最近のコメント
アクセスカウンタ
タグクラウド

スポンサーサイト

ミリタリーブログ ( )

上記の広告は1ヶ月以上記事の更新がないブログに表示されます。
新しい記事を書くことで、こちらの広告の表示を消すことができます。  

Posted by ミリタリーブログ at

2012年11月11日

の、のれました!

市 (2012年11月11日 10:53) │Comments(7)語りのプラザ


父は真剣そのもの、母は眉をひそめて心配し、
妹はキャッキャと大はしゃぎという雰囲気の
なかでステップバイステップの訓練が
始まりました。

まずは父が乗りました。
すっごいパワーにびっくり!!!
ロウスピードに設定してもらったのに
ぜんぜんアブナいです。

そっこく調整、走って楽々追いかけられる
スピードまで落とします。

とくにアクセルコントロールが難しい
わけで、怖がると手がフリーズしてぶつかる
まで走ることってよくあります。

プッシュ、ストップ、プッシュ、ストップ
このアクセルコントロールを父の声に反応し
てできるまでやり、いよいよスタート、、

ズィー! とケンテッサは走り出しました、
父はぶつかる前に抱きかかえられるという
近さで伴走します、、

“ストォ〜ップ”
ケンシロウはアクセルを戻しました、
しかしブレイクレヴァーに手が届かないので
ズリズリーっと自然ストップです、、
ここがちょっと難しいところで・・・

まずはGOアンドストップの繰り返しのみ、
たまに立ちゴケはありましたが朝の部は無事
終了できました。

ケンシロウに笑みが浮かんだのは終わって
からでした。そしてパンツが濡れています、、
緊張でチビったようで・・・

親よりも本人のほうが緊張していたのですね。

そして午後は1kmくらいを走り完走し、
緊張はやわらいでいたようです。

こうして父親としてのツトメを果たすことが
できました。

それにしても、この電気バイク、なんだか
信じがたい乗り物ですよ。10歳をすぎても
乗れるというサイズとパワーがあるんです。
ワシが乗っても楽々と走りますしね〜

ガソリンがいらない、熱くならない、
そして走るときの音は、
「むぉ〜んん」なんですよ〜

無音〜んとゆーわけ(^∀^)

忍者バイクという感じなんですよ。
パトロールには最適かと(^w^)

なんでも大人用20インチモデルとやらが
近々出るらしいので試乗したいな〜(。◠‿◠。)
  


Posted by 市 at 10:53Comments(7)語りのプラザ

2012年11月11日

靴合わせ

市 (2012年11月11日 03:01) │Comments(0)語りのプラザ






室内での初期訓練ができるようになり
昨夕はオートバイ シューズに慣れる
ために3キロほど歩き、その途中で
土手の上り下りをやりました。

$100ていどの安い靴ですが
堅いわりに柔軟性もあって良さそう
ですよ。

そして土曜日の朝となりました。
いよいよ今日は外での練習となります。

モーターサイクルとは 男にとって
とても魅力のある乗り物であり、かつ
危険な玩具でもあるため、
愛するわが子に教える父としては
ちょっとナーヴァスになっています。

フグ料理の老板前さんが自分の息子に
教え、息子自身が作ったそのフグ料理
を本人に食べさせるときの心境みたい
だな〜、、
なんて想像しているんですよ。(^_^;)

なくても困らない危険なモノ・・・
オートバイも鉄砲もそうだと
言われれば反論しにくいですからね〜

しかし神は告げるのである、、

「人間どもよ、おまえらがいなかった
らどんなにか地球を綺麗に保て、他の
動物たちがどれほど幸せになれるか
知れたもんじゃないぞ。
なくても困らないどころか、おまえら
の存在そのものがあっては困るのだと
いうことを覚えておけ」

したがって価値観の構築は難しいの
ですよね〜(^_^;)
  


Posted by 市 at 03:01Comments(0)語りのプラザ

2012年11月10日

将棋も愉し

市 (2012年11月10日 15:32) │Comments(1)語りのプラザ


そのむかし、ワシの居た町では道ばたの
あちこちで将棋をさしていましたよ。
そこでは子供達もコマの動かし方を習い
キッタハッタの闘いを展開したものです。

ハタチを過ぎてからも、なんとなく将棋
好きな仲間やおっちゃんたちがいて
ここで「先を読むことが大切だ」という
ことを知りました。

相手の狙いは何か?
相手の攻撃手段には何がある?
自分の次の一手は、攻めるためなのか
守るための布陣作りなのか?

そして詰め将棋のオモシロサ
読みの難しさ・・・

巧くはならなくてもよい、
ただ、物事を大局的に観るとか
相手と自分を等しく観察して戦法を錬る
だとか・・・

人生を乗り切るうえで役に立つ
思考方法のエッセンスが将棋にはあると
ワシは想うのですよね。

と、、そういう考えからママと子供達に
コマの動かし方を教えています。

ママのiPhoneを借りてやらせてもらえる
のも今のところ将棋だけなんです。
ごくたまにはモンスタートラックで走る
ゲイムもやらせてもらってはいます(^^)

思考する習慣があると、これはいつの日に
か人生の武器となりえますからね、、
というか、それなしにはイチニンマエには
なれないわけで・・・。

負けるが勝ち、、
負けることで喜ばしてあげよう、、
勝って威張ってなんになる?・・・

こういった大切なことまで将棋から
学べますからね〜♪

「へぼ将棋、王より飛車を可愛がり」
こういう言葉からは
「今は何を優先させて生きるべきか?」
といった作戦力を得られますし・・・

嗚呼 それにしても、ワシ自身、
さらなる思考力が星いものですよ(^_^;

  


Posted by 市 at 15:32Comments(1)語りのプラザ

2012年11月10日

セルデに必読 !!!

市 (2012年11月10日 14:20) │Comments(19)護身
糖尿病ですか…冗談ぬきにして、本当に怖いです。 医者に、「コレラになるか、それとも糖尿病になるか」と質問するなら、100%迷わず即答で「コレラ」と答えます。 糖尿病になると、どんどん神経が破壊が進行。初期から中期くらいまでは、痛みが鈍くなります。中期以降は、神経障害性疼痛という、医療用麻薬(オピオイド)さえも効きにくい激しい痛みが現れます。糖尿病患者さんによっては、モルヒネが必要な心筋梗塞になっても痛みをほとんど痛みを感じないこともあるくらいです。 「痛みを感じにくいなら、良いじゃないか」と考えがちですが…骨折だけでなく、足の裏も怪我されていますが、他の人より痛みを感じていらっしゃらないと考えられます。 すると…知らぬ間に足の裏を傷つけてしまい、足を切断しなければならなくなります。私の勤務先では、毎週20名程の糖尿病患者さんの足を切断しています。毎月80名程の患者さんが足を切断され、80本以上の足が火葬されているのです。 毎日、足の裏を優しく丁寧に洗い、小さな傷がないか確認されたほうがいいです。 “フットケア外来”というものがありますので、切断を防ぐためにも受診されてください。私の父ならば、首に縄をつけて受診させます。 それに、フットケア外来には特典が!若くて綺麗な看護師さんが、丁寧に足湯のあと、愛情たっぷりのマッサージをしてくれます。「え、ここ病院?」と思うくらいの気持ちよさ(*^^*)残念ながら、チェンジはできません。 おっといけない、再び怖い現実を。 全身の血管が、古くてボロボロになったゴムホースみたいになります。男性の場合、勃起障害に。 血管がボロボロになり、指先とかに栄養分が回りにくくなりますから、足の指が ささくれたりしても、傷が治りにくいのです。そのため、指が壊死してしまい、ぽろっと取れてしまうことも。私も数例、診察中にぽろっと足の指が落ち、ころっと床を転げるのを経験し、「アーッ」と心の中で叫びました。 書店に糖尿病食のレシピがありますが、祗園で頂く味わいですよ。セブンイレブンや和民などが糖尿病の方へ食事や食材を届けるサービスをしており、これまたうまいです。 糖尿病食というと、ちょっとだけの量で食い足りないと思われそうですが、最近のは腹一杯になります。 ほとんど病院に泊まっています私は、糖尿病ではないのですが、食事は糖尿病食の検食(病院食の毒味)です。はっきりいって、うまいですから。 画像で拝見すると、かなり腫れて、七転八倒するほど痛そうですね(>_<)洒落にならないくらいです。入院して、きっちりと足を吊る固定をされてはいかがでしょうか?そちらのほうが、より早く腫れがひきます。 糖尿病の教育入院+整形外科的入院をお勧めします。 糖尿病の教育入院を腫れがひくまでされると、かなりよいですよ。自分での血糖値測定も痛くないのがわかりますし、ゆうひめ様やご家族、そして大切な仲間のためにも。 フォークリフトが腹部に刺さった事故現場に一度ドクターヘリで行ったことがあります。到着寸前に患者さんが激痛で無意識のうちにあがき、その際にお腹の動脈を損傷。刺さったリフトをレスキュー隊に切断してもらい、作業場で一気にメスで開腹。損傷した動脈をクランプして搬送。なんとか救命できたのですが、動脈損傷で足が不自由になられました。医者仲間内では、「よく救命できたな」といわれますが、患者さんは一生車椅子生活です。婚約されていたらしいのですが、破談となったとのこと。複雑な心境です。 今回、骨折されても奇跡的に命を守られたのですから、落としかけた命だからこそ、しっかり守られてみてはいかがですか。糖尿病は、早ければ早いほど普通の生活が送れます。糖尿病が進行すれば、先程述べたことに加え、人工透析を週に三回、一回あたり約6時間が必要となります。そのため、多くの患者さんが失業されているのが現実です。さらに失明、心筋梗塞や脳内出血と恐怖の日々です。最終的には、膵臓移植をしなければ完治しません。 足の腫れも自宅より入院して固定したほうが効果的です。信玄さんが私の父ならば、手術かギブス固定まで首に縄をつけても教育入院をしてくれるようにします!大切な人を糖尿病の恐怖から守りたいですから。 つい熱く失礼なことまで語ってしまったこと、どうかお許しください。 糖尿病を早期でおさえ、一日も早く骨折が完治されるよう、心からお祈りしています。
Ignacio,M.D.

(@_@;)(;O;)(^_^;)(-。-;)…>_<…
遺伝性とか体質的な問題によって罹るの
は別として、自分の贅沢ゆえに糖尿病に
罹るとしたら「己の恥」だとワシは考えて
いるのですよね。

癌の場合は不可抗力にちかいものがある
と感じますが、トーニョーは自分の卑しい
食い意地への天罰だ、くらいにワシ自身は
想っています。

日本食という素晴らしいものがあるのに
肉や油のまったりとしてもってりと
美味しいらしいアメリカ食を食らい、
それに見合った運動もせずにハイカロリー
をさんざ貯め込んでトーニョーとなる。

いくらなんでも、そういう自分はイヤじゃ
と想い続けてきました。
ですから素食にいそしみ、メンドクサくて
苦しいのに走ったり歩いたりの運動を
しているわけです。

メタボはトーニョー界への登竜門(^0^;)
トーニョー病はこの世の生き地獄(◎-◎;)
どんなにオカネがあっても救われません。

皆さんもよく考えましょうね。
ドクターIgnacioの書かれたことをよく
咀嚼し、キモにも胃にも脳にも銘じて
おきましょうね。

これはまさにセルデ マインドの第一歩
ではないでしょうかね。

勝てる闘いには勝たないとね(^_^)
トーニョーは予防できますからね〜
攻め込ませないことですよね。

しかし、アメリカも日本も
トーニョー予備軍だらけですね〜…>_<…

信玄君、わーっとんのやろね(∩.∩)

  


Posted by 市 at 14:20Comments(19)護身

2012年11月10日

信玄、強運也

市 (2012年11月10日 04:12) │Comments(6)




信玄さん 大変ですね。骨折痛は、たまらないし… 整形外科は、頸椎・脊椎専門、腕・手専門、足専門と大まかに三つの専門家に分けられます。 さんざん人様の胸を切り裂いている私も手術は勘弁して欲しいです。しかし、プレートをいれた方が、骨折後痛が軽くなることが多いようです。骨折が完治しても、寒い日(真夏日に昔骨折した部位をカイロで温めていた方も)や雨の日等に骨折後痛でシンドイ思いをされている方は非常に多いです。 足の担当医から手術を進められたら、それに従ったほうがいいかもしれません。 恐らく今は、ボルタレン座薬等が処方されていると思います。今も手術後、あるいはギブス固定後も痛みを我慢せず、処方された薬が効かない時は、すぐさま担当医にその旨を伝え、効く薬を処方してもらいましょう。ここ二週間くらいの痛みのコントロールの良し悪しで、10年以上も骨折後痛で苦しむことになります。「うるさい患者」と思われようが、医師には痛みがわかりません。骨折後痛が残ると仕事だけでなく、遊びも楽しめなくなりますし。 信玄さんも書いてらっしゃった超音波治療は、骨折治療に大変有効です。病院に機会があるなら、直ぐにお願いされたほうがいいですよ。 決して痛みを我慢しないでください。眠れないような痛みなら、夜中でも救急外来を受診してください。そんな患者さんのための救急外来ですから。 来週から全国的に冷え込むようですし、痛み止めの座薬等を上手に使って10年後に痛みが残らないようにされてください。 一日も早く完治されますように。
Ignacio,M.D.

どうも、ドクター<(_ _)>
信玄のアホウが気をつかわせて、、
で、傷の具合はこんなものですが・・・

ワシ、フォークリフトのあのデカイ爪が
腹に刺さっていたらと想像し、なんと
運のええやっちゃ〜\(^O^)/と想って
いるのですよね〜∈^0^∋

ただ心配なのは療養中に食い過ぎて太ら
せんかといういうことですわん、、
どうもまだ糖尿病のこわさが
解っとらんようで・・(^0^;)市  


Posted by 市 at 04:12Comments(6)

2012年11月10日

迷惑電話 2ちゃんねらー市彦に迫る

市 (2012年11月10日 03:28) │Comments(3)護身


警報が鳴った。
市彦はM4スナイパーを手に裏庭の射場を
窓から見張る。
襲撃者は ここを通らずして市彦の家には
たどり着けない。

男はライフルを携えていた。
これから市彦を撃つために忍び込んで
きたのである。
ライフルは日本から「商品サンプル」と
して郵送したので難なく持ち込めた。
これは漫画から得た情報だったが
そんな方法で持ち込めるわけもない、
だが そういう世界に生きる男なので
そういうことになっていた。



“ああ オレだけどよぉ 裏庭までは
きたんだけどよぉ〜市彦がどこいっか
わかんねぇんだよな〜 おめぇ判る?・・”
と男はケータイで日本に通話していた。

準備が悪く、すぐ他人に頼り、自分の失敗
も他人のせいにする男であった。
自分と他人との実力差を認めることは皆無
であり、それだけに豊かな人に対する憎し
みは怒髪天を突くように激しいものがある。

ところで、携帯電話の使用に関して
アメリカは日本のようにうるさくはない。
レストランや公共の場でも使ってよい
場所は多く、大声で話す人は少ないので
それほど他人の迷惑になることもない。

しかしイヤマフのボリュウムを大きくして
いた市彦にとってはウルサイと感じられ、
男の通話を止めさせたいと想った。

距離は190mくらいだと目測した
市彦は弾丸の落差を考え 狙点を上5cm
にした。男の手に穴を空けないように気を
つかいてケイタイの上を狙って撃つ。

たかがケータイがうるさいという理由で
銃を使って2ちゃんねらーを傷つけたと
あっては名折れになるのだった。
市彦はトゥリガーを引いた。




銃声とともに男のケータイが木の葉の
ように舞い落ちるのがスコープを通して
見えた。
弾丸はケイタイを美事に貫き、音声は
ピタリと止まっていた。
静かになって市彦は満足の笑みを
浮かべる。
コールドショットで命中させたという
充足感もあった。

“ちぇっ!…ナイフは格闘の道具だなんて
抜かす市彦を正義のためにやっつけ
に来たのに大切なケータイを壊されち
まったよぉ〜(-_^:)こうなったら今日は
日本にもどるが、いつかきっとやって
やるからおぼえとけ〜(メ-_-)”

男は腹立たしい様子で歩き去った。
こうして電話事件は収束したのであった。

なお、この事件は創作であり、190mから
ダミーのケータイを1発で仕留めたという
事実以外はたんなる物語にすぎないという
ことをお断りしておくものである。
by 小藪秋彦  


Posted by 市 at 03:28Comments(3)護身

2012年11月10日

ロングライダーモンテ

市 (2012年11月10日 01:37) │Comments(2)語りのプラザ


おはば〜ん♪
オートバイと狙撃訓練で疲れちゃって夜は
ブログ書く元気もなくコテンzzz(^_^;)

で、みなさん、モンテの様子が変でしょ?
タンクですタンク、、ギャスタンク、、
増設したのですよん♪

ボディーが太ももよりも細いモンテッサは
タンクも細くて走行距離がすごく短いの
ですよん。

それといつも立ちっぱなしってゆうのも
平地を走るときはナンセンスなところも
あり、座れるうえにギャスがもっと入る
のって意義があると想うのですよね。

で、このタンクは外したかったら1分も
あればとれるというディザインなんです
よね(^_^)モンクナイテッサ(∩.∩)



ついでに前に吊れるタンクもあって、
これも付けましたよ♪
もうこれでイチニンマエの走行距離を
獲得できたわけなんですね ^0^

で、ウチには普通よりちょっと上級な
オートバイと腕前が必要な丘があり、
そこを登ってみましたよ、、

トテテテテテテテテ・・・

モンテはスイスイと登りました(^-^)

こいつは、ものすごいオートバイなんだ
とはっきり解りましたよ。

むかし、ヒルクライムが楽しくて
モトクロスの連中とよく興じたもの
ですが、あのときにコイツがあったら
村1番の岡登り野郎になれたのにな〜
(^。^)

  


Posted by 市 at 01:37Comments(2)語りのプラザ

2012年11月09日

信玄 事故に遭う

市 (2012年11月09日 23:13) │Comments(5)語りのプラザ
日曜日に電子レンジが壊れ。
夜にDVDプレイヤーも壊れ。
翌日の(月)にボクも壊れました(^_^;)

月曜日、朝一番。
荷主工場にて積み込みの準備中の事。
鉄製のカゴの中から、鋳鉄製の部品をリフトの爪に引っ掛けてカゴから取り出そうとするオペレイターのオジサン。
カゴからは三つ取り出したかった。一つ…二つ…三つ目の部品が上手く取れない。爪の先から滑って落ちる。
伝票にサインしながらその様子を見てたが。
仕方なく手伝いに向かった。
カゴとカゴの間に身体を滑り込ませ。オヂサンが操作するリフトの爪に力づくで部品を引っ掛ける。
“オッケ~”
途端に、「ズガンッ!」カゴとカゴに挟まれた。
オジサン、自分ではリバースギアに入れたつもりが前進のままスロットルを踏み込んでしまった様である。

“イィ!痛ッたぁー!”

さらに「ズガンッ、ズガガーッ!」容赦なくリフトがカゴごと前進。痛みで気が遠くなる。
リフトの爪は胸の位置、身体の左右に食い込む(当たらなくて良かった)
パニックからやっと正気に戻ったオジサン、カゴごと下がる。その場にクタリと倒れるボク。あまりの痛みに言葉が出ない。、次いで徐々に左脚に感覚が無くなる。だんだん可笑しくなって何故か笑いがこみ上げてきた。

…(>_<)しまったァ~
迂闊やった‥
リフトの前に入るなんて‥立てない、両脚折れたか…病院行くならトラックからタクレットと弁当おろさにゃ…
まさか切断とかないやろな、一生車椅子か…入院できんゾー、ウチには猫もいるし…ゆうひめに何て言おう…
あー帰りランクル運転できるんかいナ…
頭の中でいろんな事が浮かぶ。

“ああ!し信玄さんが事故った…ちゃうわ!ワシが事故しました…”
真っ青になり震える手でケータイから連絡するオジサン。
わらわらと周囲に馴染みのドライヴァー達が心配そうに集まってくる。
事務所からは工場のエラいさん達もおりて来る中、カゴの間で倒れたまま1人ヒッヒッと笑うボク。


相手が居る工場の事故は業務上過失致死にあたり。
警察が来て何かとやっかいなコトになるからと。
詰め所からやってきたウチの会社の部長のクルマに乗せられたボクに、工場のエラいさんが小声で耳打ちしてきた。
今回の事故は単独で怪我したコトにして欲しいと懇願してきた(ちゅうかそんな事よか早よ病院へ連れてって!)

荷主工場は山奥の中。
一番近い市民病院までは飛ばして30分ばかりかかる。
そこはヤブで有名だからと部長は先の病院にクルマを走らせた。路面のギャップを拾い車体が揺れる度に顔が思わず顰めっ面になる。
事故から1時間、最初の病院に到着。救急入り口から車椅子で運ばれレントゲン室へ。
ほどなくして診察室に呼ばれ。
“良かったですね、右脚は大丈夫です。しかし左脚がキレイに2本ともスパッと折れてますねー、ズレはないみたい…紹介状を書くから市民病院にこれから行ってください”

レントゲンを見ながら医師の説明を一緒に聞いたウチの部長。“ようこんなんで笑てたもんやな…気が変になったか想たわ”(失礼な)

先ほど来た道を逆戻り。
市民病院に到着し再度レントゲン撮影。
“一応CTも撮ろうか”
医師に言われCT撮影。
腫れが酷いのでギプスも手術も出来ないらしい。
L字形の簡易サポートを脚の裏、脹ら脛からカカトとまで包帯を巻かれた。

部長に送られ会社車庫。
文字通り、四苦八苦しながら荷物をランクルの後部座席に放り込んだ。まだ慣れない松葉杖を頼りに運転席に這い上がりながら、
“右脚が折れてなくて良かった…普段、何気なく二本脚で歩いてるけど、なんてありがたい事なんやろう”
と、同時に。ハイリフト車のランクルが憎々しく想えた。

帰宅したら近所に暮らす母親が様子を見にウチに来た。
部屋中をハイハイして這い蹲る息子を呆れて眺めていた。
立ってる者は親でも使え。
“オカン、布団ひいてくれ”
ハイハイしながら布団に這い上がろうとした矢先、下腹部からギャスがチェンバーに装填。
『ブブ~ッ!』

“アンタなァ…
いっぺん死んだらどや…”

火曜日。
事故から1日経過。
昨夜は痛みで寝付けなかった。
洗面所に歯磨き行くのもハイハイ。トイレ行くにもハイハイ。コォフィ沸かし、マグカップを床に置いて少しづつ前に移動しながらハイハイ。
『ピンポーン♪』
マルパソ兄ちゃんからの支援物資をクロネコさんが持参。
玄関にハイハイしながら出たボクを見て馴染みのクロネコさんが苦笑い(^_^;)

タクレットからレザーマンのウェッジをパチンと起こし、スイ~ンと開封したら。
『自宅警備用マルパソ名作劇場詰め合わせDVDセット&カルシウム補給食料』が到着。
マルパソ兄ちゃーん、おおきにです♪


今回の事故はウチの会社内部で起きた労災事故として申請。
しかし労災なんて生まれはじめて。ネットで色々調べてみると…
病院に労災申請用紙を提出せんと自腹で支払いせにゃならんとか。休業保証も8割しか支払われないとか。
コレについてはウチの会社が保証すると確約。休業保証も減額にならない様にすると部長からも連絡がきた。


木曜日。
荷主工場近くの市民病院に再度診察に向かった。
ゆうひめも仕事が休みだから同行してくれた。
ギプスでカンペキ固定か。
手術ならボルトで繋ぎ、チタン プレイトで固定とか(一生ボルトいれっぱなしでいいらしい)うー、足首に金具入れたら地雷が引っ付きゃしないかな(T4か)

“あんの~、仕事に早く復帰したいんですが、ギプス固定と手術やったらどっちが早いんですか?”

“どっちにしても骨が付かんかっら話ならんのやけど…
筋肉ちゅーのはナ、2週間ばかり動かさなんだら衰える。
ソイツを元に戻すんは倍かかるんや。
ま、腫れが酷いからまだギプスも手術も出来んし~、とにかく安静、脚を冷やして高く上げて動かさないコトや”

自宅から近い病院にまた紹介状を書いて貰った。
来週には腫れもひくだろうとの事なので、ギプスか手術は近所の病院で(自分の中では手術はイヤなのでギプス希望)


昨日、トモさんにも忠告された、『動く可能性のある物体の前後には入らない』
自分では解っているつもりが、ついリフトのオジサンを手助けしようと…
迂闊だった(T_T)
どんなに知ってる人でも操作ミスはあるのだし。
自分にも非があるのは事実。
セルデのマインドに欠けていた。
『吊り荷など、動く恐れのある荷物には接地安定する迄近づくな』が鉄則。
例え相手が知り合いでも、痛い思いをするのは自分。
今までは他人のリフトのそばに近寄ったり。
また自分がリフト操作してる時に歩行者が近づいて来たら作業をピタリとやめていた。
天井クレーンで吊り上げてる製品の下などには決して近寄らなかった。

・その日はスケジュール過密で積み込みを急いでた

・リフトのオジサンがなんべんも爪で引っ掛けたがなかなか製品がかからなかった

迂闊だった。
心の隙間があったのでしょう。人は朝、自宅を出る際に自分がまさか今日、事故に遭うなどとは考えないのだけれど。
布団からハイハイしながら部屋中を移動すると、普段何気なく二足歩行してることが、こんなにもありがたいコトだとは想わないのであり。
今はただひたすら反省の日々。車椅子で病院のエレベーターや、松葉杖で自動ドアに入る際に気遣っていただける方に感謝すると同時に。
“自分も元気になった時、不自由な方を手助けできたら…”
と思うのである。


“ねぇ、ハイハイで目線が低くなったから電子レンジとか低い場所に置いて。
ハイハイ生活を楽しんでみたらどう!?”
ゆうひめから言われ、なるほどな~(^O^)と。
先祖帰りする信玄でした。


あ、そうそう!
サッカー選手のベッカムがですね~。
サッカーの試合で骨折して。
超音波治療により2週間足らずで試合に復帰したとテレビで見ました。
その超音波てのは猫のノドを撫でたらゴロゴロ言うでしょ?
あの音と超音波が同じらしいんですよね。
なので愛猫ラムちゃんを抱っこしながら休むのだけれど。

“おーい!
いつ脚を切るんだい?
真ん中の脚も切るんだろ?”

“そんだけ元気なら大丈夫なのでは?なんかネタないですか?”
“ベッド揺らしに行ってやろうか?”

“マッドマックスのギプスは油を挿さんといけんねー”

KOちゃん、むうたん、トモさん、マルパソ兄ちゃんと…
ジョークで元気付けてくれるみんながいるのもありがたいコトですね(≧ε≦)
by 信玄

  


Posted by 市 at 23:13Comments(5)語りのプラザ

2012年11月08日

ハンターカブの愛用者ご案内ぃ〜♪

市 (2012年11月08日 23:17) │Comments(2)語りのプラザ
お初でコメントいたします。  いつもは拝見させていただいているだけでしたが、CT-110(ハンターカブ)のお話なのでちょっとコメントさせていただかないわけにはいかないなぁ、と思いました。  CT-110、ワタシも今、まさに乗っておりますよ~。  イチローさんのカブよりもちょっと若いと思いますがそれでも15年は所有しております。    とっても素直な良い子なのですが、ちょっと放っておくと拗ねてマフラーに穴が開きます。  すると盛大に「文句(ぶーぶー)」言われちゃいます。  決まって同じ場所であります。  またがってライダーの右足太もも辺りのヒートガード、(マフラーのカバー)の取り付け部分、ガスケットが巻いてあるところに水分があると内側で錆が発生します。  また、エンジンとのマフラー付け根付近も錆び易いです。  水場、もしくは雨の中を走ったあとはご注意を。  普段から良く乗っている分には大丈夫と思います。  また、ご存知と思いますが、北アメリカ仕様車、(シートの形状からそう思いました)にはミッションのギヤの下に車体前後方向に動かせるレバーがあり、良く見ると「L、H」の表記があります。  いわゆる「トランスファー」でローレンジ、ハイレンジの切り替えが出来るのです。  走行中には切り替えできませんが停まってからレバーを動かすと、ほぼ倍の減速比になりますので、  トライアルバイクのようになりますゆえ、かなり急な斜面の上り下りが楽しくなります。昔ながらの4WDのようで頼もしいです。仰るようにサスペンションの底付きを起こしますが、「大和撫子」の底力を感じられます。  スピードメーター内の赤の半円に1~4、各ギヤの守備範囲です。  2本ありますがそれぞれのレンジの範囲ですね。イチローさんちのお庭でぜひ使ってあげてください。
ザラマンダー

http://zeroforce.militaryblog.jp/

おもわずザラマンダーさんのブログを
拝見しました〜!(^^)!
いや〜気が合いますね〜(^-^)

きっと・・・ここにはきっとCTに
乗っている人がいるだろうと想っていたの
ですが、いらっしゃいましたね〜(*^^)v

CT 110のことをアメリカでは
「マウンテンゴート」と呼んでいる人も
あり、カブのイメイジは高いのですよ。

「L、H」の切り替えをやってみたところ
がろろろろろ〜、ぶろろろろろ〜と
山羊さんは豹変したように唸るので
こんど丘登りにつれていきますね(^^)

そうそう!
タクレーヌの取っ手をパラコードで作る
のってほんとに良い考えかと。あれは
非常時に命を救ってくれる「命綱」となる
可能性がありますからね〜(^^)

そうそう♪
和服すがたの撫子奥様もすごく
イカシテますね〜(*^_^*)
  


Posted by 市 at 23:17Comments(2)語りのプラザ

2012年11月08日

ケンテッサきたる!!

市 (2012年11月08日 22:38) │Comments(4)語りのプラザ


あのトライアルス バイク専門店の
ルイスから例の品が来たと連絡があり
ました。
行くとオーナーのエイドリアンさんが
組み立て作業中でした。



ルイスまでの往復は6時間、
戻る頃には日暮れが近く・・・

タコマの荷台にはちょこんと
ミニバイクが積んであり、喜び一杯の
夕方です。



「ケンテッサ」と呼んでいます。
ほんとはOSET、オーセットといいます。

電動のトライアル車です♪
クリスチャンでもなんでもない父は
クリスマスまで待たせる日々がもったい
なくて即刻引き渡してやりました。

ケンシロウ5才、
オートバイを習わせるには良い年頃と
なりました。

知り合いの家でやっていた
アイパッドでのゲイムをやりたがって
いるので、その代わりなんです。

親は外でオートバイに乗り、子供は家
でゲイムに興じる・・という図は父と
して受け容れがたいのですよね。

この親子断絶の始まりの季節に
予防策をうたないと家族の流れは
寂しい方向にいくという予感が
あるわけで・・・

というわけで、昨夜はケンテッサを家
に入れて特訓の始まりでした。
まず、オートバイを倒して起こし、
またがり、反対側に降り、また倒して
立てるの基本練習を30回ほどやって
ケンはクタクタです。
今日は下敷きになったらどうするかの
訓練をやります…>_<…

想ったよりも大きくて重くて
小柄なケンにはツラそうですが、
チャレンジ精神を養うには格好な道具
かと、、でもじっさいに走れるのは
いつになるのか見当もつきませんが。
(^_^;)
  


Posted by 市 at 22:38Comments(4)語りのプラザ

2012年11月06日

ハンターカブ♪

市 (2012年11月06日 23:14) │Comments(8)語りのプラザ


おはばんよ〜ん♪

パソ子が24時間パンクしていました(;O;)
ウチではでは有線ではなくサテライトで
受信しており1日の容量が425Mバイトし
かないのですよ。

メイルがいっぱい来てフォトが入っている
朝はヒヤヒヤなんです。
だって 3台のパソ子でいっせい受信します
からね〜。

動画なんてちょっと見たヒにはもう
ダメなので控えています。
なので他の人のブログやサイトも
ほとんど見ません。

こうして気をつけているのに
よくパンクします。すると24時間は
受信できなくなるのです。

そこで昨日は「電気を使わない日」に
して、かわりにガソリンを使っていまし
した。

久しぶりに休みをとって
ハンターカブ乗り放題の日です(^o^)

このワシの新しくも可愛いオメカケさんは
素晴らしく楽しいおもちゃです。

いえいえ実はおもちゃではなくて
避難の時に大いに役立つのではないかと
いう気がしているのですよね、、

通行不能になった道でも2輪なら迂回の
しようもあったり、草原を往くときを
考えれば明らかに有利ですものね。

タクシーの運転手になった時、ワシは
通勤用として古いカブを3千円でゲットし
それに2年以上も乗っていました。
カブクロスもカブクライムもやりましたし
カブジャンプまでやりましたよ(^◇^)

とても懐かしく嬉しいカブなんです♪
アメリカにきて、こんなに素晴らしい
カブ、それも110ccというヤツに乗れる
なんて想像もしませんでした。
このセクシーな肢体、惚れちゃいますね〜
(*^_^*)


こんなにキレイな座席が・・
オリジナルなんだそうですよ(^^)



キレイそのものなエンジンまわり !!
新品同様なんです(∩.∩)


タイヤはド新品!!!
ほとんど走っていないオリジナルの
ブロックパターンのも付いて来ましたよ。


走行距離はこれ、、まあこれは簡単に
ゼロにできるはずですが、これは信じら
れるかと想います。

これで大草原を走ってみたところ
他のバイクよりも難しいです(^◇^;)

タイヤが小さい、サスが短い・・
飛ばすとコワイですよ(^_^;

でも、ハンターカブに期待するのは
スピードなどではなく、牛のように黙々と
いつまでも歩いてくれること、、
なのですね。

さて、これにどうやってライフルを
積むか、、これが楽しみな課題だという
わけなのですよん(^_^)

そうそう、トゥーソンちゃんも飼うことに
なると想いますので気になるオニダンを
いいますと$2025.00でした。

$800でパーツ寄せ集めでよく走る
というのがありましたが、こっちの
キレイさに負けてしまい・・(^◇^;)

  


Posted by 市 at 23:14Comments(8)語りのプラザ

2012年11月05日

わたくし 美人ですか?

市 (2012年11月05日 14:29) │Comments(2)語りのプラザ


“ううむ、、美人だ・・・”

市様はわたくしの身体を丁寧に拭いて
くださってから数歩おさがりになり
じっとわたくしの肢体をみつめておられ
そのようにつぶやかれました。

わたくしはもう身も世もなく嬉しくて
おもはゆくて 身体をくねらせてしまい
ました。

みなさま、もう31才のわたくしですが
そんなに輝いていると想われます?

聞けば三十郎様もわたくしの妹にお乗り
になられたとのこと、わたくしここに
来られてとても幸せでございます。  


Posted by 市 at 14:29Comments(2)語りのプラザ

2012年11月05日

お嫁入り道具

市 (2012年11月05日 14:16) │Comments(0)語りのプラザ


箱入り娘とはいいましても
質素な暮らしのわたくしでしたので
嫁入り道具というほどのたいそうなものは
ないのでございました、、
それでも生まれてからというもの
肌身離さず持っていたものは後生大切に
しておりました。

それがこの「予備瓦斯短区」でございます。
これを持って来たために市様にはことの
ほかご機嫌が麗しく、わたくしも頬が
赤らむほどに嬉しゅうございました。

市様はご冗談がお好きなようですので
ここでわたくしめも一句さしあげたいと
おもいます。

たんくあり
ごきげんよくて
カブあがり

ほほほほ、
われながらよくできましたわ
おほほほほほほ(*^_^*)

ではごめんあそばせm(__)m  


Posted by 市 at 14:16Comments(0)語りのプラザ

2012年11月05日

わたくしアラフォーのオナゴめにございます

市 (2012年11月05日 12:40) │Comments(3)語りのプラザ


みなさま、初めまして<(_ _)>
わたくし、1981年生まれの
身にございます、、

元はといえば、お百姓様や郵便
配達様のお手伝いをいたす目的
で生まれ出て来たのでござい
ますが、わたくしを身請けして
くださった方は農業について
教える教授みたいなお方で
ございまして、わたくしに労働
などぜったいにさせないで
箱入り娘として育ててください
ましたのでございます。

ご主人様が気の向いたときに
だけ街にご一緒するというのが
わたくしの役目でございました。

ところが走行2000キロを
超えたあたりでしょうか、
ご主人様の大切な お方が
わたくしにお乗りになり
コケてしまわれたのでござい
ます。その色の白いお方は
擦り傷ていどですみましたが
どういうわけかご主人様は
わたくしを車庫の隅にしまいこ
み幌をかけて長いこと忘却され
てしまわれました。

ただ、年に一度だけは登録と
やらでわたくしのお尻にぴたん
とステッカーを貼られるという
ことだけで年月が過ぎて
おりました。

ところが昨日という日で
ございます、、
ご主人様が車庫に入ってこら
れる気配がしたと想いましたら
わたくしを長く覆っていた幌が
すっかり取り払われて外に連れ
出されたのでございます。
そしてご主人様はガソリンを
入れてくださりエンジンを
おかけになったのでございます。

久しぶりにわたくしの身体は
暖かくなりまして、とても気持
ちの良いことでございました。

そうこうするうちにお客様が
見えられ、そのお方はタコマ様を運転
され後ろ向きに入ってこられ、
なにやらご主人様と親しげに
話をしておられたかとおもうと
お2人によってわたくしはタコマ様の上
に押し上げられてしまいました
のでございます。
お子様や奥様もいらしてとても
喜んでおられる様子・・・
どうやらわたくしの新しい
旦那様となる ご家族だったよう
でございます。


こうしてタコマ様の背中に
負ぶさること3時間ほど、、
草原の家に到着いたしました。

わたくしは新しい旦那様に
身請けしていただきましたので
ございます。
そして このご一家でございます
が、使われる言葉がこれまでの
レロレロ風ではなく、歯切れの
良いといいますか、なにか遠い
昔、わたくしが出産されたころに
聞いた それはそれは懐かしい
響きの言語でございます。

たとえば、このご一家はわたくし
のことを「ほんだ」とフラットな発音
にて呼ばれますが、これまでの
「ホォンダ」という決まり悪いような
イントネイションではなく
わたくしはそれだけでとても幸福に
感じまして、これからの生涯を
一生懸命にこのご家族に捧げてゆき
たいと心にしっかりと決めているので
ございます。

皆様、この晴れがましい旦那様のブログ
にてこうしてご挨拶させていただき
ほんとうにありがとうございます。
かしこ・・・
  


Posted by 市 at 12:40Comments(3)語りのプラザ

2012年11月05日

合法か否か???

市 (2012年11月05日 01:29) │Comments(5)語りのプラザ


そうそう、、オートバイ用の
ヘルメット規制って日本では
どうなっているのですか?
このタイプでもOK牧場なのですかね〜?
50ccならいいのですかね〜?

え? アメリカ??
う〜ん、調べてみますね・・・
  


Posted by 市 at 01:29Comments(5)語りのプラザ

2012年11月05日

FASTのヘルメット

市 (2012年11月05日 01:18) │Comments(0)訓練


去年の撮影だったかでこのバリスティック
をメイカーさんからいただき、
かっこええな〜と喜んでいました♪
後で値段を知って、、(焦

ヘルメットもいろいろ使ってみましたが
どれもあまり好きにはなれず、、
というのはナイトヴィジョンを付けると
頭への固定がうまくいかず・・

でもこれはハイテック装備を前提として
ディザインされており、すごくよいです。

で、軽いとはいえオートバイでかぶって
いたら、ヒヨワな老首には重くて首が痛く
なってしまいましてね〜 (。・ˇ_ˇ・。)

もっと軽いのが星いぃ〜

ということで、こっちのカル〜いのをゲット
しました。
「ベイスジャンプ」というヤツで
こいつはいいです♪

安〜いコピー商品が出回っており、アメリカ
でもサバゲをやる人たちが大勢かぶっていま
すよ、でも中には本物を冠っていたりして
驚きますね〜

しかし頭を守るものとなればワシとしては
ちょいとオカネをかけるほうがいいかと。

PVS14というナイトヴィジョン、マウントは
あのウィルコックス、そしてシュアのKM3
といったディヴァイスを搭載するわけですから
コピーメットなど使ったら気が狂ったと想われ
ちゃいますからね〜




というわけで、夜中にこれをかぶってモンテ
で草原をパトロールしました。
ナイトヴィジョンが単眼なので遠近感が
なく、土手が高いのか平地なのか判り
にくいのでかなり慎重に走る必要があります。
でも、右目では真っ暗な世界、左目には
明るい世界があるという光景は感動的ですよ。
まるで超能力になって世界を見透かしている
ような気分になりますね〜

ちなみに本物のFASTヘルメットはOTSで
扱っているそうですよ。ちょいと触らせて
もらいに行ってみてください。気の良い人
たちなので買わなくてもハイハーイ♫と
優しく対応している・・のを去年にワシは
この眼でみましたからね(。◠‿◠。)

会社名が 
株式会社
オペレーション・トレーニング・サービス
 Operation Training Services Co.
〒179-0073 東京都練馬区田柄2-51-17-1F
TEL03-5967-0633 FAX03-6750-6407
     
お店が  
タクティカルプロショップ エリート
〒179-0073 東京都練馬区田柄2-51-17-1F
TEL03-5967-0634 FAX03-5967-0635
  


Posted by 市 at 01:18Comments(0)訓練

2012年11月04日

信じられないが本当だ

市 (2012年11月04日 23:15) │Comments(4)語りのプラザ
とっても、ご無沙汰です。tomです。 ・・・・むかーし。イチローさんのおうちに初めて泊まった日に起きたことを思い出します。 イチローさんは覚えていないと思いますけど。 住所は覚えておりませんが、貨物車の踏切りが会った事を覚えています。 トモさんに連れられて アメリカに到着し、イチローさんの家につき、 楽しく歓談したのちに床に就こうとしたときでした。 僕は初めての渡航・イチローさんに来たという興奮が覚めず、なかなか寝付けないかなぁ。。。なんて考えていたところでした。 「ドンドン」 大きくドアが叩かれてその向こうで何やら大声で さけんでいる輩がいます。 「?」 僕は何がなんやらわからないでいました。 トモさんは僕の横でイチローさんは別室でそれぞれ 床に就いていたのですが・・。 初めて、この人たち 「恐っかねぇ」と思いました。 トモさんのほうをチラッと見るとさっきまでの温和な顔つきが消え、既に右手にはSIG P229.左手にはシュアファイアを握っていました。 イチローさんは自室から顔を出し トモさんに 目で合図されると状況を理解したのか、 スッと自室に戻り、戻ってきたときにはリボルバーを 片手にしていました。 ・・・・・・なんか、ヤバイ?すっごいヤバイ? その時起きていることを理解しきれていませんでした。 トモさんは僕にシュアファイアを放り投げ、 「事が起きたらその方向にライトを照らしてくれ!」と 低く、小声ではっきりと伝えてきました。 何も言えず、コクンコクンとうなずく僕。 イチローさんはすでに玄関の横にスタンバっていて銃口は壁越しの「誰か」に向けている感じでした。 トモさんがドアスコープをそっと覗き込む。 (ここから、先の会話は想像も含む。 英語は判らないし、会話の内容が英語と日本語が入り混じってるので。。) 「・・・・お前はだれだ?」 トモさんはドアスコープを見ながらドア越しにSIGを ターゲットに合わせていました。 イチローさんはその銃口の角度・位置を確認し、 斜めの角度から見えないターゲットに向けています。 トモさんの左手はまずは親指を立て、そのあと人差し指だけあがる行為を2~3回繰り返しました。 それは「相手は男1人」という意味だということは僕でも理解が出来ました。 「〇〇はいるか~?」 ドアの向こうにいる輩が大声でいう。 「〇〇という人間はいない。ここから立ち去れ!」 トモさんが告げる。 「ドンドン」 ドアが再度、叩かれ緊張感が増す。 シュアファイアを持っている右手が震えている。 さすがに状況が理解できた僕の口の中は アドレナリンの味がしている。 ・・・・・アメリカって怖すぎんだろ? 「もう一度、いうぞ!ここには〇〇という人間はいない!すぐに立ち去らないと警察をよぶぞ!」 ・・・・・・・・・・無事、立ち去っていき、トモさんは SIGをデコッキングしてハンマーを戻しながら 「ジャンキーか酔っ払いでしょう」と言いました。 「・・・・・・・・・ふむ。じゃあ、おやすみ」 イチローさんは少し考えた後、そうれだけ言うと 自室に入っていきました。 「tom、ライトかえしてくれる?」 緊張が解けず、握ったライトを返すことも忘れ 呆然としている僕にトモさんが言いました。 その顔はすでにあの鬼の形相からは一転、 優しい顔つきに戻っていました。 あまりにも怖すぎた、そしてアメリカの事実を知った訪米初日の出来事でした。 信じるか、信じないかは・・・・あなた次第です。
tom

おはばんよん♪
そんなことはたびたびあるので市々おぼえ
てはいませんが、トモはそのくらいのこと
ではハンマーコックはしないと想いますよ。
なにかちがう操作をしたのではないかと。

ホテルの下で数人の争いが起こったので
スナイパーライフルを用意して成り行きを
みていたこともありますよ。警察が到着
するまで見守っていました。

で、一家で昨日はある大切なワシの
セルデに関する買い物に出かけ、
レストランの外にある席で食事をして
いたら映画から抜け出してきたような
ビヤ樽のようなギャングたちが居て
セルフォンに向かって大声で口汚く
ののしっており、周囲も険悪でした。
そしてチラチラとワシの方を見るの
ですよね。

ワシは家族から離れ、タコマに積んで
ある赤い秘密兵器がしっかり結ばれている
かどうかを調べるふりをして周囲にいる
奴の仲間たちの位置などを頭にいれて
通行人にタマが当たらない射角などを
アタマに入れましたよ。

セルデの乗り物を買いに来て撃たれて
死んだらオワライグサだと考えたら
可笑しくて、、(^◇^)

で、そやつは怒鳴り散らすとほっとして
表情がゆるんだので我々もゆっくりと
食事を続けました。

運の良いビヤ樽ヤローですね〜(^o^)

ヘルメットの件では目的があっさり
バレましたが、さて、、昨日から飼って
いる赤いモノとは何でせう???

これまた易しすぎる難問かな〜??(^^)  


Posted by 市 at 23:15Comments(4)語りのプラザ

2012年11月04日

FASTのヘルメットで野望を果たす

市 (2012年11月04日 00:19) │Comments(11)訓練


昨日の夕方のことであった、、
市彦は夜間訓練の準備をしていた。

これまでは沈黙を守っていたが
門鉄鎖購入の裏側には壮大なる野望が
潜んでいたのである。
ただの遊びで時間を費やすような市彦では
ないのである。

それがまもなく明かされようと
しているのであった・・・

懸命なる読者諸君はこの一枚の写真が
なにを物語っているかを
完全に理解できるであろう・・・

続く・・・

  


Posted by 市 at 00:19Comments(11)訓練

2012年11月04日

非常食も美味し

市 (2012年11月04日 00:02) │Comments(0)語りのプラザ


リリコ、久しぶり〜(。◠‿◠。)ノ
ほんま食生活は大事やね〜
これは昨日 奥が出かけているときに自分で
作ったランチだよ。

生タマネギを敷いて、その上にカン詰を
載せただけ・・・これでけっこう美味しいん
だわ。どんな簡素な食べ物でも美味しいと
感じられるのが健康オタクというものさ♪

で、そのシューターといえばアリゾナで
リム猫もって活躍している彼しか心当たりは
ないな〜 市


こんにちワンにゃん o(^・x・^)o ミ イチローさんが書かれていた通り、なんにしても備え、予防が大切なのですね。 好き嫌いの激しい太めの旦那に毎日苦労していますよぉ〜。 旦那の母親とは滅多に会わないので合う合わないとかはないんですけど、唯一の文句は(キャリアウーマンで忙しかったのは仕方ないけれど)子供の食生活についてもうちょっと注意してほしかったなぁ。。。ということです。 私の母親がその点厳しかったのですが今では感謝しています、が、その反動か大学生になり1人暮らしになるとジャンクフード三昧、、、 私も旦那も気持ちは若いつもりでも年齢は中年ですのでこれまでと同じような食生活ではまずいですっ。 「デルタの闘い」読みごたえたっぷりでした! 物語とはいえ、アメリカの都会から離れたところではありえなくはない感じですね。 先週末〜4日間オハイオ州の友人宅に滞在しました。 家から正面ゲイトまで1㌔もありませんが、隣の家は林の向こうで見えないし、日没後は、家が広過ぎてこわいよー、さむいよー、(オウムが色んな音声再生してうるさいよー)で、数年ぶりに風邪をこじらせてしまいました。 一声かけてくれたらいつでも敷地内でテッポ撃っていいよと言われましたが、とにかく寒くて雨降りっぱなしだったので、屋内レンジに行って撃ちました^^;; 離れているものの「お隣さん」とは気が合うらしく、何かあったら助け合おうってことになっているみたいです。 自分ちでテッポ撃つ許可は取っているの?って聞いたら、え?そんなんココじゃ要らないよって。。。クリーブランドから車で30分のところなんですけどね。 友人は各部屋に何かしらのloadedテッポ類 と予備アモを置いているとのこと。  そうそう、現地では以前マッチで出会ってから連絡をとっていたシューターと、彼が所属するピストルクラブのマッチで再会を果たしました。(ずーーーーーっと雨、40℉で手先がガチガチになりました) ジェフ W.というオープンAクラスのシューターでこないだのuspsaナショナル大会で70番台に入賞した人なのですが「日本人が同じスクワッドにいたよ、グレイトシューターだった。日本でエアソフトとかで練習してマッチの3週間前に渡米して実弾トレーニングをしたらしい」言っていました。 その日本人の方ってイチローさんのお知り合いさんなのかなーなんて思ってみました。  ではでは、イチローさん、ラブリーファミリーと良い週末をお過ごしくださいませ♥
リリコ
  


Posted by 市 at 00:02Comments(0)語りのプラザ

2012年11月03日

デルタの闘い

市 (2012年11月03日 03:51) │Comments(5)護身
文化の日だそうですね。
マスミさんのコメントで想い出しま
したのでSATマガから転載しま〜す。

たまには長い文章でもいかがです?


     ★デルタの闘い★ 
 ブザーが短く2回だけ鳴った。
 その音を牧童のアランは寝床で聞いた。
 午前3時前のことだ。
 いつも4時には起きるというカウボウイだけにアランの覚醒は早かった。
 しばらくしてブザーは再び2度鳴った。それは4台のクルマが通ったことを意味するのか、または2台が通過した後にまた戻ってきたのかまでは判らない。
 ただ、午前3時に4回もブザーがなることなどこれまでにはなかった。じっさい、その山奥の一本道は夜の8時を過ぎるとまったく交通がなくなるのが普通なのだ。
 この小さな集落には用心のためにゲイトの前をクルマが通れば赤外線の感知装置がはたらいて3軒の家でいっせいにブザーがなるという警報装置が設けられている。
 そしてそのブザーが鳴ったわけだ。
 これは柵を抜け出た牛である可能性もあった、が、ブザーの鳴る短さから牛の動きだとは考えにくかった。そして、いずれにせよカウボウイのアランとしてはチェックをする必要があった。もしも牛がゲイトの外にいてクルマと衝突しようものなら責任はアランにかかり、クルマの修理代を支払うこととなり、牛一頭の千ドル分も丸損となるからだ。
 アランはベッドの横のチャージャーに差し込まれたミッドランドの携帯レディオを手にして横のスイッチを押した。
 “起きてるかいミッキー?”
 しばらくして女の声がする。
 “アランなのね、彼を起こすから待ってて”
 そしてミッキーが応答しアランは言う。
 “ブザーが鳴ったんだが、ちょっと変なんだが聞いたか?” 
 “いや丸太のように寝てたから聞こえなかったよ、クルマでも来たのか?”
 “それがまだ判らないんだがな・・・”
 その時、ブザーが鳴り始めた。今度は止まらずに鳴り続ける。
 “ゲイトに何かがいるな”
 と、ミッキーが言う。
 “イーチはどうした? 起きているのか?”
とアランは聞く。その時、
 “トゥーカース、アット ザ ゲイト・・・”
 というイーチの声がアランとミッキーのレディオに流れた。
 アランの家からゲイトまでは4kmはあり、丘の上のミッキーとイーチの住まいからは直線にすれば1500mだった。そしてゲイトはイーチの窓からしか見ることができない。
 この時、イーチは窓際でDSR No.1というスナイパーライフルをソファーの上に委託し22倍のスコープをのぞき込んでいた。外は星明かりのみだったが、スコープの前方にはナイツ社の大型なスターライトスコープが載せてあり、2台のヴァンを確認していた。
 “デルタに行く”
 と、そうレディオに告げてイーチはベッドサイドの M4と弾倉の入ったタフプロのバッグにSIG P226Rの拳銃を突っ込んで肩にかけて外に出た。そしてホンダ二輪の100ccを手早くスタートさせて坂をくだる。
 それに遅れてミッキーと息子のローガンはトラックに乗り込んだ。
 デルタ地点までは約500m、ここは道が二股に分かれており三角州のようになっているために「デルタ」と呼んでいる。先に侵入者からここを割られると3家族は分断されて力を合わせることができない。この地点にどれだけ早く着けるかが勝負どころとなる。
 エンジンをかけてから60秒ほどでイーチはデルタに到着した。ゲイトの方をうかがうがまだ何も見えない。
 ほどなくミッキーが到着しトラックを道の真ん中に停めて降り立つ。これでロードブロックは完了だ。もちろんライトは消したままで、シュアファイヤのライトだけで走ってきた。そしてゲイトの反対側からエンジンの音が聞こえる、アランも到着だ。ほぼ同時にゲイト方面からもクルマの音が聞こえてきた。ゲイトは鎖でロックされているが大型トゥールを使えば簡単に壊せる。つまり聞こえてくるエンジン音は非常事態を告げているということだ。イーチは右に走りながらレディオで伝える。
 “ミッキーは合図でヘッドライトをハイビームにしてクルマの左うしろ50ヤードに走ってくれ、ローガンはたった今から50ヤード左に走ってブッシュか岩に隠れてくれ、アランはトラックの右後ろ側から狙撃を頼む・・・”
 ゆっくりと、2台のクルマがゆるいカーヴを回ってやってきた。ヘッドライトは消していたがスモールランプは点灯し、用心深そうに進んでくる。不気味な光景だった。
 ヴァンがトラックまであと40mというところでイーチがレディオに叫んだ。
 “Now!!”
 とたんにトラックのハイビームは先頭の黒いヴァンを照らした。即座にその二台は停まった。
 4人で扇形に2台のヴァンを囲んだ陣形となった。未知の訪問者たちは停まって沈黙した。数秒をおいて大木の陰からアランの大声がしじまを破った。
 “ヘーイ、両手を挙げて出て来いっ!”
 しかしドアも窓も開かない。どうやら知り合いが予告なしに訪問してきたのではないということが明確になってきた。
 “奴らは不意を突かれて狼狽し、どうするかを相談しあっているんだろう”
 と、ミッキーが小声で言った。
 “ローガン、ヴァンの前方ラインから10ヤード以上は後退してくれ”
 と、イーチは伝える。一斉射撃になったときに仲間をヒットしないためだ。
 “U ターンして逃げ出したらどうしよう?”
 と、ミッキーが言う。
 “俺は逃がしたくはないぞ”
 と、アランは応答する。
 “では動きだしたらタイヤを全部撃とう”
 と、ミッキーが決めた。
 “ああ、こいつらは例の奴らかもしれないから油断するなよ”
 アランの声は緊張していた。
 例の奴らとは、郊外にある家を襲って家族を皆殺しにして金品を奪うという盗賊のことで、山を二つ越した向こうでも最近起こった事件だった。武器は残されたヤッキョウから AK47だとは判るが、それ以外には何も遺留品などなく証拠もないのだと聞いていた。
 イーチは M4にナイトヴィジョンを搭載したまま、ヘッドライトに照らされて肉眼でもよく見えているヴァンを交互に見ていた。相手からは正面のヘッドライト以外は真っ暗闇で何も見えないはずだが、もしかしたらナイトヴィジョンを装備しているかもしれないので樹木の後から片目と銃口だけを覗かして観察していた。ほどなく前方のヴァンの窓ガラスが下りた。
 “撃つな~、降りるから撃つな~”
 と、助手席から中年男が顔を出した。同時に運転席からも男が手を挙げながら出てきた。服装としては普通のパンツとTシャーツで特徴などはない。白人だと想えた。
 “オウケイ、ではヴァンから5歩先まで歩いてうつぶせになれ”
 アランは命令する。2人はそれに従うように前にでて光の中に伏せた。だが後のヴァンからは誰も出てこない。
 “この2人を我々がどうするかで様子を見ようというわけだろうな、中にはガンを握りしめたヤツラがいるぞ・・・”
 と、ミッキーが察したように言う。しかしこんな見え透いた手に我々がのってしまうと考える奴らはかなり愚かなギャングだ、とイーチは考えていた。
 “後の奴ら~!! 下りて来~い!”
 アランが暗闇から再び叫ぶ。だが何の反応もない。
 “もうシェリフにも通報したからなぁ~20分もあればお前らは逮捕されるんだぞ~”
 と、続けるアラン。すると後方のヴァンの前ドアが開いた。両側からまた2人が出てクルマの両サイドに伏せた。
 “そこではだめだ~、前に行って仲間と並んで伏せろ~”
 と、アランはまったく抜け目がない。
 2人はのろのろとふてくされたように前方に出た。23才くらいに見える男にもう1人は女だった。これまた目立たない服装をしている。手練れの強盗にふさわしい格好だ。4人は並んで伏せ、それに向かってアランは問いかける。
 “お前らここに何しに来たんだ?”
するとトシのいったらしい男が応える。
 “ちょっとこの土地の中を見物したかっただけで、すぐに帰るつもりだったんだ”
 “ふーん、午前3時に他人様の土地を見物か? 馬鹿かお前らは?”
 “いや、じつは酒なんか吞んでて酔っ払って楽しくなっただけなんだ、すぐに出て行くから許してくれよ~”
 “そうは行くか、それでヴァンにはあと何人残っているんだ?”
 “誰もいない、俺たち4人だけだ”
 “4人だけなのにどうして2台のクルマがいるんだ? 1台で充分だろうが?”
 “信じてくれ、俺たちは4人だけなんだ”
 “ようし、ではお前は立ってヴァンの所に行って後のドアを開けろ、両方のヴァンをだぞ、中に誰かいたらお前を真っ先に撃つからそう想え”
 男は黙った。あきらかに動揺している。
 4人だけだと信じて姿を現せば、中に潜んでいた連中が一斉に撃ってくるという算段らしかった。こっちは4人だけ、中に4人もいたら8人の敵と撃ち合うことになる。ただ有利なことは相手からこっちの姿は見えず、人数も知られていないということ。話すのはアランだけなので、こちらは1人だけだと考えているのかも知れない。ここでは圧倒的な大人数で囲んでいるのだと想わせて逮捕したいという気もする。しかしここで逮捕すれば刑務所を出てから仕返しにやってくるという心配もある。そして、ここで逃がしてやれば明日の昼間でも大勢で攻めてくる可能性もある。レディオで相談するまでもなく、アランとミッキーは迷い、イーチも考えていた。
 “解ったよ、じゃ俺がドアを開けるよ”
 と、男はゆっくりと立ち上がり、そしてヴァンに向かう。
 “まず後のクルマから開けるからな”
 そう言いながらも男は前方のヴァンを通り過ぎるときに何か囁いたように見えた。それが見えたのはイーチだけだった。イーチは樹木から半身を出しながらM4の銃口をもたげる。そのとき前のヴァンの後部座席から運転席に影が移動しヘッドライトが点灯し車体が揺れるように動いてアランの方向に向いた。
闇に鋭い光が差し込んで動いた。すかさずミッキーとアランはヘッドライトを狙って粉砕する。闇に銃声が轟いた。その瞬間に前後のヴァンのドアが開いてAKを持った男たちが飛び降りようとした。AKの木目ストックはヘッドライトに照らされて夜目にも鮮やかに輝き、それが合図だったかのように扇の陣形は火を噴いた。
 ローガンは最初の男が降り立つ前に M4で仕留め、その男が邪魔で出られなかった悪漢も車内で即死した。イーチの側には前後のヴァンから同時に飛び出してきたが最初の男は片足が地面に着いたとたんに被弾し、2番目の男は倒れる男に足がかかって転び、起き上がる間もなくチェストに2発を撃ち込まれた。他の男たちは AKをフルオートで撃ちながら飛び出してきたが見当違いな方向にタマをバラ撒く間にアランのボルト5連で頭を吹き飛ばされ、他はミッキーのM4連射を受けて倒れた。伏せていた3人はクルマの下を這いながら倒れた仲間のところに行ってAKに触れたと見えた瞬間に次々と頭を撃たれる。ドアを開けに行った男も伏せて武器を手にした、だが銃を両手に持つまでもなく2方向から撃たれ、荒い痙攣とともに停止した。
 乱打のような火薬の轟きが治まった。突然のように静寂となった。動く者は瞬く間にいなくなっていた。
 各自とも持ち場からライトを照らし車内に隠れている者がいないかを点検、倒れた男たちをよく観察した。確実には死んでいなそうなボディーには頭に狙いをつけて撃った。その断続が止んでイーチは車列の後から近づき車内がクリヤーなのをチェックする。そして親指を立てて合図をした。
 その後みんなでそれぞれの死体を確認した。女もヴァンの下で死んでいたが武器は持っていなかった。イーチはヴァンのフロアに落ちていたグロックを指紋が付かないように持ち、その太った女の手に握らせた。
 4人は興奮しており、すぐには口をきけず、寡黙となって現場を眺めていた。
 何発撃ったのか、何人を倒したのかは誰も覚えていない。ただ動いている人間を撃つだけという簡単な作業だったと想う。だが夢中で撃った。銃声が大きいとは誰も感じなかった。弾倉交換をする前に終わった。短い銃撃戦だったが長く感じた。

 “危なかったなぁ~”
 とイーチが口を開いた。
 “まったくだ、危なかった・・・”
 とミッキーも言う。
 “10人も乗っていたとはなぁ~”
 アランも驚きを隠さない。もしも相手がいきなり飛び降りて展開していたら、こっちにも犠牲者が出るところだったのだ。夜の闇に助けられたという気もしていた。
 
 やがて空が白み、シェリフとポリスのクルマが合計14台もやってきた。
 “派手にやってくれたもんだなぁ~”
 と、顔見知りの殺人課刑事兼ポリスインストラクターがご機嫌そうな表情で言った。
 4人は別々にされて事情を聞かれた。皆でとどめをさしたこととグロックの件は誰も言わないのは当然だ。
 “このヤッキョウから見て、ほぼ間違いなくこいつらはあの虐殺集団です” 
 と、鑑識係のボブが言う。彼は簡易な拡大装置を持って来ており、ヤッキョウの撃針痕を調べていたのだった。やがてはライフリングから証拠を割り出すことができると言う。
 
 シェリフが4人に向かって真面目な敬礼をし、そして言った。
 “我々は諸君を敬愛する。これだけの闘いに勝てたのは諸君が日頃から人災を予防するという「備えの心」に起因していると私は想うのだ。修復の困難さに比べたら予防は簡単で安上がりだということを諸君は具体的に証明したことになる。そのことで、とても感謝する次第だ・・・”
 “そりゃそうだな、俺たちの女房と子供が殺されていたら修復なんてできないからな”
 アランがそう言った。
 “女房のほうだったら、もっといいのがゲットできるか知れないけどね”
 と、すかさずイーチがアメリカ式のジョークを垂れて爆笑となる。
 そして、ミッキーが真顔になって言う。
 “ようするにだ、今回で最も役立ったものといえば、ゲイトに設置してあったセンサーだろうな、ブザーの警告音がなかったらあの人数で寝込みを襲われてとうてい無事では済まなかっただろうよ”
 するとアランが応える、
 “たった300ドルの投資で奴らの侵入を察知でき、それで俺たちの命が助かったなんて素晴らしく安い保険だったな~…”

 これは物語です。これと似たような事件が地方の新聞に載っていたとしても、それとこれは関係ありませんからね。笑い。
 
       ★備えの心★
 「修復」とは、壊れた何かを元の状態に戻すという意味だ。
 物体も身体も、そして心でも、丈夫さの限界を超すような圧力がかかると壊れる。
 壊れたのが物だったら、ミロのヴィーナスだろうがゴッホの絵だろうが、地球が壊れることに比べたらゼンゼンたいしたことではないだろうね。
 
 壊れたものは、修復できる場合と後遺症が残る場合と、まったく元に戻せない場合とがあるだろう。
 百均で買ってきたものが壊れて思い悩む人はいないだろうが、津波や地震などの災害で家を失って保険金も下りなかったとしたら、とんでもなく苦しい生活を余儀なくされて悔やむこと甚だしいことかと。
 そして家族や愛する人が死んでしまったら
心に重傷を負ったまま生きることとなる。

 地球に氷河期がきて作物が育たなくなったら人類は大規模な戦乱に巻き込まれ、そこで初めて太陽の光の尊さを知るだろう。
 そこにいつもある空気、そして平和、これを当たり前だとどこかで感じている人は、この危うい存在について考えてみる必要があるのではないのだろか。

 交通事故ひとつとっても、今日は事故に遭うかもしれないから気をつけようなどと毎朝考えて慎重になる人ってどれくらいいるのだろうか。
 自分も事故にでくわすだろうから、防衛運転を心がけようといつも意識している人はどれくらいいるのだろうか。
 「先は心配だけどまあいいや」と想いながら生きている人に比べると、悪い事がおきるのを予防しながら生きる人はすごく少ないような気がする。

 とはいえ、あまりいろいろ心配すると生きるのが胸苦しくなる。
 知り合いの奥さんがサンフランスィスコのベイブリッジが墜ちるので怖くて渡れないと真剣に悩んでいたので、
 “あの橋は墜ちませんから心配しないで”
 と、ワシは心からそう想って安心してもらおうとした。したら数年後に、まさにそのブリッジが地震で墜ちたのだ。
 ノイローゼによる妄想が的中したと考えるのは楽だが、ワシはそのことからいろいろと考え、自分の想定なんていかにアマイかということを悟ったよ。
 安全だ安全だと人が言う場合、それは何の根拠もないイイ加減で罪のないデマカセなのだと受け取ることにしている。
 なので、もしも再び橋が墜ちるとか病気にかかって死ぬのが怖いという相談をうけたら、こう応えることにしている。

 “いいじゃないですか、そうなったらお互いに潔く死にましょうよ。それまでは楽しくやらんとね。死ぬ寸前まで恐れおののきながら生きるのは死ぬより辛いことですよ。死ぬまでは楽しく生きましょうよ”

 だからといって「備えの心」を減らしたのではない。ただ、心配したらキリがないので、その時にやれる範囲内で気をつけようと想っている。なにごともバランスだしね。
 
 で、人は大人になる前に「修復の困難」さを知るほうがいいと想うのだ。そのことを知るのは勿論トシとってからでも遅すぎることはない。
 心の傷は負いやすく、その修復はとても難しいということを心に刻める人には「予防するという策」をとるだけの才覚が自然に備わってくると想われる。
 ようするに、このままの状態で放置したら将来どのような事があり、それによってどれくらいのダメイジを自分が受けることになるのか、ということを描けるかどうかだ。

 たとえばもし君が太りすぎだった場合は放置しておくとメタボになり糖尿病になり脳卒中や心臓病で若死にするか老後に長い患いで苦しむことになるという可能性が大きいわけで、たった今から予防策を講じることでその可能性を低くすることができるわけだ。
 若いうちはそれほど感じないが、老化は誰にでも確実にやってくる。ワシなんて渡米して鉄砲を撃ちはじめ、半年も経ったかという 感覚でいるが、なんともうすぐ70歳だよ。
 君だって10年前を想いだすなら、そこには数コマの記憶の断片があるだけで月日は風にのって吹き飛んでしまっているということくらいは感じるはずだよ。そしてそのままアアッと言う間に70になることは体験者のワシが保証するよ。
 ハナシがソれかかってる、もどそうか。

 ようするにワシが伝えたいことは、自分の進む方向にある種の危機があるかもしれないと想うなら(無いという人は落第だナ)それに対してどういった予防策があるかを考えましょ、、ということよ。

「備える心」が大切ということ。
 
 ああ、ワシというツタナイ一介の老人がショクンの生きる上で何か役にたちそうなことを言えるとしたら、そしてとるに足りないワシの実績らしきものといえば、
「玄米食にすると強い身体になれる」
ということ、そして、
「備える心は自分の災いを減らす」
 これくらいのものでアルな。笑い。

 まあ、考えてみれば健康な身体を持ち、トラブルを避けるという知能があれば豊かな生活は得やすくなるよね。
 で、トラブルを避けるという意味はどういうことかと咀嚼してみるに、
 「喧嘩を回避する、しても勝つ。病気にならないよう予防する。彼女ができても嫌われないような魅力ある自分を構築しておく。オカネがないと不自由であり時としてプライドさえも失うし、彼女をカンフィーにしてやれないし、奥さんからもグチグチ言われつづけるのでシッカリとした仕事を得ること」
 とまあ、これがトラブル回避の目的であり、そのための「備える心」というわけさ。

 太宰治の兄さんではないけれど、たったこれだけを言いたいだけなのにヤタラと文章を長くするライターなんて無意味な商売だね。
 しかし太宰君はギャラが多かったが、ワシは十行だろうが千行書こうがギャラは一律でね~。笑い。たくさん書くほどにワシは良心的だと言ってもサシツカエはないよ。笑い。

  ★予防のための汗には価値がある★
 ワシは30年間ほどは日本で育ち、その後はずっと米国暮らしなわけだが、こちらに来ることによって日本の素晴らしさと良くないとこが鮮明に観えるものがあったよ。
 このことに関してはとても書ききれないが、ここでひとつ言えることは日本人より米国人のほうが「備える心」が強いということだ。将来を展望し、予測されるトラブルに対処するという実行力において日本人はかなり劣っていると想うのだ。
 「修復の困難さに比べたら予防は楽だ」という考えはワシの仲間たちの間に浸透しており、このことを学んでワシも変われたのだ。
 日本には、熱しやすく冷めやすい人が多いと想う。熱く語るときは立派だが、すぐに冷めて実行力などない人が多いと想う。

 “アレが危ないぞ~!!”と誰かが言えば
 “おお、危ないな~”と呼応する。
 “備えないとな~”と言えば
 “まったくだ~”と応える。
 “では予算はこれだけで労力はこんだけ必要だから認可してくれ~”となると、
 “カネと人員はないな~”となる。
 “ハンコ押したいけど上司に怒られて左遷されたり責任とらされっからな~”となる。

 やってもいいけど責任はもたないし上から睨まれるのならカンベンだぜ。となる。

 少子化に対する対策も、薬の認可にしても、犯罪への対処も、戦争への備えも、決して10年後を見据えた行動などはできないのが日本だという気がする。

 カネは出さぬが口は出す。労力は惜しむが結果良ければ自分の手柄、失敗すれば他人のせい。と、こういうヤカラだらけだ。
 
 アメリカという国では社会が実利的であり、行動が早い。組織のスィステム作りに巧みなものがある。何を決めるにしてもプラスとマイナス面があるわけだが、話し合いは活発で決定も早い。これが強い行動力を生み出している。
 「備えの精神」これが強さの原点となっているのだと想う。未来を読む力量と対処する行動力の水準がはるかに高いと想う。

 こう書けば、アメリカの欠点をジクジクと述べる輩が多いだろう。それでいて奴らは問題解決に関するなんらの代案を示す能力など持ち合わせないわけだね。

 ともあれ、
 分析力、決定力、行動力などがない人間には「備える能力」などないと想うのだ。
  


Posted by 市 at 03:51Comments(5)護身