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2015年07月04日

スライド先端をカットする

市 (2015年07月04日 02:39) │Comments(14)てっぽ
スライド先端をカットする

ブラゾスのスライドはSTIの1911フレイムに
ピタリとフィットしました♪
レイル部は調整してあるのですよね(^-^)ウレシー
手とヤスリだけで挑戦しようというシロートスミスにとって、これはビッグに嬉しいことです(^^)

で、コンペンセイター着きのバレルをインストールする場合は、コンペとのスキマが必要なのでスライド先端をすこし落とします。
そのためのジグはこれです。
スライドに対してバレルは約1度の角度で入るためカットもナナメにするわけで、このジグを使えば自動的に角度を出せるわけです。

スライド先端をカットする
スライドをジグに取り付けたところです。

ワシは、練習機のスライドでこの作業をヤスリと勘でやりましたが、ガンスミスはいったいどうやるのだろうかということを知りたかったので、とても印象的でした。
ちなみに、スライド先端とコンペとの間にはスキマは必要で、じつはそのスキマはたとえ1cmあっても精度には影響しません。ただガンスミス達はプロなのでピッタリとくっついているようなふうに見せるだけの技術を発揮するわけです。ワシは1mm弱のクリアランスをもうけましたが、それでもミットモナイという気はしないですよん♪

スライド先端をカットする
ジグにかけてしまえばあとは感嘆するほどに簡単(^^)スーイスーイと、ものの20秒ほどでカット終わりです。

まうは、これもジラシだと言いますが、ワシのインタレストはガンスミスがどうやるかを観ることなんです。次からは試行錯誤なしに自分でやれるようにしたいので受講のつもりで学んでいるのです。知識がないと1カ所を削るだけでも1時間は考えてドキドキしながらやっていたので(^_^;

なにしろシクジッたら400ドルだ500ドルの どるどるの損害ですからね〜(^0^;)

それと、こういうふうにガンスミスからすべての行程を教えてもらえるなんて、まずめったなことでは起こらないのです。
プロの手の内を見せたくない。
そばにいられると気が散る。
質問などされるとウザッタイ。
教えてもなんの得にもならない。
などなどの理由からです。

それでも教えてもらうには、まずガンスミスと信頼の絆を築くことから始まるのです。

“で、ユーのカノジョはトシ幾つだい?・・・そうかぁ〜・・で仕事は?・・・ふーん、いいね〜♪・・・いったいどこで出逢ったんだい?・・・そーかそーか(^^) ところで結婚まで考えているのかい?・・・ほう(^-^)そこまで惚れているなんてハッピーそのものじゃんか〜(^。^)”

といった会話などをはさみながらの楽しい時間を創れないと友情など生まれないですからね(*^^)

「こいつといると楽しい」
「こいつはナニカの時に役立ってくれる」
相手にそう想わせるものがないと交友は続きません。
これが「タクティカルライフ」というものです。

そういった打算を含みながらも、ナチュラルに誠実に接することが必要なんです。

カネのことでギスギスとなるのが世の中ですが、それを巧みに避けたり超えたりしながら友愛という暖かいものを育む努力をしないと、トシとるほどに孤独感は増大すると想うのですよね。

「健康、愛、そしてカネ・・・これが幸福の三原則だ」
  イーチェ





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Posted by 市 at 02:39Comments(14)てっぽ
この記事へのコメント
市郎さんの御人徳あっての上記記事なんですね!
無償で公開して下さる事に感謝します。

オペレーションi発動中のdnagでした。
Posted by dnag at 2015年07月04日 03:13
>オペレーションi発動中のdnagでした。。。(?_?)それはいったいどーゆーものですか?(^^) ワッシはオペレイションNを遂行中です(^-^)Nは寝るのNです(^○^) ガイドでのムリがたたって暑気あたりとなり体力がすっかり落ちてしまいましたので外にでるのは止めて軽作業するか寝るかのどちらかなんです(^o^)
Posted by 市 at 2015年07月04日 05:21
うおおーヽ(^0^)ノ ガンスミステクニックの公開ありがたや。しかもバレルフィッティング♪さらに今回はコンプ一体式のバレルっていう難易度が一段高い奴ですからねぇ(≧▽≦) ありがとうございます。m(__)m
Posted by テツヤ at 2015年07月04日 05:32
とても、とっても勉強になります! ありがとうございます (≧▽≦)

そして、イチローさんが日本のシューターに向けて、とても大切なことを無償で公開して下さることに感謝です! いよいよ、今回のツアーでもっとも大切な動画を公開しました (`・ω・́)ゝ

イチロー・ナガタ 『初弾の1,2,3,4!』
http://baton.gunsmithbaton.com/e674553.html

この動画は永久保存版にして、何度でも観て勉強させていただきます。ありがとうございます!
Posted by (株)バトンTrading(株)バトンTrading at 2015年07月04日 05:44
イチローさん。こんにちは。

ワクワクして見てます。
☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆

1枚目の画像と二枚目の画像だとスライドの位置が180度違いますね。
(;゜0゜)
ジグがあってもジックリ考えながら作業してるんですね。
;^_^A

勉強になります。
m(._.)m
Posted by 駄武ー at 2015年07月04日 06:29
こんにちは(^o^)/ 
ジグを考えて作るのも大変ですよね。
ひとつくだらない質問なのですが、スライド先端を削っている万力に、切粉がいっぱいありますが、T-16のではないですよね。
Posted by ももすけ at 2015年07月04日 08:40
>スライド先端を削っている万力に、切粉がいっぱいありますが、T-16のではないですよね。。。はて、質問の意味が判らないのですが・・・(^_^;
Posted by 市 at 2015年07月04日 09:00
説明不足ですみませんm(__)m
マイクさんが削っているスライドなのですが、スライド先端を削っただけにしては、万力に着いてる切粉が多いかな、別の物を削った後なのかな?・・・と思った次第です。
お手を煩わせ、申し訳ありませんm(__)m。
Posted by ももすけ at 2015年07月04日 09:57
こんばんようさんです。

あ、いやいや、
加工好きには、たまらないレポートでっせ!!

実銃の加工やパーツ交換のジグの多さは、日本でトイガン触ってるだけでは、一生お目にかかりませんからねぇ~

楽しく拝見しとりますよぉ~~
ジラーシも楽しんどりますぅ~~
Posted by まう@東大阪 at 2015年07月04日 10:26
>スライド先端を削っただけにしては、万力に着いてる切粉が多いかな、別の物を削った後なのかな?・・・と思った次第です。。。あー!♪ 下の方の広いヴァイスに乗っている鉄くずですね?(^-^) それは数人のガンスミスたちが機械を使い回しているので他の人が出したものですよ。スライド先端は20グラムていどしか削っていませんしね(^-^)
Posted by 市 at 2015年07月04日 10:30
お世話になります。渡邉智彦です。
加工する事を前提としてるんですね。
実銃のリアルさと制度の必須性を感じて驚きです。
職人の技は生きる糧ですから、
人に言うのは場合によっては命取りになりますから信頼関係を築くのは重要ですね。
とても勉強になります!
これからも応援しています。
Posted by 渡邉智彦 at 2015年07月04日 10:34
>>オペレーションi発動中のdnagでした。。。(?_?)それはいったいどーゆーものですか?(^^)

あ、はい、これは松浪さんの小説「導火線」で、日本政府に反乱を起こす情報官千葉と、彼に従う自衛隊特戦群員たちの作戦コードです。

自衛隊内部が非常にリアルに描写されたカッコよくスリリングな小説です。面白いので皆さまにお勧めです。

感化されやすいdnagでした。
Posted by dnag at 2015年07月04日 11:24
どうもです。この記事も特に興味深く読ませていただきました。プロの仕事を写真の解説付きで見れるとはありがたいです。いい時代になったもんです。本当に。えーと、ではこの辺で。
Posted by ハラハラショー at 2015年07月04日 19:23
 今まで、コンペはスライドに密着しているとばかり思っていました。驚きです。隙間を敢えて開けておくとは考えもしませんでした。
 SATマガジンの2009年1月号に、隙間が撮影された写真があり、なーるほどと納得しました。スライド前端とコンペを真上から撮ったカットです。背景の色とバレルがほんの少しだけ見えます。X5のスピードガンです。全く気づきませんでした。
 いやいや、深いですね。
Posted by 松浪和夫 at 2015年07月05日 10:22
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