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2015年05月10日

失格の後は「道は開ける」を・・・

市 (2015年05月10日 13:02) │Comments(4)語りのプラザ
市郎様 お返事が遅れてしまい申し訳ございません。 コメントを頂き、とてもうれしく思います。 金曜日の深夜に帰宅後、夜から土曜日の早朝にかけて、『人間失格』を夜通し読み続けました。 感想を申し上げたいと思います。 衝撃的でした。そして、不思議な感覚になりました。 まるで自分の人生の過去を、ピックアップされたような気持ちになりました。 『人間のからだに駄馬の首でもくっつけたなら』、『道化』、『生ける屍』は、子供の頃の 不快な感覚を、そのまま描写したかのようでした。 「本当に似たような感じが多々あった、そして、早く大人になりたいと強く願っていた時期だった」ことを思い出しました。 読み終えた日の夕方(早朝からずっとぐったりと寝ていました)、緊張感を抑える薬をあえて飲まず、 外食に出かけました。 食事をしながら解説を読み直していたのですが、何かとても不思議な感覚になりました。 何時ものように、店内の椅子に座っていただけですが”体の中が潤ってきた”ような感じがありました。 何時もと違います。 その後、買い物に行ったのですが、薬を飲んでいないため、嫌な緊張感は何時もの通りあり、表面的には、 恐らく何も変わっていません。 それでも、心の深い部分で、ほんの少しですが、心に変化が出てきたような感じがします。 ”生き苦しい”状態が、少しですが何故か和らいだ気がします。 過去に、主人公の孤独さと心の闇を描写した有名な映画を、複数鑑賞したことがありました。 その中でも、とても有名なある映画は、繰り返し見ました。 ただ、今回読了したときほどの衝撃はありませんでした。 『人間失格』を読むようにアドバイスを頂き、本当にありがとうございます。 私にも、もしかしたら、何かができるかもしれません。
Mercury(改名前:メン○ラ人間)

失格の後は「道は開ける」を・・・

失格の後は「道は開ける」を・・・

高校の頃に国分寺の兄の家に行き「太宰治という小説家が近くの川で心中した」と聞いて、ワシはなんとキタナイ死に方だろう・・と想いました。
これは、ワシの恥の上塗りの始まりです(^_^;)

そして10年以上という苦節の年月を経たあと、太宰の人間失格を読み、衝撃を受け、他の作品も読みふけりました。

渡米し、なんとか生き延びて老後の愉しみを射撃で暮らそうという時「人間失格」の初版本を傍らに置きたくなってヤフオクで落札しました。

これがその初版本です。

・・・恥の多い生涯を送ってきました。
自分には、人間の生活というものが、見当つかないのです・・・

いきなり「共感の世界」に引きずりこまれますよね・・・。

太宰は「人間失格」を書いた年に心中したそうです。
1948年、とあります。
そのとき太宰は38歳だったそうです。

ワシはいま72歳、
“久しぶりに太宰君の小説でも読もうか・・・”
と、いまや「君づけ」です(^-^)

いやはや、太宰君よりも、はるかに恥の上塗りを重ねてきたものです(^○^)
ここまで生きながらえてきたのは、ワシが太宰君より鈍感でバイタリティーが強かったせいかと(*^_^*)
感性が鋭くて、自己をぎりぎりまで見据えると死にたくもなるわけで、ワシはそのラインを超えないようにアクニンのままでいようと(^_^;

ともあれ・・
ワシのブログが面白いと想う方々は、ぜひとも「人間失格」を読んでくださいね(^^)/
なにせ、ワシは鈍匠であり、太宰君は巨匠なのですから格が違うのですよ (*^_^*)

まったくのところ、ワシはただの愉快な「テッポバカ」なんです(^○^)

Mercury君が太宰に衝撃を受けてくれたことは、ワシの本望です(^^)(^-^)

では、次にカーネギーの「道は開ける」を読んでくださいね。





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Posted by 市 at 13:02Comments(4)語りのプラザ
この記事へのコメント
太宰治ですかぁ…
40年近く前に一通り読みました。
「喜劇名詞」、「悲劇名詞」でしたな、『人間失格』って。
確か物干し台がどこかで「コメ」とか「トラ」とか主人公が友達と語り合っていた記憶が…

太宰治は全然私には合いませんでした。
今読み返しても、どうかなぁ…

だからと言ってMercuryさんを馬鹿にしてる訳ではありません。
自分の心とか性格とか、気にならない方なんです。
関心が自分の中へ向かう人間と外へ向かう人間に分けると、間違いなく私は関心が外側へ向かう方です。

性格を直したい、良くしたいと言う方がいますが、
これってペン字とか習字と同じで個性を殺す可能性や人格を認めない可能性が大きい。

自分探しとかも何かねぇ。
そんな「自分」なんてあるのか、大したものか、と昔から思ってましたが、
ずばり、「無い」と書いたのがバートランド・ラッセルの『幸福論』だったはず。
Posted by CYPRESS at 2015年05月10日 14:34
イチローさんのブログでMercuryさんの人生に一筋の光明が (T_T)
生き難い世の中ですがお互い頑張りましょうよ。
Posted by テツヤ at 2015年05月10日 18:59
 Mercuryさんの少しはお役に立てたようで、うれしいです。

 イチローさんは、『人間失格』の初版本まで持っておられたのですね。凄いです。神保町に行ったら、いくらの値札がついているか分からないですよ。
 銃に関しては隠し玉があるから、身構えて待つ習慣ができてきました。が、初版本に関しては絶句です。
 Mercuryさんにとって『人間失格』は、医師の助言や薬などよりも遥かに浸透したのですね。
 言葉の力、それを放つ人間の存在の凄さにあらためて感じ入りました。
 カーネギーの本は何年か前に話題になり、本屋さんに行けばわりと手に入れやすいですよ。
 知り合いの書店員さんは、カーネギーのコーナーをどんと作り、今でも置いてます。小さい店舗なのに。何か凄い力を秘めた本だと思います。
Posted by 松浪和夫 at 2015年05月10日 20:34
市郎様

こんばんは

お勧めいただき本当にありがとうございます。

昨夜から「道は開ける」を読んでおります。

砂漠を歩いたことはないのですが、オアシスにたどり着いたような気持ちになりました。

目次の前のページで
『この本を読む必要はない・・・・・・と考えている人のため、この本は存在する。 ロートウェル・トーマス』
という言葉がありましたが、まさに私のことです。

子供のころ、図書館の自己啓発本などが並んでいるコーナーに、カーネギー氏の本が並んでおりました。
「なんとも胡散臭いタイトルだな」位にしか考えておりませんでした。

現在の私に必要なのは、
『祈りは問題解決の技術である』
『成功者ほど疲れない。あなたは?』
の二つの部分だと思いました。

祈りについては、お正月に初詣に行ったとき意外、ほとんど考えたこともありません。
これを読んだ直後、(特定の宗教や宗派を信仰しているわけではないのですが、)祈りを実行してみました。

お話がずれてしまうのですが、世界的な脳神経外科医の福島孝徳先生も、手術が難しいときは、神様に祈るのだそうです。これには大変驚きました。
これほどの方が実践されているのであれば、きっと効果があるのだと思います。

あと、自分をくたくたの靴下だと思うようにいたします。
これを投稿させていただいた後、私も机の上に、古い靴下を置くか、ピンで吊るしておこうと思います。

正直に言えば、明日も不安です。

しかし、不安になったら、祈りとリラックスを実践しようと思います。
Posted by Mercury at 2015年05月12日 01:27
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