TACTICAL LIFE

アメリカで本格的に射撃をする場合は、
NRA(ナショナル ライフル アソシエイション)
という強大無比な組織に入るわけなんですよね。

NRAでは広範囲にわたって様々なクラスを
開いているのですよ。

テッポ飼ったけど、どうやって習うの?
といった人のための基礎講座から射場の親分
になるための段階的な講義まで、、
それはそれは沢山のクラスがあります。

ワシはそういうのはメンドクサイので
いっさい受けたことはなかったのですが、
このところマリポウサのピストルクラブに
入会し、ちっとは地域に貢献しよかという
気持ちになったところで、まずこの新しい
クラブにはRSO(レンジ セフティー オフィサー)
という射場を仕切る資格のある人は二人しか
いないことがわかり、これでは運営が難しい
ということになり、4人のボランティアで
資格をとることにしたのです。



で、渡りに船とはこのことで、RSOのクラスを
開いて講習者に資格を与える資格を持った男が
身近にいて、、それはなんとワシの弟子になって
腕を磨いているニックさんなんです♪
彼は資格コレクターでしてね〜(^集^)
それに元シェリフで犯人射殺の経験もあり、
CCWの教官でもあるわけです。

そこでワシもね・・
「♪ちょいと出ました三角野郎が資格四面の
やぐらの上でぇ〜」じゃないですけど
資格をとってシューターたちの面倒を見て
やろうと・・。




RSOになるためには8時間びっしりの講義を
受けて、ラストに筆記テストを受けるのですよ。
テストは「オープンブック」方式なのでテクスト
を読みながらでいいのですが、このテクストが
また分厚くてね〜(°汗°;)
で、講習料はよく聴いていませんが$100＋
なんやかんやのようです。
(なにしろ先生はワシの弟子なのでカネをとりたく
ないらしくウヤムヤで・・・＾∀＾)



生徒はこの四人だけ。
クラブの重鎮たちとゆーわけ。
NRAのクラスはこのように少人数制で年中
開いており、これが全米各地のネットワークと
なっているので凄い規模なんですよね。

講義は飲み食いしながら和気あいあいで
ジョークが飛び交い時には真剣な討議となり、
物事を学ぶ場とはこうあるべだという雰囲気
があります。
とにかくアメリカ人は気さくで融通がきき、
目的意識が明確なのですよね。
日本ってなんもかんもコチコチで権威主義
みたいでキマジメではありながら硬直した
感じがあってね〜・・
こういうところでは、まだまだ
アメリカから学ぶものが多いという気が
しますね〜。

ワシなんかハンテン着ていて(⌒▽⌒)
地方公民館の村の集まりみたいで
ほんまに気楽なのですよね〜(｡◠‿◠｡)

でもってワシが学んだことは、試合の時に
シューターたちの質問に応えることや、
安全管理のためのリーダーシップや、
荒れてるシューターを追い出すルールや、
けが人が出た場合の処理方法や、
ガンハンドリングの悪いやつの指導方法や
銃を落としたシューターの扱いや、
とにかく平穏に試合を終わらせるための
安全進行に関するモロモロです。

試合において想定される問題は数多くあり
同じルールが全米を支配するというものでは
なく、各クラブの状況によって微妙な調整を
するので、NRAルールに照らしながら
マリポサクラブのやり方を模索するのです。

たとえば、スティルチャレンジにおいて
わがクラブでは銃の故障が出た場合は
ワンステイジにおいて一回だけはやり直し
を認めているのです。
トゥリガーに指をかけてボックスを出ても
すぐにDQにはせず、警告だけですまします。

ようするに、ビギナーたちをいたわりながら
育てていくという方向性をもっているのです。

試合というよりも「皆で集まって練習する」
といった雰囲気でやるわけです。

ですからズブのシロートさんが来ても
RSOが付き添ってメンドーを見てやれる
という体勢を整えつつあるわけです。

ちなみにワシは数々の試合とワールドクラス
の試合を長きに渡って体験している唯一の
メンバーなので、試合に関するモンダイ
などに即答できることから相談役として
大いに貢献できているのですよ。
まあ町内大会に元オリンピック選手がいるようなものでね〜、大切にされてますよ〜o(^▽^)o

オレはうめーんだぁ〜
お前だめだな〜
オレをソンケーしろよ〜
射撃の巧さが人間の価値だぁ〜
外せ光線発射〜!

といった、エアガンシューターにありがちな
人間ってほとんど居ないのですよね〜

仲良く銃の腕くらべをしながら自分の技量を
知ろうという円熟した精神が発達しているのが
アメリカだという気がします。

発想の良さ、
科学の心、
実行力、
柔軟な対応力、
核心を見つめる力、
社会創りの巧さ、

白人種ってこういったことでは
かなり優れていると感じます。

だから戦争しても強いのだな〜
と想いますよ。

ただ一部の金持ちと政治屋どもが
アメリカを蝕んでいるわけで、、
ここんとこが残念ですよ。
市