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2011年10月28日

遠くに行きたい・・・

市 (2011年10月28日 00:23) │Comments(3)語りのプラザ
遠くに行きたい・・・

鹿児島には昔から「シロクマ」と呼ばれる
名物の氷がありましてね
ちょっと豊かな家だと親が子供を連れて
行って食べさせ、翌日は自慢を聞かされた
ものなんですよ。

でも、ウチは極貧をきわめており、
中学の授業料も滞納していたくらいなので
シロクマは通りすがりに見るだけでした
(; ;)(O.;)(;O;)

なので天文館通りを通ると今でも
これを眺めるんですよん・・・
でも、いまだに食べたことがないのは
どうしてなんでしょう?・・・
ほんとなら仇打ちに食いまくるか
一刀両断にしてもオカシクないかと(^^)

遠くに行きたい・・・

で、そのころの趣味といえば工作でしたが
釣も大好きで城山で竹を切って竿をつくり
この灯台付近でもよく釣っていました。

でもこの灯台の下に来るとなぜか釣りには
身が入らず、沖に出てゆく白い船を見えな
くなるまで見送っていました。

初めのうちはただキレイな船が進んでゆく
のに見とれていたのですが
やがて「アレに乗ってみたい」と考えるよ
うになりました。
そんな日が続いたある日、乗ってみたいと
いう考えはなくなり、
「アレでどこまでも行きたい」という願望
に変わり、、やがてそれは

「どんな方法でもよいから鹿児島を出たい
そして毎日の食事ができる生活をし、親に
仕送りをしたい」

というものに変わりました。
そして中学三年になったとき就職案内を
見て名古屋の木工所に就職することを
決めました。
住み込みで給料は3千円。親には半分を
送れるということで、とても勇気が
出ました。
貯金をすれば念願のリコーフレックスも
買えるとあって幸福感でいっぱいでした。

そんなワシの心を知って姉はすごく
泣いたそうです。
そのころ長男の勝っちゃんが群馬から
東京に出てワシを高校に入れる準備を
していたことは卒業直前まで知らされて
いませんでした。

高校なんか行きたくない、、というワシを
説得するために姉は厚さ3センチもの手紙を
書き送ってきました。

この灯台を見ると、そのころの哀しい
ストーリーがよみがえり、つい泣いてしま
うんですよ・・・

でも、トシとって涙を流せる場所がある
なんてすごく素晴らしいんだと、
このごろはそう想うんですね〜。。。



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Posted by 市 at 00:23Comments(3)語りのプラザ
この記事へのコメント
はっはぁ。これがホンモノですか。
数年前、北海道のタレントがこれの早食いに
チャレンジする放送があって、そのうち全国に流れて、
いまや知る人ぞ知るという存在です。
コンビニにも売ってます。
もっともこちらで手に入るのはカップ入りの小さな
物ですが。
カップ入りを1度食べましたが、
アタマはキンキンするしおなかは緩くなるし。
ありゃ一人で食べるもんじゃありませんね(笑)
Posted by センセ at 2011年10月28日 09:45
センセ、ええっ? 全国にしられてるんですか〜?!(゜◇゜)ガーン。。それは まくろしいことですね〜(*_*)えっ? まくろしの意味?、、シロクマを反対から読んだだけですがな〜(^O^)/はっはっはっ♪では寝ま〜す、、時差ぼけが治らないんですよね〜(!_+)朝は3時に起きちゃうし、昼は眠くなるし・・・
Posted by 市市 at 2011年10月28日 12:19
私の心を洗濯する場所は、賀茂川の流れと、下鴨神社横にある糺の森です。糺(ただす)の森は、大昔からの原生林。

私立の中高一貫校に通わせてもらってたのですが、中学のときに両親が離婚。学費も滞納がちなので、各種奨学金の手続きをしたいのですが、母は離婚のショックで必要書類を入手する気力もなし。そのため、区役所相手に未成年だけどオッサン顔の私が口八丁手八丁で手続きしました。

部活の後に、スーパーへ食材の買い物をし、パートから母が戻るまでに、おかず一品と味噌汁を高校卒業まで作っていました。休日は、エセ襖職人になり、新築中のマンションの襖を張りまくりました。バブルの最中ですから、日当二万でしたので、母に手渡し、学費や生活費の一部に。大学入学後は、時給が高い塾講師や家庭教師で稼ぐ毎日。友達がコンパやサークルする中でしたが。

私が時間の使い方が悪く、彼女との時間もなかなか取れないから、イライラすることばっかり。そんなとき、賀茂川沿いや糺の森を走ったり、歩いたりしました。バテるくらいになると、なぜか気分が晴れます。

今でも賀茂川や糺の森に行くと、甘酸っぱい思い出や、「なんで俺だけが」と恥ずかしい世間知らずの自分を封印したくなります。でも、その過去があるから、今の自分があるのかなと。

そうそう!しろくまは、九州のコンビニにありますよ。鹿児島のしろくまに思いを馳せながら、今年も食べました♪

小学校時代を鹿児島で過ごした向田邦子さんが、“父の詫び状”の中で、イキイキとした鹿児島での楽しい生活を描かれています。

長々と失礼しました。
Posted by Ignacio,M.D. at 2011年10月28日 21:10
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