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2016年09月20日

陶器入門

市 (2016年09月20日 01:06) │Comments(9)語りのプラザ
陶器入門

イチローメも、
オトナになってからは、こういう陶器を観ると体毛がそばだつような感動をおぼえるようになりました。

「青年よ、元気だせー!! 負けないで立ちあがれ〜!! 行け〜!!」という強いメッセイジを出してくれるベートーヴェンに慣れていた市青年にとって、バッハは淡泊な食べ物のようで満腹にならず・・・好きになるのにしばらくかかりました。

どうじに、萩焼というモノに引き込まれるようになるのにも半年近くかかりましたよ。このことはいずれまた書きますね。

さて、
焼き物・・・というとサバやサンマが好きだの〜♪・・・ですけど、磁器と陶器を指すバヤイもあるんだよ・・・と、コトバをくずすのは、難しいことを優しく説明するためだナ・・・

ショクンの身の回りには食器類がたくさんあるやろが?
それらは磁器と陶器に別れると想ってヨイ。
木やプラの椀などはこのさいジョガイね。

磁器っちゅうのは、白くて硬質なのが多い。青や赤などの色が付いたモノなのでジキに区別がつけられるようになるよ(^^) ちなみに白い茶わん皿などは白磁という。ハクジは美の基本でもあるわけだけどね・・・

一方、陶器かどうか一目で見分けられるようになるには冬までかかるだろうナ・・・
冬期までな(^○^)

で、ワシの好きな焼き物はアジもホッケもだけど、陶器が多いのよん♪

陶器は磁器よりも柔らかく出来ている。
これは、土のちがいと窯(カマ)の温度によるもんさ。

磁器は、大体に計算されたようにキッチリと作られる、けど、陶器は予定どおりには出来ない。それはウワグスリという釉薬に薪の灰などがかかり 人智を越えた変化をもたらすのよ、これを窯変(ようへん)というのだ。
で、な・・・
陶器ちゅうても、今のヤスイのは電気ガマやガス窯で焼かれるわけさ。これはコントロールがきくので天真爛漫なヨーヘンはあんまし期待できないさ。量産向きだからヤスイのさ。
やはり陶器はノボリガマかアナガマで焼かれたものでないと・・・これはワシの好みだけど・・・MIZさん、これはフルトヴェングラーだわな(^^)

登り窯というのは大型な窯で、熱効率を良くするために坂を登るように作られており、長さは20mくらいあるんだわ。
炎がぶわーっと登り、高熱のなかで灰が舞い、ウワグスリにかかって千変万化の色と質感を形成するんだわ♪ 灼熱のカマの中で人智を越えた作品が生まれる。火と灰などが勝手に作ってくれる。これを「窯変(ようへん)」と呼ぶ。人は ようへんからヨーヘンなんやでぇ(^○^)
陶器が「火と土との芸術」といわれるのはこのためなんや♪

陶器入門
でもって、上の萩焼は有名な作家が作った立派なヤツなんやけんど、こっちは当時(50年前)新進の作家だった・・・が直接に買ったのではないので名前は忘れてもーたわ ^_^;
・・・このどっしり感♪
美しく広がる窯変♪
ワシ、惚れてんのや(*^_^*)

これで幾たび即席ラーメン食ったかしらんど、ほんとに(^。^)

陶器入門
底は、こんなふうだ!!
美しいと想わないか?・・・
長く観ていると、感動できるようになるんだよ♪
これが「観賞力」ちゅうもんだよ。

で、なぁ・・・
今回の市ロゴだけどなぁ〜・・・
この茶椀からスクナカラズ影響を受けてのディザインだったのよん(*^_^*)

どや?・・・
そういえばなんとなく似てるだろが・・・(^^)

陶器のハナシになると熱くナッテシマウ市老さんであった(^O^)/



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Posted by 市 at 01:06Comments(9)語りのプラザ
この記事へのコメント
イチローさん。こんにちは。

おいら、焼き物と言ったらサンマの塩焼きかな。
でも、こないだ食べた鯛カマ焼き定食700円も美味しかったな。
;^_^A

陶器のサイズは湯のみサイズと思ってましたが。
ラーメンが食べられるんじゃどんぶりくらい大きいのですね。
Posted by 駄武ー at 2016年09月20日 07:08
鯛カマかぁ〜(^o^)うまそー♪
ブリカマ、ハマチカマ、鮭カマ・・・なんでもカマわず食うのでカマわず持ってこぉ〜い(^○^)

by おカマじゃないが、カマってくれちゃん(^^)
Posted by 市 at 2016年09月20日 07:21
おお!鉄砲以外で大好物な話題に^ ^ 私も職業柄焼き物が好きで7年前に信楽高校で社会人聴講生として学生達と共にミッチリと作陶の基本を学びました。
イチローさんのブログにたまーにさりげなく茶碗などが写ってるのをニマニマしたましたよん。萩もええですが美濃の志野、織部が好きですね(^。^)
Posted by ハイロンサムハイロンサム at 2016年09月20日 08:18
イチローさんへ。

最近の「芸術の探求」シリーズ、最高に楽しめています。
音楽、グラフィック。
そして、ついに来ました。

焼物。

古代人から続く全くの実用品を作る為の手法、技術であった物が、食料確保の手段を得、生きる事に余裕が生まれる事により生じた文化その文化を豊かにする為に発達した、芸術。

焼物。

陶芸家の意図した、姿形、色。
そこへ窯の中で働く、意図しない偶然。「窯変」。

焼物。

理系。機械工学、物理法則大好き、電気もイケるし、PCは自作だ。でも少しは美術スキよ、の私には最難解な物のひとつ。
アーティストであるイチローさんや、例えば、CYPRESSさんぐらい芸術への感受性豊かな方でないと鑑賞は出来ても、楽しめないかと。

そんな私でも、普段の茶碗は萩焼です。小振りで綺麗な。
頂き物ですけど。
青磁、伊万里焼、だと風鎮ぐらいですね。風鎮だと主題は掛軸なので。

陶器入門その二。その三。その・・・。
楽しみにしています。


フルトヴェングラーの録音、兄に送ってもらう予定です。アナログ→デジタル ダビングで。
さすがにレコードプレーヤーは廃棄しました。カートリッジ (レコード針) が入手難になった頃。ドライブベルトも無くなったし。
Posted by MIZ at 2016年09月20日 08:38
萩もええですが美濃の志野、織部が好きですね(^。^)

!!!!!!!!!!!!(゜◇゜)!!!!!!!!

志野ですとぉ〜(@_@;)・・・

ほしいのぉ〜(◎-◎;)
ほ志い野ぉ〜(^◇^;)

高校時代のこと・・・
新宿の伊勢丹には素晴らしい陶器がいっぱい売ってて、その中でも1番ほしかったのが赤志野なんですよ〜〜〜(^^)
当時3万円くらい・・・いまなら飼えるオニダンだ(^-^) しかしサラリーマンの給料は1万3千800えーん・・・という唄が流行っていたころデス(^_^;
ワシのオコヅカイは月千円(-。-;)

日本に行くと池袋の東武デパートをちょいと覗くのですが、赤志野の気に入るのはなぁ〜い(×_×)

ああ、いつかは志野を・・・

と思いつづけてハヤ73年-15歳(∩.∩)

ハイロンサム君、だれか古い赤志野をオヤスク譲ってくれる人がいたら知らせてくださいな。
お代として1911のひとつやふたつは直送、くらいのことはやりかねくらいほしいのでぇ〜す(^O^)/
Posted by 市 at 2016年09月20日 09:49
フルトヴェングラーの録音、兄に送ってもらう予定です。

ちっちっちっち、ちょっと待ったぁ〜!!!
フルヴェンを聴くのなら、同時にトスカニーニも聴かないと、片手を切断されることをしらないのですか? そこから片手落ちというコトバが生まれたのだと、永田辞苑林にかいてあるでしょがヾ(℃゜)もー(@_@;)

ま、なんでもいいから、とにかく兄さんに、ふと思いついたという口調でもって、
「あ、トスカニーニのほうもお願いよ兄さん・・・オケはNBC交響楽団でね♪」 と、言いましょう。
オケとはオーケストラの「ツウ的言い方」ね♪
すると兄さんは、
「(O_O)おまえどうしてしってるんだ(@_@;)」
と驚きをかくさないで問うてきます。 したら、あたりまえの顔をしながら、
「この組合わせで聴くのはジョーシキでしょ」 と、まるで見下しながら愚問に答えるという調子で言ってやり、後ろを振り返ってからヤッターヽ(^0^)ノと快哉を叫んでください。

ちなみに、フルヴェンの演奏は、他のどの指揮者よりも遅く、堂々たるものがあり、トスカニーニは他の誰よりも早いテンポで強烈に加速するんですよ。これまたド迫力があって素晴らしいんです。

これらを聴いたあとだと「カラヤンなんてアッカンベー」だと する権利をいただけます、はい♪(^o^)
Posted by 市 at 2016年09月20日 10:41
イチローさん。これは、常日頃から頭の上がらない兄に久々に自慢出来る、大、大、大チャンスではないですか!。
感謝、感謝です。

持ってなかったら、「えっ!。持ってないの!。ふ〜ん。」って言ってみたい。
Posted by MIZ at 2016年09月20日 12:11
1911( ゚д゚) 頑張って気に入って貰える赤志野茶碗を探してみます!
Posted by ハイロンサムハイロンサム at 2016年09月20日 12:47
去年、サントリー美術館で藤田美術館蔵の曜変天目茶碗を見逃し、静嘉堂文庫美術館でも同美術館蔵の曜変天目茶碗を見逃しました。
関心が薄いと見逃しやすい(涙)。
陶磁器の史上最高峰の一つで全世界に完品が三個しかない曜変天目茶碗。
もう一つは京都大徳寺龍光院蔵。
全て国宝。

見込みの「星」が正に「窯変」でどうやって作られたか現在でも不明で、どんなもんか見たかったんですが…
(それに、仮にオークションに出れば史上最高値になるのは間違いないんで、そういうスケベ心もありますんで(笑))
まぁ、そのうちまた展示されるでしょう。

ただし、
国宝(と重要文化財)は10年程前、文化庁長官から展示は年二回、期間は60日までが望ましいとお達しがあったそうです。
いつでも見られる常設展では無理で、一回見逃すと次はいつになるか分からんのです。
Posted by CYPRESS at 2016年09月22日 02:57
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