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2013年02月15日

恥とは???

市 (2013年02月15日 17:17) │Comments(9)語りのプラザ
お世話になります。渡邉智彦です。 イチローさん!ありがとうございます!ご指摘なるほどです。投稿したのがはずかしいです。しかし、指摘して頂いた感動はもっと大きいです。ちょっとした事の配慮と全体の流れ、そうかーーーー、勉強になります。全部をうまく見せたい、って、事にとらわれていました。また、恥をしのんで投稿させていただきます!これからも応援しています。 渡邉智彦


諸君、これは大切な話なので咀嚼し洞察してみましょうや。

恥とは何でしょう??

「聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥」
という言葉が昔からあり、ワシは高校の時から、まったくそうだと想ってよく質問するタイプになりましたよ。

ところが、米国で長くすむことで、この言葉に疑問を抱くようになりました。
この国では「聞く」ことは恥ではないのです。
日本では、どうして「聞くは一時の恥」なのでしょう??
考えてみると、それは恥なんかじゃありませんよね??

子供のころから、聞くのは恥みたいに想うとしたら、大人の社会が間違っているのではないかとワシは想うのですよ。

聞くのが恥なら、学ぶことはすべて恥に属するような気がするのですよね。

そんなアホな〜(>_<)

「聞くは成長の元、聞かぬは一生の恥」
としてワシは自分の子供達に伝えているのですよね。

ま、何を聞きたがるか・・その内容にもよるわけではありますが、それは例外として処理しませう (^o^)

ここで、このブログにフォトを投稿して真な板(^^)に乗った三人衆、、勇気があると想う人もいるでしょう・・ね?・・

ワシも彼らを辱めないよう、とても気を使ってトシのコウをみせていますよね?

ここでまた、想い出話をしますね・・

写真学校の時です。
東京総合写真専門学校というスクールの夜間部に通っていました。昼間はバイト、夜は勉強です。住み込みで働いていたので完全独立していました。エヘンプイプイ、こういうことは自慢させてもらいます(^。^)

さて、クラスが始まった夜は50人くらいしか座れないルームに70人以上の生徒が出席し、立って授業を聞く生徒が多くいました。
先生が言いました。

“ちょっと大勢すぎて大変だろうけど、しばらく我慢すれば教室は空くから・・・半年もしないうちに半分になり、来年にはまた半分になり、卒業するころには7〜8人となるから・・・”

そして授業は始まり、皆楽しそうに仲良く勉強をしました。
現像の時間、引き伸ばしのクラス、ポートレイト撮影、コマーシャルフォト、カラー写真の勉強、社会派の課題撮影・・・

ただし月に1度「合評」という恐怖の授業がありました。
これは重森校長自らの授業でした。

課題を出され、作品を焼いて壁に貼り、校長はそれらひとつひとつについて評を下します。各自に点数がつけられ70点以下は「撮り直し」を命ぜられます。

それは技術面と芸術性のバランスを問われます。現像しくじって粒子が荒れたり、ピントが合ってなかったりするとウンと怒られました。

校長はとても厳しい人でしたよ。
“君はどうしてこんな撮り方をするんだ? 才能ないから止めたほうがいいんじゃないか?・・え? どういう気なんだ?”

と、そんな調子なのですよ(;O;)(◎-◎;)

“はい、55点、撮り直し!!”
70点を超える生徒は5人も出ません。

撮り直しです(;O;)
来月は合格しないとまた撮り直しとなり、それは合格するまで引き摺るんです(×_×)
いったいどう撮れば合格するのか?? そんなヒントなんていっさいくれません(-_^:)

まあ、簡単な課題もありました♪
「メーデー」という課題です。
メーデーを撮影します。
でも、条件がありました。

1 知らない男を撮ること
2 顔のアップで60cm以内に迫って撮る
3 被写体の眼はキャメラを見ていること

とうぜん殴られた生徒もいました(@_@;)
でも、これは楽な課題でした(^o^)

しかし、恐怖は毎月増大します。
なぜかと言うと、合格しなかった課題を撮り直しする上に、さらに出た課題も撮らないといけないのです。

三カ月目には三つの課題を抱えた生徒が続出していました。最初のハードルを越えられないのに、さらにハードルが次々と増え・・・(◎-◎;)(;O;)

みんな青い顔をしていました。半年を待たずして生徒は半分になりましたよ。
写真館の息子はとくに辛そうで、ワシの作品を借りに来て課題ひとつを凌ぎましたが、それでも脱落してしまいました。

たしか1年後には他のクラスと合同となり、それでも15人くらいだったかも・・

今に想い出しても「苛烈な授業」だったと想います。というより、あのままだったら学校は生徒不足で倒産していたと想います。

二年目になると生徒は激減し、校長の家に招待されての個人的な会話もありました。

“自分では辛い気もするんだが、授業は厳しくしないと根性を養えないからな〜・・だけどな、こいつはモノにならないと断じていたヤツが突然にイイ写真を撮り出したりするんで、少しは優しくすべきかとも想うんだがな〜・・・”

そういう校長でしたよ。
生徒を大切に扱い、長く学校に留まらせてカネモウケをしよう、、ということより、適性のない生徒は本人のために早く追い出したいという態度でしたね。
写真で食っていくことの困難さをよく知った人でした。

で・・ワシの言いたいことはですね・・

「写真をヒトに見せるのが恥ずかしいだってぇ〜(-_^:) ワシなんかカネを払って毎晩ガッコ通って叱咤されて独学同様にして艱難に耐えながら学んできたんだぞぉ〜!!! あまったれるんじゃないぞぉ〜!!!」

と、すごぉ〜く控えめにいえば、このようになります、はいい !(^^)!

「扉をただ叩くのは無駄かもしれぬ、学べよ、されば開かれん」
イーチェ

「見せたくも
見るにたえない 駄作かな」
市茶
だはははは(^○^)
それでええのだ。

生きるということは、様々な感情を味わうということです。生きるということは、羞恥と絶望との狭間にあるわずかな幸福感を味わうことです。
なんちゃって判ったふうなことを言いながら、今夜はこれで(^-^)/

ようするにだ、
楽しくいこうぜ、諸君!!!




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Posted by 市 at 17:17Comments(9)語りのプラザ
この記事へのコメント
こんちわ〜。
出張中の、愛媛県からカキコしてやす。

恥…それは自分が勝手に感じてしまうものであり、自分のイーゴゥというフィルターが、かかって素直になれない行動の事…とでも表しましょうか?

素直になると恥だと思っていた事も、すんなり受け入れられました。
師匠はご存知だと思いますが、私は当時、イーゴゥの塊で、自分の信じている事を相手が認めないと徹底的に攻撃したりする人間でした。
相手の意見や考えを認めたくないんですね。
この行為!
まさに恥なのですが、それがナカナカ理解出来てませんでした。

時が過ぎて…。
人の話を聞く事の大切さと難しさ、面白さがなんとなくわかって来た頃、その行為は自分の誇れる部分と言うか…とっても大切な事なんだと気づきました。

聞かずと解らずは一生の恥!

こんな感想をもったお話でした。
Posted by TOM at 2013年02月15日 18:02
お世話になります、渡邉智彦です。
心にずどんときて、正直コメントがありません。それをあえて絞り出してみます。厳しい中をそれで今のカメラマンとしてのイチローさんがあるのですね。ブログや誌面から伝わる存在感の証明が少しわかった気がしました。
私なりの恥についてです。他人からも恥と思える、思い上がった気持ちで出す恥。と、未熟ですがお願いします。と、出す恥には線がはっきりあると思います。また、日本人特有のつまらないものですが、と自分を下にして相手を思いやるしたたかな所や奥ゆかしさは、いい習慣のような気がします。日本人は、まず、感情に訴え人の繋がりを大切にする民族です。アメリカで感じた恥への解釈の差。それも事実ですね。私も、相手を敬ってキチンと恥をさらけ出して、楽しくいきたい!と思います。今一まとまりが悪いですね。これからも応援しています。
Posted by 渡邉智彦 at 2013年02月15日 19:11
いやー、なんか涙出そうですよ(;_;)

イチローさんは写真の話しをされているのに、人生そのものなんですよね。

過去の努力の結果が今の自分で、これからの努力で未来の自分を作り上げなきゃですね!(^-^)b
Posted by モゲ at 2013年02月15日 19:40
英語はまだ拙いのですが。
アメリカにも同じ意味の諺がありますよね。

Asking makes one appear foolish, but not asking makes one foolish indeed.

恥ではありませんが愚かですよね。
愚かなことは恥ずるべきことではありませんか?と私は思っていますがどうでしょうか。
Posted by (^(Ξ)^) at 2013年02月15日 20:49
(^(Ξ)^)さん〒
(^(Ξ)^)さんがカキコされている英語の諺はアメリカの諺とのことですが、どこからの引用なのでしょう、教えていただけますか? 
最近日常生活でトラブルがあって私自身の英語力のなさに落ち込みながらも、なるべく多くの単語や言い回しを吸収したいと思っています。 ご回答の程どうぞよろしくお願いします。
Posted by リリコ at 2013年02月16日 14:37
リリコや〜!(^^)!しばらく〜♪ トラブルだったそうで、もうダイジョブなのん?? ワシもエーゴがダメでね〜(^_^;)だども、あの諺とやらはエゲレス生まれとちゃうやろかね〜、、ドイツ人的とも想われるしね〜^_^;
まあ、アメリカは移民の国だから持ち込まれたんではないかと・・・それよっか、そちらのガンショップではタマだの火薬だのはどーね??
Posted by 市市 at 2013年02月16日 16:55
>リリコさん

残念ながら原典は判りませんが、私が教科書に使っているのはこういうものが多いです。
http://en.touhouwiki.net/wiki/Touhou_Wiki
これの
http://en.touhouwiki.net/wiki/Cage_in_Lunatic_Runagate/Seventh_Chapter
このへんに載ってます。

日本ではマンガやアニメを題材とした英語教材が多数あり、私は軍事用語以外の英会話教材と言い訳して読んでいます・・・
Posted by (^(Ξ)^) at 2013年02月16日 22:11
〒(^(Ξ)^)さん
ご親切にリンク、ありがとうございます。
周りのアメリカ人数名に例の諺って知ってるぅ〜?って訊いたところ、似たような意味のは聞いた事あるけどその言い回しでは聞いた事無いというのです、移民の国アメリカですしよそから来た諺なのでしょうか、このあたりでは"The only stupid question is the one not asked"という言い回しがポピュラーなようです。 似たような諺でも、日本では恥、米国では愚という言葉選び、価値観の違いも興味深いです。
こちらで質問する前にグーグル検索したら、貼っていただいたページが2番目にヒットし既に斜め読みしていました。 このサイトは日本のPC用ゲームのシナリオを研究したりする英語圏の人達が集うサイトのようで、第7エピソードを英語に訳したのは大韓民国出身、米国中西部在住の方です。 
英語による格言集を読むと、英語の勉強に加えてよりよく生きるヒントが読めて一石二鳥ですね(^(学)^)
ちなみに私がよく使うのは「buy cheap pay twice」安物買いの銭失い。。。


〒イチローさん
街のガンレンジ併設ショップでは9㍉先月から売り切れ、棚すっからかんです。 Walmartでも同じ状況、.22はちょこっと残っていますが1名様3箱のみ、と買い占めだめよの貼紙。 先月迄は値段が高騰!でしたが、今は在庫があればラッキーって感じです。
うちから15分の大手アウトドアショップCabelas(バスプロショップのような店)では先月:プライマーの棚が空、今月:プライマーの棚自体が撤収されている、こげな状態ですよ。 オンライン〜Powder Valleyでもピストル、ライフル用のものは在庫無しみたいですね。 いつも使っているお粉、、、4パウンドx5、プライマーは2万ヶくらい、ブレットは1万ヶちょい備蓄していますが、特にブレットがもうちょっと欲しいところです。バックオーダーかけなきゃ、です。 ため息。
トラブルはメールでご報告した通り回避出来てヨカッタです! 役所の怠慢にはうんざりです。加えて英語で抗議するのも疲れます。 イチローさん、ベガ酢でお会いしたとき、流暢に英語でお話されていたじゃなかですか、嘘つきキツツキ〜ヾ(~∇~;)
ガンファイルの感想文、子の21歳バースデー祝いに振り回されているので暫しお待ちを〜♪
Posted by リリコ at 2013年02月18日 11:28
>リリコさんへ
言い回しの違いはなかなか解らないので勉強になります。

ちなみに手元の日本の英和辞書でもAsking makes one appear foolish~って載ってます。

件のリンクは日本でもそのまま同人誌などで紹介されたりしていて結構有名な訳文です。

ちなみに私の好きな格言はEasy come,easy go.です。
B'zという日本のバンドの曲名で覚えました。
Posted by (^(Ξ)^) at 2013年02月18日 23:40
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