうか、じゃ「チップ」とゆう単語が出てきたらどう発音するんだ?” “エッ?” “シルヴァーは銀のことだな。ティップは先端とゆう意味だ。TIPと書く。じゃTIPをチップなら、CHIPはどう発音するかと聞いているんだよ。 TIPもCHIPもまとめて「チップ」にしちまうのかい? そうなるとあまりにも乱暴だと思わないかい?SILVERTIPとSILVERCHIPが同じ発音なんて、日本人とはそんなにナサケナイ人種かね?”“………………………………”チップとティップは使い分けしようよ、なっ? このあいだまではビアンチと書いてあったのをビアンキにしたのも我々じゃないか。こうして、ひとつひとつ、いくらかでも正確なほうにもって行きたいじゃないか、ねぇ” “……そんなら、そうしましょうか。シルヴァーティップで行きましょう。しかたがない” かくして、頑迷な編集者もシブシブとワシの書き方に賛成したのだ。1981年のことだったよ。 それをキッカケのようにワシはカタカナエーゴを自分なりに表現しようとがんばり始めた。 それはつらいことだった。GIRLとかTHISとかいった簡単な単語がどうにもカタカナにできないのだ。まったく日本語にない発音はあきらめるしかないことがすぐに判った。そして、わが文部省に対してハラがたった。 日本人は中学と高校をとおしてナント6年間も英語を習わせられる。なのに、わが大半のセイショーネンたちは英語で道を聞かれても答えられず、正確な基礎発音さえできない。 そして、社会人となって、いちように英語コンプレックスをもつにいたるのだ。 学校もバカだぜ。英語会話のしかたを教えずに、いったいなにを教えようとゆうのか?6年間も! 東南アジアでは威張るが、白人の売春婦のまえではヒクツな作り笑いしかできないジャパニーズ。これは文部省の産物ではないかとワシは思う。 その無能な文部省も、やっとこのごろになって、英語をカタカナで書くときはあるていど自由にしてよいと言い出したのだ。 バイオリンをヴァイオリン、ビルヂングをビルディングといったように書いてもよいそうだ。 ビルヂング! ちょっとビル街を歩いてみよう。ほんとうに、なになにビルヂングとネイムプレイトに刻んであったりするのだ。 だがキミ、笑っちゃいけない。ロマンチック、ドラマチック、オートマチック。そう言うだろう? これらはTIC、つまりチックではなく「ティック」でなきゃいけない。「チック」ではギョッとするほど聞き苦しいのだ。CHICKのときにチックと読もうや。 クレジット、ケーキ、ラジオ、チューリップ、スチール、ツアー、ステーキ、テレホン、マガジン。これらも聞くにたえない悲しい日本の英語だ。 布を縫う機械を「ミシン」と書くが、機械のことは「マシーン」と書く。 これは、どちらも同じMACH INEだ。 縫う機械は「ソーイングマシーン」でなきゃいけないのに、なんなのだ、これは! ワシがこれを知ったのは中学のときだが、その時点でワシは日本の文化は信用できないと感じたよ。 「レディーファースト」これはどう聞いても「早く用意」としか解せない。 「レディー」は用意、「レイディー」が女性なのだ。RやLの発音にこだわらず「れでぃー」と「れいでぃー」を使い分ければキチッと通じるのだ。 ただしFIRSTとFASTの書き分けはむずかしい。ワシは苦しまぎれに「フゥースト」と「ファースト」に分けているがとてもツライ。 で、ハナシを「スィグ」にもっていこうかな。 「シー」と言えばどんな意味?カノジョ、見る、海などが浮かんでくるが、ちょっと待て。SEHはたしかに「シー」だが、SEEとSEAはどうみても「スィー」でないとマズイのだよ。 そろそろ、日本人は「シ」と「ス」の使い分けをしなきゃイカンとワシは思うのだ。なにしろメタメタなのだから。 シール、シーズン、シークレット、シチズン、シビックといったコトバはミーンナ「スィ」とゆうはつおで始まらないとオカスイ、いやオカシーのだよ。 と、ゆうわけでSIGはトーゼンのように「スィグ」となる。シグと読むにはスペルがSHIGでないといけない。 ただし、スイスではなんとゆーのかゼンゼン知らない。だれか教えてくれ。 ついでにゆうとくけど、ワシはナカグロとゆうヤツ、あのカタカナの間に打つ醜点、いや黒点。あれがデーッキライなのだ! ウチにある古い本で見ると、大正時代のころにはもうナカグロを使い始めていて、同時に、伝統のローマ字読み英語もしっかりと値をおろしている。 英語を読んで意味は解るが、発音は知らないとゆう時代、そんな連中がテキトーにローマ字読みをして本を書いたのがそのまま今に伝わっているのだ。 さらに、文久元年に発行された英語箋(えいごせん)とゆう辞書をみるとおもしろくてもうニクめない。 太陽は「ソン」、星は「スタル」、北は「ノート」、シャワーは「ショーウル」、ハードは「ハルド」とカタカナで書いてあるのだ。 幼稚とゆうか、無神経とゆうか、とにかくすごいカタチでワガクニの英語教育が始まったのがよーくわかる。 ともあれ。 文章は視覚的に美しくありたいと考えるワシにとって、ナカグロは醜怪な存在としか言えん。 だから、 オートマティック・ハンドガンではなく、オートマティック ハンドガン、とナカグロのかわりに半角あける方法でワシはいきたいのだ。 そして、会話の文は“バカッ!”のように“”を使い、強調したいとき「SIG」とゆうように「」で囲みたい。 日本ではこれらを逆の方法で使用されつつあるが、とにかく横書きに関してはワシは自分流を貫きたい。 英語での会話文は″Oh Baby!″と″″を使うわけで、これは視覚的に弾んだ感じがあって好きなのだ。 マーク トーエンとゆう作家の手書きのオリジナル原稿をワシは見たことがあたる。いきなり会話で始まっていて、それが″″で囲ってあったのを見っき、 ″ウワー!斬新だなー!″ と感動した。以来、自身をもってそれを使うことにしたのだ。「」は明治時代からの流行だ。漢字だらくのめんどきさい文章には合うが、現代の生きた文章にはかたくるしのであまり使いたくない。だが、強調文字の囲みにならつかてみようと思う。 もうひとつ。 数を数えるとき、ワシは一挺と「挺」とゆう漢字を使うが大抵は何者かによってテヘンに書き変えられてきたま だがMGCのMP5Kのカタログをもらって読んでみたまえよ。 銃を数えるのに〈挺〉とつける 挺は木ヘンに延びると書く 古代の男の武器は木の棒だっただから銃を数えるときは今でも木ヘンをつけるのだ と、書いてある。 どなたが書かれたのか存じてはいるが、我ながら感動的である。はははっは! まっ、ちゃんと語源辞典を読んでベンキョーしたうえでやっとるんだから、せまいリョーケンでワシのゲンコーをいじってはいけないのだ。なっ? うわー!疲れたぜい。 なんで、こんなこと書いたかとゆーとだね。このあいだ日本に行ったときのこと、コンバット新担当者のP若編集次長達とミーティングをしたわけだ。そこで、今後の方針としてイチローの原稿には手を加えないとゆうアリガターイ約束をしてくれたとゆーワケなのだ。 そして、ワシのやり方を発表し、つねづねギモンに思っている読者にナットクしてもらい、自己を向上させたいと願うリポーター達の指針になって欲しいとゆうことで長々と書いたのじゃよ。 ワシとしても、「トップガン」での誤字脱字の猛攻にはショーゲキをうけてヤル気をなくしたが、今後の編集部には期待したいのだ。 えっ?誤字なんど気がつかんかっただって? ……ウーンありがたいやら悲しいやらだぜ。 で、ワシがそう書いたからといって、キミが今日から「クレディッ」「ケイク」「レディオ」「スィヴィック」「スィグ」「シュタイヤー」なんて言い出したら、キザなヤーツと思われるだろう。 だから、そうなることを知ってるキミはいつまでも「くれじっと」「けーき」「らじお」と言い続けるしかない。 なのに、ワシが日本に行って「パァスポゥート」なんて発音したら、カッコイーと言われるんだよね。 “キザじゃなーい?”と聞くと、“イチローさんは特別ですよ” いったい、ぜんたい、なにが特別なんだ。まったくわからん。 正しいことも、個人でやってるうちはダメ。権利者や大勢が言えば認める。これが、キミの住んでる日本社会のオロカな実態なのだ。 ムカシ、こんなことがあった。 レイガンがアメリカ大統領になったころだよ。日本のマスコミは朝日新聞も毎日新聞もみーんな「リーガン大統領」と書いていたんだ。たしかに、それはローマ字読みならリーガンと読めた。レイサムをリーサム、ミチュレックをミキュレックと読むんじまうようなもんだ。それは「ONE」を「オネ」と読むにひてしいのだがね。 そしてるうちに、あるとき、 “ワシの名はレイガンだぞー、リーガンとはいわーん” と、大統領が言ったのだよ。 日本人がワーワーおしかけて行って、“みすたーりーがん”と発音したわけだな。 そしたらさ、日本のマスコミ達、コロッと翌日から「レーガン」なんだよね。 〈君子は豹変す〉 とゆう中国の言葉がある。 偉い人は、自分のマチガイに気がついたら、その場で直すという意味だよ。 でも、レイガンのときは相手が大統領だったので〈新聞は慌変す〉とゆうミットモナイかんじだったよ。  さあさあ、キミはどーする? 豹変できる人間になりたいのか? それとも、井のなかのカワズで満足して大海などは知りたくもないとゆうのかな? エッ? どーなんだよ!   ガンショウとゆう、楽しいのがアメリカ各地で開かれる。 公民館とかエクスポ会場みたいなところにガンナッツが集まって、銃関係品の売り買いや交換をするのだ。 ちょっと大きな都市だったら、毎週どこかでやっている。日本人のガンナッツだったらショックをうけるほど素晴らしいショウだ。 カネが無くても、ながめて歩くだけで楽しいので、よーく通ったよ。 あれは、ワシがまだGUN誌のリポーターをやってるころだったから12年ばかり前のことだ。 キャリフォニアのサンノゼのガンショウに、コミヤマ君とゆう読者をつれて行ったんだ。 いつものように人でごったがえした会場をタバコの毒臭に耐えながら見物していると、突然、ピカーッとヒカリ輝く拳銃が視界に飛び込んだのだ。 この写真のようにP210がテイブルにあったんだ。 “うぉー! これだ、これがニューハウゼンとゆうヤツだな、ウーン、なんと、美しい……” アメリカではP210は美術品とされている。とくに初期にだけ造られたハイポリッシュのピカピカは憧れの的なのだ。数は少なく、値段は高く、めったなことではお目にさえかかれない。 ワシはその知的でふくよかなたたずまいに心を打たれて、ジーッとながめいったよ。 .22口径と.30ルガーのコンヴァージョンがセットになっている。 値段は2500ドルくらいだったと思う。これほどの逸品でこの価格なら、日本人感覚にとっては安いものだった。日本刀の有名品だったら、そのツバの先のゴミだって買えない金額だ。 が、S&Wリヴォルヴァが150ドル、ガヴァメントが250ドルとゆう相場の時代に2500ドルのプライスはスサマジイものだった。若者の給料まるまる3ヵ月分なのだ。 GUN誌のギャラが600ドルでヒーヒーやっていたワシにとってもマサにそれは高値の花(あれっ?)だった。 “イチローさん、長く見てましたけど、あのピートゥーテンというのは、そんなにいいもんですか?” “うん、造りの良さ、精度の高さ、耐久力、信頼性、そしてうつくなどでアウトスタンディン(抜群)と言われている。ガンナッツの憧れだよ。ワシもいつかはあんなのを手に入れて撃つからな” “なー、そんなにスゴイものですかー、ピンと来ませんでしたよ” そんなことを話していたコミヤマ君はまたフラリと人ごみにまぎれ、2分後に現れたときには、あの箱を抱えていた。 “ウワッ、買ったのか!” “ウフフフ、はい、これプレゼントです。ずいぶんお世話になったので……” “えーっ! いや、受け取れんよー” “でも、もう買っちゃいましたから” ワシは他人からホドコシをうけるのはミジメな気持ちになるので耐え難いのだが、そのときのコミヤマ君の嬉しそうな笑顔と、モノがモノだっただけに、とりあえず有難うと受け取った。 あとで、かれにはラブレスのナイフをお礼に渡した。 空調関係の技師だったコミヤマ君は、その後日本を飛び出して、今はロスに永住している。 こうしてワシはP210のオゥナーになったのだ。  それから10年以上の歳月が流れ、その間にワシはじつに多くの拳銃を撃つチャンスに恵まれた。ハンドガンナー誌とGUNS誌のスタッフになったので、それこそ世界の超一流どころカスタムのほとんどを撃つこともできた。 そして、今、改めてワシにとっての最高の拳銃はどれかと真剣に考えてみた。 答えは1947年にスイスのファクトリーから生まれ、チューンすらしていないP210だった。現代の最高のカスタム群も、P210の横に置くと青ざめて見える。 それほどに、P210には実力と魅力があるのだ。  P210のフレイムはスライドを抱いている。そのためにスライドがほっそりといていて、スラリとキレイなのだ。 P210の知的な精悍さはここからくる印象だ。 このカタチに見慣れると、他のオートはぜい肉だらけの糖尿病患者のようにぶよついて見える。 スライドの後部は控え目に盛り上がり、上部にビシリとしたハガネのリアサイトが立ち上がっていて、その前にスイスのクロスが打ち込んである。 スライドを引くとカキーンと硬質で上等な音がする。だが、その感触にはいささかのザラツキもなく、まるで絹のように滑らかだ。 銃を認る者が初めてP210のスライドを引いたら“ハッ!”となり、2度目に“ウーン……”とうなり、3度目にはニターッと笑う。 その素晴らしい感触は人を感動の世界に引きずり込んでしまうのだ。 これは、ぜんぜん誇張してはいないよ。ワシって、ありのままに書くとゆうこねは知ってるだろ? P210とゆう拳銃は、所有してからそのスゴサが解ってくる。持たないものがトヤカク言っても信用しないこと。 このグリップは他のP210から外して付け替えた。グリップは銃の相をきめる大切なポイントなのだ。 だが、これはシモブクレすぎてゼンゼン握りにくい。でも、あまりにもキレイなのでつけてある。 スライドキャッチも平たいものだったが、後期のものと交換した。 スライドを引いて5ミリばかり後退させ、キャッチの先端を反対側から押すとキャッチが抜ける。そして、スライドをスルリと前方に抜く。 ガイドロッドと一体のスプリングは他のオートのようにビロローンとならないので、スッと気持ち良く取り出せる。 バレルはスライドのラグに張りついていて、まさに微動だにしない。が、バレル側を下に向けるだけでハラリとウソのように流れ落ちる。 ハンマーアッセンブリーも魔法のように、なんの抵抗もなく抜け出てくる。 ポズィティヴでシンプルで完璧だ。 P210は、だいたいどれも50mで5cmのグルーピングはあたりまえに出せる。 これはものすごい精度だ! これを常識からみると、軍用銃としてはまったく不必要な性能としかいえない。あまりに精密なために泥だらけの戦場では故障もあるだろうから、そっちが心配なわけだ。 でも、ワシが兵士だったらたいしてかまわない。銃を泥のなかに落とすときは逃げるときか死んだときだと思うから。 P210はマガズィンのロックがグリップの下側にあって賛否両論だが、本当に闘いを考えるのだったらボタムリリースをワシは取る。 マグチェンジのスピードは実戦においてあまり重要でないからだ。それよりも、いつマガズィンが落ちるかと年中気を使うサイドロックのほうがずっとコワイ。 一発撃ったらマガズィンが落ちたとか、無くなっていたとゆう訓練中のトラブルをワシはさんざん見たし、経験もしたんだよ。  これは今のP210-6。 アンジェロからとりあげた。ひごろ撃って楽しむためのものだ。同じものを2挺もち、ひとつだけは撃たないでおくとゆうのはコレクターのやり方だ。撃つための銃を彼等は「シューター」と呼ぶ。 そう、こいつがワシのP210シューターなのだ。 仕上げがパーカライズで、アジャスタブルサイトで、グリップが握りやすくなっている以外はだいたいP210と同じものだ。 パーカライズのテクスチャーと色調には独特の金属感があって、なんとも素晴らしい。 このタイプは今も売られていて、値段は20万円以下で買える。 さてさて、P210とゆう経験がどんなに美しくて精度が高いかは、あるていど解ってもらえたと思う。 だが、気になるところもある。 ★セフティーがやや遠く、デッバリが小さいので切りにくい。 ★テイルが短いのでハイグリップで撃つとハンマーが手の皮を破る(うまいシューターはハイグリップなのだ) ★マガズィンキャパスティが8発しかない。 ★ダブルアクションではない。 セフティーとテイルはカスタムショップでやってくれるからよいとして、なんで16連のダブルアクションにしなかったのだろう? これは長いあいだワシの不満だった。 だが、最近になってのテストでこの不満は消えてしまったのだ。 CZ75とグロックとP210でジャムラン競争をやってみたのだよ。 CZ75は最後の鋼鉄拳銃であり、グロックは現代最強のオートマティックだ。これらにP210を加えて、どれかジャムしにくいかテストをしたのだ。 タマが良ければ勝負がつかないので、いろいろなカートで試した。 ヤスモノのリロード弾から、ブレットのへんなカタチまで、手当たり次第にテストしたワケだ。 3強の中で、一番タマに敏感なのはCZ75だった。合ったタマなら二千発もジャムなしだったのが、ケイスやマウスが立ったものだと5発連射もできなくなった、 グロックは角ばった短いハローポイントに弱く、火薬量の足らないタマもすぐにトラブッた。 だが、P210はすごかったのだ! 自分の割り当てをまったくジャムなしで撃ち、しかもCZ75やグロックが撃てなかったダメ弾をぜーんぶ全部タノシソーにヨユーシャクシャクでぶっぱなして、ケロッとしていたのだ。“なんなら、リヴォルヴァ君と勝負したっていいんですよ” そう、言うんだよね(ウソ)。 結局、P210のジャムは見ることができなかったのだ。 これが尊敬できないでどーするよ。 スィングルカーラムの滑らかさなのか、フィーディングランプの角度と磨きコミヤマなのかま。ワシには良く解らんが、P210とゆう拳銃は想像を絶するほどの研究から生まれたのだと感じたのだ。 世はダブルカアラムのダブルアクションの時代になるが、本当のオートはこれでしかいけない。そうゆう結論を得てのスィングルカーラムとシングルアクションだったのだろう。  “よーし、9連発でよか。スィングルアクションでもよか。そのハンディを知っちさえいれば闘いかたもあるっちゆうもんよ。なんよりか、その美しか姿に秘めた根性と信頼性にオイドンは心を打たれたとばいね” イーチはあやしげな鹿児島弁でつぶやいたのでアッタ。
んぢゃまた! 市郎

(#^.^#)たははは
ずいぶんムカシの「バカゲの至り」による
放談なのでお許しを〜(^◇^;)

信玄&TROOPER君、あんがと〜ん♪




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Posted by 市 at 05:15Comments(10)てっぽ記事
この記事へのコメント
わー、信玄さま、ありがとうございまーす。



ちがった、

あほで助平な信玄さま、おおきに、えろうもうかりまっかー、
デシタッケ?  いずれにせよ、感謝いたします。

あの、ほんのり、緑のはいったブルー
フレイムの銀色に輝くばねが、そのまますとんと、伸びも縮ミもしないですうーうとぬけるところ。
なにより、すらいどと、フレームをそっとこつんとしたときにする音の「キン キン 」 という こうしゅうはのおと。
硬そうな音だろう・・以下略

ケンさんがジャムと命中率については、チ(エ)ャンバーは少し大きくてもいいから、銃身にすべての鍵があるっ
と言っておられたのは34ねんまえ。
エアガンで命中率を高めるための銃身にいろんな細工を施し、弾さえ、ブレットさえこれならなあああ、と言うのもソノトキデゴザイマシタ・・・・・・。
Posted by 須田浩之スダヒロシ at 2014年02月09日 06:40
 
“あーう~‥同士たちよ…
 日本国内の、我々ガンキチに、永きに渡り悪影響(?)を及ぼし続けた米帝在住のイチローおぢさん。
 近日、彼が御年71の誕生日を迎えられるとの情報が、現地に潜ませた同士から入ったとよ。ほんで、我々は、過去に彼がリポートした記事‥今の若い読者が知らん、あんなコトこんなコトの数々をやねー。
おいら達で白日の元に晒したらんねェ~?
どげんね?
ジハードばせんね?”


(^O^)ハウディ~♪
須田様、喜んでいただけましたか?
闇のコピペ組織「タマカイーダ」率いるマルパソ ヴィンヴィン ラディン尊師から、先の指令がくだり。
東京からTROOPER大師。新潟からはKOチャン大師。
そして大阪の自慰‥あイヤ、ズィー馬鹿大師のボクらが団結したのでございます。
夜な夜なバックナンバー片手にピコピコとコピペ作業。
ところがですよ。
 未だにパソコン無しタブレットなんぢゃそりゃ?なガラケー オンリィなボク。
 今回のコピペ リポートは文字数制限に引っかかり、分割でしか送れなかったのです(T_T)

“バラバラに送ったらイチローさんが読み難いしー、こぉれ信ちゃん、お仕置きだべェー、ポアポアするべェー”

 マルパソ尊師のお仕置きは、それはそれは陰湿でジワジワと、まるで傷口にスポイトで醤油をポッタポタと垂らすヤリ口でして。
恐れ、困り果てた所を、

“よし!任せてよ”

港北施術病院にて更なる電脳化バージョンアップ済みなTROOPER大師が、自らのパソ子でまとめて送って頂いた‥
と言う次第なのです。


KOチャン大師もパソコがトラブったり、とタイヘンだったようですし。
ドクロベエならぬマルパソ大師のお仕置きが、何時誰に落ちるかと、ビクビクしながら地下に潜むボクでした。
Posted by 信玄 at 2014年02月09日 14:42
お疲れ様です。
いつも楽しく拝見させていただいてます。

ところで、現在LAに永住なさってるコミヤマさんって
1980年代後半にLAで日本人向けの情報誌を
製作なさってた方でしょうか?

もし別な方でしたらごめんなさい。
Posted by じろう at 2014年02月09日 20:51
最近、昔懐かしいイチローさんの文章がUPされているので、古いリポートを引っ張り出して読んでしまいます。

その中でも私の人生において、ターニングポイントになったイチローさんの言葉をこちらに書きたいと思います。

掲載されたのはGun誌 1980年6月号です。書いたのは、イチローさんではなく、当時自称CA第二支局長の野沢賢治さん、そうケンさんです。この号に出ていたのは、ニックさん、ジュンヤナカモトさんなど、後にコンバットマガジンで活躍して面々です。
今、イチローさんが行っているトレーニングの黎明期に当たる内容で、自分もやってみたいと思ったものです。
それ以上に、ずっとイチローさん宅に居候していたケンさんが、イチローさんから受けたメッセージが、当時小学生6年生だった自分にとって、いかに生きるべきかを考えさせられました。ぜひ、みなさんにも読んでいただきたいと思います。


Gun誌1980年6月号より 抜粋

読者の中には将来、アメリカに住み、イチロー兄貴にシューティングを教えてもらいたいと考えている人も居ると思うが、イチロー兄貴にシューティングを教えてもらうには、独立心、研究心があり前向きであるという事と、ニコチンなどで、肺をおかされていないという事などが、必要条件だ。事実、どんなスポーツでも本格的にやっている人にニコチンとか多量の酒は禁物だ。

 「若いときはウンと勉強しなければならない、それには金もかかる。親にたよっている男はガッツが足りないのでどうせ脱落するのでガンバッてる奴は金のないのが多い。そんなとき、いくら安いからといってタバコや酒に金を使い、マージャンで時間を浪費するのはもってのホカ。本を買え、映画をみよ、フィルムを一本でも多く買って撮れ。趣味は多く持て。仕事は2~3種類出来る男になれ。皆一様に同じ人間なれば、努力した者が生き残れる。誰だって初めからガッツを持ってはいない。君自身でたたきあげるのだ。
 まだ知識も技術もなにもないヤング諸君!君達には若さ、つまりこれからの長い時間があるではないか。学べ。英会話でも音楽でも、あるいはモデルガンについてでも。君が何かをしている限り君は学んでいるのだ。
 大切なのは今の今、決して空白に過ごしてはならない。コンプレックスは殆ど皆が持っているもの、そんなものは気にせずに、とにかく物事にかかるときは体当たりあるのみ。君が本気で一生をそれに捧げるならば、期待以上の成果は必ずあがる。
 GUNに魅力を感ずるのは、すでに男の証しだし、その好奇心はエナジーだ。エナジーある男は何かを成せる。日本にそういった簡単な事の分からない先生や親が多くて、大切な筈の教え子や息子に芽生えた、そのかすかな可能性をつみ取る場合が多い。彼等は自分達の生活に手いっぱいなので、全くの近眼になりきっていれ、将来の展望というものを考えることが出来ないだけなのだ。
名のある大学にやれば大丈夫と考える親は多い。ナニが大丈夫なモンカ。子供の適性を見抜き、小さな可能性を捜し出してそれを伸ばしてやるのが親であり、先生たるものである。
 私は勉強が大好きだが、学校でやらされるあの学習というやつには耐えられなかった。特に英語は常に追試追試で全くスポイルしていた。だが私は写真に興味を持っていたので、アメリカに渡るべく自分で英会話を勉強し、アメリカに来てからもセッセとやって、あまり向いているとはいえない英語でもなんとかなっている。
 私に英語をつめ込もうとした、あの中学、高校の先生達が、今だにあの全く通じない、日本人にしか通じないあの変な英語を君達につめ込もうとしているかと思うと腹が立つ。それが私の言う空白の時間だからだ。
 日本の英語の先生の中で、アメリカに来て会話のできる人が10パーセントは居るだろうか?
モデルガンを買って来て、ウットリとながめている時、それは空白の時間ではない。それは美意識の芽生えなのだ。
 「日本人は美というものを、じかに掴み取ることの出来る、唯一の民族だ。」とバーナード・リーチが書いている。
 はじめは私も「フーン、そうかね。」と思っていたが、アメリカで世界中の人間と付き合った今、バーナード・リーチの言葉はオセジでない事を確信できる。
 美意識は欲望となり、エナジーとなって、人間の生活を助ける大切なものだ。
 アメリカ人には気の毒な人が多い。一枚の絵を賞めるのに、これは構図がこうで、バランスがどうだから良いのだ。と、いったかんじで見る美術家が多いからだ。
 日本人は、どちらかというと作者の意識、あるいは情熱をじかにその胸に感じとるのだ。この話は長くなるのでやめにして、とにかく、日本人はもっともっと世界にぐんぐん伸びる要素を持った民族なのは確かなのだから、自信を持って自分の世界を広めていってもらいたい。分からず屋に囲まれてくらすのはどんなに大変か、私も体験しているので理解出来るが、でも、要は君次第だ。人生を閉ざすドアに自動ドアはない。どうせ不必要なドアなんだから体当たりで開くべし。そして、何かを身につけ、独立できる男になろうぜ!」

 これは31歳にして日本を脱出し、6年かけてポリス・コンバットのディスティングイッシュト・マスターとなった初の日本人、そしてGUNを撮れば世界一といわれ、遂にS&W社からまで仕事依頼が来た、わがイチロー兄貴から皆さんへのメッセージです。
 ワシもモデルガン屋で良いから、その道のプロになったる。
以下略
野沢賢治


いかがでしたか?
イチローさんのショートストーリーも良いですが、この言葉に書かれている事を読んでみると、何か感じる事ってあると思います。私もやっぱり、何かにチャレンジし続けたいなと思います。
 最後に、遅くなりましたが、イチローさん誕生日おめでとうございます。これからもお元気で。
Posted by chatter box at 2014年02月09日 23:26
chatter boxさん、懐かしい記事の転載、ありがとうございます<m(__)m>。

お礼に一言。ヲヤヂの実感と経験から。

>若いときはウンと勉強しなければならない

→若いときで勉強は終わりではありません。続けなければなりません。学びたいと思った時に何とか時間を都合つければ再開可能です。

>君が何かをしている限り君は学んでいるのだ。
 大切なのは今の今、決して空白に過ごしてはならない。コンプレックスは殆ど皆が持っているもの、そんなものは気にせずに、とにかく物事にかかるときは体当たりあるのみ。君が本気で一生をそれに捧げるならば、期待以上の成果は必ずあがる。

→その通りです。
やらない言い訳を考えず、いかにして楽しく、面白くやっていくかを考えた方が遥かに有意義。
Posted by CYPRESS at 2014年02月10日 03:08
>若いときで勉強は終わりではありません。 (^w^)いえす、まったくです。歳をとるほどに深度ある学びをしないとね〜
Posted by 市 at 2014年02月10日 10:00
実はですね・・・某GP誌につらつらと駄文を載せていただいたときに企んでいたことがありまして。それは、「レイサム」という表記を紙面に載せること。そのために、他にもいっぱいカタカナ使って、注意をそらせて(笑)。

だってー、某国指導者でさえカタカナでは「キム」と表記するんですもの。専門誌にもかかわらず、著名なシューターをいつまでも「リーサム」と書くのはいかがなものかと。慣例?そんなものはクソ食らえってことで。

で、念願かなって「レイサム」表記に成功!・・・なんですが、GP誌ではその後も普通にレイサムで通ってました。

そもそも今は亡きG誌とは編集が違うのね。
というわけで、独り相撲を取ってしまいましたわ(苦笑)。
しかし後悔はしていません!
Posted by ルシファ at 2014年02月12日 22:16
ルシファさん!! goodjob!!!
Posted by まう@東大阪 at 2014年02月13日 00:24
ハウディー!

ルシファさ~ん(^〇^)/
あの思い入れタップリの「レイサム」表記は
グッジョブですたね~っ♪
\(^〇^)/ アッパレ
Posted by マルパソ84 at 2014年02月13日 05:57
へへっ、そのかわり別の人名をポロッと間違えちゃってるんですけどね。

たぶん直しが入るだろうと「スィンプル」なんて書いてみたら、そのまま通っちゃって…。

他の人たちは特定の銃器について書いてるのに、「ボウランド作のカスタムガン」という漠然としたテーマで書くという暴挙(笑)。プロレス好きの友人からは「場外乱闘みたいな記事やったのー」と評されましたが。うーむ、確かに。

実は尺の関係で丸々一段落削ったんですが、なかなか挑発的な部分だったので、惜しかったなー。
Posted by ルシファ at 2014年02月13日 22:36
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