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2014年02月09日

SIG P210

市 (2014年02月09日 05:15) │Comments(10)てっぽ記事
イチローさん、オハ今晩わ!
信玄さんがガラケイで一生懸命打ったのに、文字制限で一括送信ができないので、代わりに送りました。 同時多発誕生日、信玄さんの巻です。

【SIG P210】 by ICHIRO NAGATA

拳銃はしょせん、殺しの道具、見かけの美しさなど、どうでもよい。 そう考える男には、知性も理性も、夢もロマンもない。 トカゲだって、たまには美しい空を仰いで感動しているというのに…

“サア、一挺だけとりなさい。地上に存在する銃の中からたった一挺だけをキミにあげよう……” もし、そんなことになったら、ワシはたいして迷いもせずP210とゆう芸術品をとる。 世にはゴマンとゆう数の銃があるが、スィグP210こそはワシの最愛の友なのだ。 これは16年間、銃と暮らしてきたイーチの結論なのだよ。 と、ゆうわけで今月は、ワシの一番大好きな拳銃「スィグP210」だぞー! ところで。 いまさら「スィグP210」と書くと違和感があるだろう。 だけど、これは「シグ」ではなく「スィグ」なのだ。 このさい、ハナシを強引に脱線 させてしまうが、ま、ヒマな時聞いてくれ。 ムカシ、ばかーな編集者がいて、ワシにモンクを言った。 “イチローさん、シルバーチップのことをシルヴァーティップと書くのをやめてください。雑誌としては他のリポーターと統一しなければなりませんからね。だいたい英語をカタカナで発音しようというのは不可能なんですからジタバタしないで慣用にしたがってくださいよ” と、きたもんだよ。 “トーイツなんてクソくらえ!”  ワシはまずそう答えたね。 “あのな、コトバの使い方とゆうのはリポーターの個性なんだから、同じリポーターにしても、ものごとを知るにつけ、だんだんと変化していいと思うんだ。 それに、コトバは生きているんだ。時代とともに変わらなきゃ不自然だよ。 ワシだって初めはセンパイ達を盲信してシルバーチップと書いたもんだよ。でもSILVERの「VER」は上の歯を下クチビルにあてて発音するマサツ音なのだから「ヴ」とゆう便利なカタカナを使って、「シルヴァー」と書き、Bからはじまるハレツ音の「BER」なんかのときに「バー」と書いて区別したほうが感覚的にピッタシくると思ったので変えたんだが、ダメかね?” あ、ソーかぁ……と、アタマのいい奴ならこれだけ言えばナットクしてくれるのだけど、この編集者は閉鎖的でガの強い脳硬化タイプだった。 “でもねぇ、シルバーチップでずっととおってきてるんだし、第一そんなこと言ったらキリがありませんよ。単語をみーんな考えなおさなきゃならないし、不可能ですよそんなこと。それに、たいして重要なことじゃないしね。なんでイチローさんはイチイチこだわるのかなぁ~。ほっときましょうよ、もう…” 人間は自分の知識の入れ替えに対しては怠惰なものだ。マチガイだろうがオロカだろがいったん得た知識は守りたがる。でも新しい情報にもスナオでありたいとワシは思うのだ。 “いいや、不可能ぢゃない。ひとつひとつの単語に注意を払って書けば良いだけのことだよ。君も編集者なら、若い読者の未来のために努力しようよ” “いやー、しょうがないなー。シルバーチップでいいじゃないですかー、どこがいけないんですかー?こんな話よっかウィスキーが欲しいなー” “よしっ、いいか編集者ドノ。シルバーチップのハナシはやめよう。こんどは「チップ」のハナシだ。チップをティップとしては困るのかい?” ワシは話題のポイントを急所に移した。これが理解できなかったらこのオトコとはつきあう価値がないと思いながら。 “チップでいいですよチップで。ティップなんてかっこつけですよ” “そうか、じゃ「チップ」とゆう単語が出てきたらどう発音するんだ?” “エッ?” “シルヴァーは銀のことだな。ティップは先端とゆう意味だ。TIPと書く。じゃTIPをチップなら、CHIPはどう発音するかと聞いているんだよ。 TIPもCHIPもまとめて「チップ」にしちまうのかい? そうなるとあまりにも乱暴だと思わないかい?SILVERTIPとSILVERCHIPが同じ発音なんて、日本人とはそんなにナサケナイ人種かね?”“………………………………”チップとティップは使い分けしようよ、なっ? このあいだまではビアンチと書いてあったのをビアンキにしたのも我々じゃないか。こうして、ひとつひとつ、いくらかでも正確なほうにもって行きたいじゃないか、ねぇ” “……そんなら、そうしましょうか。シルヴァーティップで行きましょう。しかたがない” かくして、頑迷な編集者もシブシブとワシの書き方に賛成したのだ。1981年のことだったよ。 それをキッカケのようにワシはカタカナエーゴを自分なりに表現しようとがんばり始めた。 それはつらいことだった。GIRLとかTHISとかいった簡単な単語がどうにもカタカナにできないのだ。まったく日本語にない発音はあきらめるしかないことがすぐに判った。そして、わが文部省に対してハラがたった。 日本人は中学と高校をとおしてナント6年間も英語を習わせられる。なのに、わが大半のセイショーネンたちは英語で道を聞かれても答えられず、正確な基礎発音さえできない。 そして、社会人となって、いちように英語コンプレックスをもつにいたるのだ。 学校もバカだぜ。英語会話のしかたを教えずに、いったいなにを教えようとゆうのか?6年間も! 東南アジアでは威張るが、白人の売春婦のまえではヒクツな作り笑いしかできないジャパニーズ。これは文部省の産物ではないかとワシは思う。 その無能な文部省も、やっとこのごろになって、英語をカタカナで書くときはあるていど自由にしてよいと言い出したのだ。 バイオリンをヴァイオリン、ビルヂングをビルディングといったように書いてもよいそうだ。 ビルヂング! ちょっとビル街を歩いてみよう。ほんとうに、なになにビルヂングとネイムプレイトに刻んであったりするのだ。 だがキミ、笑っちゃいけない。ロマンチック、ドラマチック、オートマチック。そう言うだろう? これらはTIC、つまりチックではなく「ティック」でなきゃいけない。「チック」ではギョッとするほど聞き苦しいのだ。CHICKのときにチックと読もうや。 クレジット、ケーキ、ラジオ、チューリップ、スチール、ツアー、ステーキ、テレホン、マガジン。これらも聞くにたえない悲しい日本の英語だ。 布を縫う機械を「ミシン」と書くが、機械のことは「マシーン」と書く。 これは、どちらも同じMACH INEだ。 縫う機械は「ソーイングマシーン」でなきゃいけないのに、なんなのだ、これは! ワシがこれを知ったのは中学のときだが、その時点でワシは日本の文化は信用できないと感じたよ。 「レディーファースト」これはどう聞いても「早く用意」としか解せない。 「レディー」は用意、「レイディー」が女性なのだ。RやLの発音にこだわらず「れでぃー」と「れいでぃー」を使い分ければキチッと通じるのだ。 ただしFIRSTとFASTの書き分けはむずかしい。ワシは苦しまぎれに「フゥースト」と「ファースト」に分けているがとてもツライ。 で、ハナシを「スィグ」にもっていこうかな。 「シー」と言えばどんな意味?カノジョ、見る、海などが浮かんでくるが、ちょっと待て。SEHはたしかに「シー」だが、SEEとSEAはどうみても「スィー」でないとマズイのだよ。 そろそろ、日本人は「シ」と「ス」の使い分けをしなきゃイカンとワシは思うのだ。なにしろメタメタなのだから。 シール、シーズン、シークレット、シチズン、シビックといったコトバはミーンナ「スィ」とゆうはつおで始まらないとオカスイ、いやオカシーのだよ。 と、ゆうわけでSIGはトーゼンのように「スィグ」となる。シグと読むにはスペルがSHIGでないといけない。 ただし、スイスではなんとゆーのかゼンゼン知らない。だれか教えてくれ。 ついでにゆうとくけど、ワシはナカグロとゆうヤツ、あのカタカナの間に打つ醜点、いや黒点。あれがデーッキライなのだ! ウチにある古い本で見ると、大正時代のころにはもうナカグロを使い始めていて、同時に、伝統のローマ字読み英語もしっかりと値をおろしている。 英語を読んで意味は解るが、発音は知らないとゆう時代、そんな連中がテキトーにローマ字読みをして本を書いたのがそのまま今に伝わっているのだ。 さらに、文久元年に発行された英語箋(えいごせん)とゆう辞書をみるとおもしろくてもうニクめない。 太陽は「ソン」、星は「スタル」、北は「ノート」、シャワーは「ショーウル」、ハードは「ハルド」とカタカナで書いてあるのだ。 幼稚とゆうか、無神経とゆうか、とにかくすごいカタチでワガクニの英語教育が始まったのがよーくわかる。 ともあれ。 文章は視覚的に美しくありたいと考えるワシにとって、ナカグロは醜怪な存在としか言えん。 だから、 オートマティック・ハンドガンではなく、オートマティック ハンドガン、とナカグロのかわりに半角あける方法でワシはいきたいのだ。 そして、会話の文は“バカッ!”のように“”を使い、強調したいとき「SIG」とゆうように「」で囲みたい。 日本ではこれらを逆の方法で使用されつつあるが、とにかく横書きに関してはワシは自分流を貫きたい。 英語での会話文は″Oh Baby!″と″″を使うわけで、これは視覚的に弾んだ感じがあって好きなのだ。 マーク トーエンとゆう作家の手書きのオリジナル原稿をワシは見たことがあたる。いきなり会話で始まっていて、それが″″で囲ってあったのを見っき、 ″ウワー!斬新だなー!″ と感動した。以来、自身をもってそれを使うことにしたのだ。「」は明治時代からの流行だ。漢字だらくのめんどきさい文章には合うが、現代の生きた文章にはかたくるしのであまり使いたくない。だが、強調文字の囲みにならつかてみようと思う。 もうひとつ。 数を数えるとき、ワシは一挺と「挺」とゆう漢字を使うが大抵は何者かによってテヘンに書き変えられてきたま だがMGCのMP5Kのカタログをもらって読んでみたまえよ。 銃を数えるのに〈挺〉とつける 挺は木ヘンに延びると書く 古代の男の武器は木の棒だっただから銃を数えるときは今でも木ヘンをつけるのだ と、書いてある。 どなたが書かれたのか存じてはいるが、我ながら感動的である。はははっは! まっ、ちゃんと語源辞典を読んでベンキョーしたうえでやっとるんだから、せまいリョーケンでワシのゲンコーをいじってはいけないのだ。なっ? うわー!疲れたぜい。 なんで、こんなこと書いたかとゆーとだね。このあいだ日本に行ったときのこと、コンバット新担当者のP若編集次長達とミーティングをしたわけだ。そこで、今後の方針としてイチローの原稿には手を加えないとゆうアリガターイ約束をしてくれたとゆーワケなのだ。 そして、ワシのやり方を発表し、つねづねギモンに思っている読者にナットクしてもらい、自己を向上させたいと願うリポーター達の指針になって欲しいとゆうことで長々と書いたのじゃよ。 ワシとしても、「トップガン」での誤字脱字の猛攻にはショーゲキをうけてヤル気をなくしたが、今後の編集部には期待したいのだ。 えっ?誤字なんど気がつかんかっただって? ……ウーンありがたいやら悲しいやらだぜ。 で、ワシがそう書いたからといって、キミが今日から「クレディッ」「ケイク」「レディオ」「スィヴィック」「スィグ」「シュタイヤー」なんて言い出したら、キザなヤーツと思われるだろう。 だから、そうなることを知ってるキミはいつまでも「くれじっと」「けーき」「らじお」と言い続けるしかない。 なのに、ワシが日本に行って「パァスポゥート」なんて発音したら、カッコイーと言われるんだよね。 “キザじゃなーい?”と聞くと、“イチローさんは特別ですよ” いったい、ぜんたい、なにが特別なんだ。まったくわからん。 正しいことも、個人でやってるうちはダメ。権利者や大勢が言えば認める。これが、キミの住んでる日本社会のオロカな実態なのだ。 ムカシ、こんなことがあった。 レイガンがアメリカ大統領になったころだよ。日本のマスコミは朝日新聞も毎日新聞もみーんな「リーガン大統領」と書いていたんだ。たしかに、それはローマ字読みならリーガンと読めた。レイサムをリーサム、ミチュレックをミキュレックと読むんじまうようなもんだ。それは「ONE」を「オネ」と読むにひてしいのだがね。 そしてるうちに、あるとき、 “ワシの名はレイガンだぞー、リーガンとはいわーん” と、大統領が言ったのだよ。 日本人がワーワーおしかけて行って、“みすたーりーがん”と発音したわけだな。 そしたらさ、日本のマスコミ達、コロッと翌日から「レーガン」なんだよね。 〈君子は豹変す〉 とゆう中国の言葉がある。 偉い人は、自分のマチガイに気がついたら、その場で直すという意味だよ。 でも、レイガンのときは相手が大統領だったので〈新聞は慌変す〉とゆうミットモナイかんじだったよ。  さあさあ、キミはどーする? 豹変できる人間になりたいのか? それとも、井のなかのカワズで満足して大海などは知りたくもないとゆうのかな? エッ? どーなんだよ!   ガンショウとゆう、楽しいのがアメリカ各地で開かれる。 公民館とかエクスポ会場みたいなところにガンナッツが集まって、銃関係品の売り買いや交換をするのだ。 ちょっと大きな都市だったら、毎週どこかでやっている。日本人のガンナッツだったらショックをうけるほど素晴らしいショウだ。 カネが無くても、ながめて歩くだけで楽しいので、よーく通ったよ。 あれは、ワシがまだGUN誌のリポーターをやってるころだったから12年ばかり前のことだ。 キャリフォニアのサンノゼのガンショウに、コミヤマ君とゆう読者をつれて行ったんだ。 いつものように人でごったがえした会場をタバコの毒臭に耐えながら見物していると、突然、ピカーッとヒカリ輝く拳銃が視界に飛び込んだのだ。 この写真のようにP210がテイブルにあったんだ。 “うぉー! これだ、これがニューハウゼンとゆうヤツだな、ウーン、なんと、美しい……” アメリカではP210は美術品とされている。とくに初期にだけ造られたハイポリッシュのピカピカは憧れの的なのだ。数は少なく、値段は高く、めったなことではお目にさえかかれない。 ワシはその知的でふくよかなたたずまいに心を打たれて、ジーッとながめいったよ。 .22口径と.30ルガーのコンヴァージョンがセットになっている。 値段は2500ドルくらいだったと思う。これほどの逸品でこの価格なら、日本人感覚にとっては安いものだった。日本刀の有名品だったら、そのツバの先のゴミだって買えない金額だ。 が、S&Wリヴォルヴァが150ドル、ガヴァメントが250ドルとゆう相場の時代に2500ドルのプライスはスサマジイものだった。若者の給料まるまる3ヵ月分なのだ。 GUN誌のギャラが600ドルでヒーヒーやっていたワシにとってもマサにそれは高値の花(あれっ?)だった。 “イチローさん、長く見てましたけど、あのピートゥーテンというのは、そんなにいいもんですか?” “うん、造りの良さ、精度の高さ、耐久力、信頼性、そしてうつくなどでアウトスタンディン(抜群)と言われている。ガンナッツの憧れだよ。ワシもいつかはあんなのを手に入れて撃つからな” “なー、そんなにスゴイものですかー、ピンと来ませんでしたよ” そんなことを話していたコミヤマ君はまたフラリと人ごみにまぎれ、2分後に現れたときには、あの箱を抱えていた。 “ウワッ、買ったのか!” “ウフフフ、はい、これプレゼントです。ずいぶんお世話になったので……” “えーっ! いや、受け取れんよー” “でも、もう買っちゃいましたから” ワシは他人からホドコシをうけるのはミジメな気持ちになるので耐え難いのだが、そのときのコミヤマ君の嬉しそうな笑顔と、モノがモノだっただけに、とりあえず有難うと受け取った。 あとで、かれにはラブレスのナイフをお礼に渡した。 空調関係の技師だったコミヤマ君は、その後日本を飛び出して、今はロスに永住している。 こうしてワシはP210のオゥナーになったのだ。  それから10年以上の歳月が流れ、その間にワシはじつに多くの拳銃を撃つチャンスに恵まれた。ハンドガンナー誌とGUNS誌のスタッフになったので、それこそ世界の超一流どころカスタムのほとんどを撃つこともできた。 そして、今、改めてワシにとっての最高の拳銃はどれかと真剣に考えてみた。 答えは1947年にスイスのファクトリーから生まれ、チューンすらしていないP210だった。現代の最高のカスタム群も、P210の横に置くと青ざめて見える。 それほどに、P210には実力と魅力があるのだ。  P210のフレイムはスライドを抱いている。そのためにスライドがほっそりといていて、スラリとキレイなのだ。 P210の知的な精悍さはここからくる印象だ。 このカタチに見慣れると、他のオートはぜい肉だらけの糖尿病患者のようにぶよついて見える。 スライドの後部は控え目に盛り上がり、上部にビシリとしたハガネのリアサイトが立ち上がっていて、その前にスイスのクロスが打ち込んである。 スライドを引くとカキーンと硬質で上等な音がする。だが、その感触にはいささかのザラツキもなく、まるで絹のように滑らかだ。 銃を認る者が初めてP210のスライドを引いたら“ハッ!”となり、2度目に“ウーン……”とうなり、3度目にはニターッと笑う。 その素晴らしい感触は人を感動の世界に引きずり込んでしまうのだ。 これは、ぜんぜん誇張してはいないよ。ワシって、ありのままに書くとゆうこねは知ってるだろ? P210とゆう拳銃は、所有してからそのスゴサが解ってくる。持たないものがトヤカク言っても信用しないこと。 このグリップは他のP210から外して付け替えた。グリップは銃の相をきめる大切なポイントなのだ。 だが、これはシモブクレすぎてゼンゼン握りにくい。でも、あまりにもキレイなのでつけてある。 スライドキャッチも平たいものだったが、後期のものと交換した。 スライドを引いて5ミリばかり後退させ、キャッチの先端を反対側から押すとキャッチが抜ける。そして、スライドをスルリと前方に抜く。 ガイドロッドと一体のスプリングは他のオートのようにビロローンとならないので、スッと気持ち良く取り出せる。 バレルはスライドのラグに張りついていて、まさに微動だにしない。が、バレル側を下に向けるだけでハラリとウソのように流れ落ちる。 ハンマーアッセンブリーも魔法のように、なんの抵抗もなく抜け出てくる。 ポズィティヴでシンプルで完璧だ。 P210は、だいたいどれも50mで5cmのグルーピングはあたりまえに出せる。 これはものすごい精度だ! これを常識からみると、軍用銃としてはまったく不必要な性能としかいえない。あまりに精密なために泥だらけの戦場では故障もあるだろうから、そっちが心配なわけだ。 でも、ワシが兵士だったらたいしてかまわない。銃を泥のなかに落とすときは逃げるときか死んだときだと思うから。 P210はマガズィンのロックがグリップの下側にあって賛否両論だが、本当に闘いを考えるのだったらボタムリリースをワシは取る。 マグチェンジのスピードは実戦においてあまり重要でないからだ。それよりも、いつマガズィンが落ちるかと年中気を使うサイドロックのほうがずっとコワイ。 一発撃ったらマガズィンが落ちたとか、無くなっていたとゆう訓練中のトラブルをワシはさんざん見たし、経験もしたんだよ。  これは今のP210-6。 アンジェロからとりあげた。ひごろ撃って楽しむためのものだ。同じものを2挺もち、ひとつだけは撃たないでおくとゆうのはコレクターのやり方だ。撃つための銃を彼等は「シューター」と呼ぶ。 そう、こいつがワシのP210シューターなのだ。 仕上げがパーカライズで、アジャスタブルサイトで、グリップが握りやすくなっている以外はだいたいP210と同じものだ。 パーカライズのテクスチャーと色調には独特の金属感があって、なんとも素晴らしい。 このタイプは今も売られていて、値段は20万円以下で買える。 さてさて、P210とゆう経験がどんなに美しくて精度が高いかは、あるていど解ってもらえたと思う。 だが、気になるところもある。 ★セフティーがやや遠く、デッバリが小さいので切りにくい。 ★テイルが短いのでハイグリップで撃つとハンマーが手の皮を破る(うまいシューターはハイグリップなのだ) ★マガズィンキャパスティが8発しかない。 ★ダブルアクションではない。 セフティーとテイルはカスタムショップでやってくれるからよいとして、なんで16連のダブルアクションにしなかったのだろう? これは長いあいだワシの不満だった。 だが、最近になってのテストでこの不満は消えてしまったのだ。 CZ75とグロックとP210でジャムラン競争をやってみたのだよ。 CZ75は最後の鋼鉄拳銃であり、グロックは現代最強のオートマティックだ。これらにP210を加えて、どれかジャムしにくいかテストをしたのだ。 タマが良ければ勝負がつかないので、いろいろなカートで試した。 ヤスモノのリロード弾から、ブレットのへんなカタチまで、手当たり次第にテストしたワケだ。 3強の中で、一番タマに敏感なのはCZ75だった。合ったタマなら二千発もジャムなしだったのが、ケイスやマウスが立ったものだと5発連射もできなくなった、 グロックは角ばった短いハローポイントに弱く、火薬量の足らないタマもすぐにトラブッた。 だが、P210はすごかったのだ! 自分の割り当てをまったくジャムなしで撃ち、しかもCZ75やグロックが撃てなかったダメ弾をぜーんぶ全部タノシソーにヨユーシャクシャクでぶっぱなして、ケロッとしていたのだ。“なんなら、リヴォルヴァ君と勝負したっていいんですよ” そう、言うんだよね(ウソ)。 結局、P210のジャムは見ることができなかったのだ。 これが尊敬できないでどーするよ。 スィングルカーラムの滑らかさなのか、フィーディングランプの角度と磨きコミヤマなのかま。ワシには良く解らんが、P210とゆう拳銃は想像を絶するほどの研究から生まれたのだと感じたのだ。 世はダブルカアラムのダブルアクションの時代になるが、本当のオートはこれでしかいけない。そうゆう結論を得てのスィングルカーラムとシングルアクションだったのだろう。  “よーし、9連発でよか。スィングルアクションでもよか。そのハンディを知っちさえいれば闘いかたもあるっちゆうもんよ。なんよりか、その美しか姿に秘めた根性と信頼性にオイドンは心を打たれたとばいね” イーチはあやしげな鹿児島弁でつぶやいたのでアッタ。
んぢゃまた! 市郎

(#^.^#)たははは
ずいぶんムカシの「バカゲの至り」による
放談なのでお許しを〜(^◇^;)

信玄&TROOPER君、あんがと〜ん♪
市  


Posted by 市 at 05:15Comments(10)てっぽ記事

2014年02月09日

クラブ通信届く

市 (2014年02月09日 04:55) │Comments(1)語りのプラザ
Hey Guys and Gals,
Tomorrow's Steel Challenge has been cancelled due to the wet weather. Hopefully next month, March the steel match will be the new configuration for West Coast Steel..
Stu

おい、野郎どもとギャルたちよ
天気わりいからスティルチャレンジは
キャンセルだぜ。
3月の試合はWCSの新しいターゲット配置
でやれるようにすっからな。

というクラブ通信が来ました。
かなしうれし (•̥̀  ̫ •̥́)(●^o^●)

実は数日前にこんな集まりが
あったのですよ・・

クラブの重鎮が集まってWCSターゲットの
ディザンを思考しようと・・・

軽量かつ安価なこの三脚を採用して
市ディザインでいこうとなりました。

そこで、その場の有り合わせで作りました。
このようにパイプに穴を開けてターゲットを
固定、パイプは6インチくらいの長さに切って
三脚にスポリと被せれば取り外しが簡単で
準備と片付けがはかどる、、というものです。



そしてみんなで撃ちました。
満足です♪
ちなみにここはジョージの自宅の土地
なんですよ。

で、来月の試合からWCSでいこうと
決まりました。

そしてもう正式発表なんです。

予算なんか後で捻出だ、まずは発注して
しまえ〜!!

こういう仲間たちなんですよね〜 (^w^)

なんと素早くて
嬉しいヤツラじゃありませんか(^∀^)

市がつれてくる日本人なら初めてでも
試合を撃たせてやるぞぉ〜!!
と言ってくれてます(#^.^#)

こんなクラブに入れてワシはとても
幸運でしたよ(^。^)
  


Posted by 市 at 04:55Comments(1)語りのプラザ

2014年02月09日

雨に想う・・・

市 (2014年02月09日 03:32) │Comments(6)語りのプラザ


ここ三日間は雨で
とくに昨夜からは夜通し降ってね〜♪
たぶん10センチくらいの雨量で
これでもキャリフォニアとしてはまずまずの
雨量なんです(^。^)

これまでの干ばつで
農作物への被害はすでにあったと想うの
ですが 飲料水の不足を補うという意味で
は もう嬉しすぎるほどなんです。

キャリフォニアの水不足は毎年深刻で
とくに今年は節水20%という通達が
出ているのですよん(・・;)

でもウチのあたりは井戸ばかりなので
影響はない・・のですが水脈の枯渇という
恐ろしい心配があるのですよね〜(°□°;)

この雨でヨセミテにどっさり雪がたまって
くれるとサンフランスィスコ ベイエリアの
住民は夏の間の飲料水が確保できる
ので一安心なのです (^w^)

こんなに人間の文明と科学が発展して
いるのに 命の水は天から授けられない
かぎりは田畑も立ち行かないという現実
があるというのはフシギですね。

東京は記録的な大雪で混乱しており
交通事故も急増なようで・・・

そういえば、バットン将軍には
「交通事故の相」があるので、運転には
注意してよね(^_^;(^_^;

「相とは、ある一面から観た姿なり」

これはタクシー運転手を2年間やった
経験からくる直感なので心にとどめておいて
ほしいよん。

「防衛運転」に心がける人は そうでない人
よりも事故率がうんと減るわけですよ。

相手にぶつけさせない運転、、
これが防衛運転なのですよね。

ヨシとヤダピにはメタボの相・・・
というよりも まっただ中で(^。^)

これはもう向かう所が糖尿病で(; ̄O ̄)
これに罹ったら人生アウトなんだから。
死ぬまで薬漬けで、運動能力が減退し
歩けなくなったり眼がダメになったりと
それはそれは恐ろしい病気でね〜

このことを識ったら太ることに恐怖を
抱くはずなのに、目先の美味に舌が
くらみ(;゜▽゜)

ワシの言葉は人生の役に立つ・・・
なんて言いながら、メタボから脱却せよ
と言っても実行できる人は極めて少なく(・・;)

あるときランディーが太ってきたので
「ダダは自分の息子がメタボで自分の
体重さえ管理できないというのでは
一緒に並んで歩くのも恥ずかしいよ」

と 言ったのですよ。
したらランディーは摂食&ランニングで
美事に細くなりましてね〜(^。^)

“ダダは誇りに想うよ・・”
と言いましたよ♪

ワシとしてはですね、
太りすぎの人から師匠なんて呼ばれるの
いやなんですよね〜(;^ー^)
自己管理のきっちりできている弟子から そう
呼ばれるのなら嬉しいのですがね(^∀^)

ところでニックさんというのは
自称ワシの弟子で「sesei」とワシのことを
呼んでいるんです。そこで・・
“先生と呼ぶなら健康になりなさい”
と申し渡しました。
“ワタシケンコーですね〜”
というので
“ワシよりも健康かな?”
と尋ねました。したら
“解りました”
と 一言。
そして玄米とパナソニックの玄米釜、
それと象印の魚焼き器などをそろえて
食を一変させました。
焼き魚、豆腐、ノリ、納豆まで食べます。
そして極めつけはこれ!!!

弁当はいつもこれ!
鮭入り玄米握り飯をノリで包んで
どこにでも持って行くのです(;゜▽゜)
自分の射場にもこれを持ってきます。
もちろん自分で作っています。

これはWCSの会場で撮ったものですが
ヒロとランディーがオッタマゲして
いましたね〜(^∀^)

シェリフ時代に犯人射殺の経験があり
今は射撃インストラクターとしての実力を
つけるために修行しているニックさん・・
そろそろこう呼ぼうかと想っているんです

「ニックデッシー」とね(^〇^)/

ともあれショクンよ
メタボ脱却はとてつもなく難しいことだ。
スティルチャレンジで90秒を斬るよりも
難しい、、というか意思力を試されると
いうものがある。

ペンジュラを3秒で撃つのはとても
難しく かなり訓練せんといかん、、
だがショセン射撃は遊びにすぎない。

だがメタボに克つということは遊びでも
趣味でもなく、ほっといたら重大な病気
な罹るという結果が待ち受けているのだ。

ためしに外に出て3kmを走ってみてほしい。
息せき切りながら自問してほしい。
“オレって71歳になってもこの速さで
走れるだろうか?・・・” とね。

うん、もしも今年から君が健康というものに
着目して目覚めることがあれば、
それは可能なんだよ。

それよりなにより、裸になって自分の姿を
鏡に映して観ることだ。
ここで自分自身に対して恥ずかしいという
気持ちになれない者は見込みないな。

そういうマインドセットのない者は
好きな者を食えるだけ食ってブクブクに
なって若萎えして堕ちてゆくがよいゾ(•̥̀  ̫ •̥́)

と、なだめ、すかし、嚇してもメタボの魔力
から脱却できる者はまずいないので
ありました (。◠‿◠。)

と、、こんな嫌われることを覚悟で書くワシ
について想ってほしいですよ。
ワシはね、ここに来る人たちに健康になって
明るい人生を構築してもらいたいという
気持で書いているのです。
ただそれだけが目的なんですよ。


今朝は雨を眺めながらつれづれに
書きました。
しかし・・・明日も雨という予報が(~_~;)
明日という日曜日はワシにとっての
「ラスト スティルチャレンジ」の日なのですよ。

長年やってきたスティルチャレンジを
噛みしめ味わうように撃とうと楽しみに
しているのですがね(。・ˇ_ˇ・。)

  


Posted by 市 at 03:32Comments(6)語りのプラザ