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2011年10月25日

さらなる訓練を

市 (2011年10月25日 22:15) │Comments(2)訓練
市郎様、キタチョー様、薩摩訓練関係者様訓練日は本当にありがとうございました。 現在、学校講師と保育士をしています。物騒な事件が続く某県にて、児童を守る方法を研修できればという思いと、「あの」市郎さんにお目にかかれる絶好の機会ということで参加させていただきました。 私の属する教育界ですが、悲しいことに、防犯意識はかなり低いと言わざるを得ない状況です。神経質にはなっていますが、教えを請うのにぴったりの警察、自衛隊を本質的に拒絶しがちな組織体質ですので「子どもたちを守ろう」というスローガンを掲げるだけで、具体的に何をどうしようかというところまで行っていないように思えます。 学校で行われる形だけの防犯訓練。台本通りに犯人役の先生を、使いこなせないサスマタをメインウェポンとして、決められた演技手順で捕まえて終了。これで児童が守れるだろうか。 *サスマタは廊下で取り回すと壁面につっかえる、石突き部分で予期せず児童を叩く、階段や踊り場では集団転倒の原因になる等、訓練を積んだ警官でないと使い物にならないと思います。 何より緊張感なく笑顔で役を演じてますから、市郎さんが薩摩訓練でおっしゃっていた「リアリスティックにいきましょう」とはかけ離れたありようです。 Ignacio,M.D様が取り上げておられる池田小襲撃事件では、恐らく全教職員が本気で対応にあたったと思います。ただ、対処法を知らなかった。刺されてうずくまっている子がいるのに事務室に電話で警察を呼びにいく教員。火災訓練の要領で児童を並べ、誘導しているつもりで「自らが先頭に進んで逃げて」しまった教員。一生懸命動いたけれども、どう動けばいいのかが分からなかった。 教員の死亡はなく(死を望んでいるわけではありませんが)、守るべき児童が多数犠牲になってしまった。これは大人であり、子どもを守る教員としては全く恥ずべきこと。 この件、結局は、「俺の子どもたちに何してくれるんだ!」と刃物男に向かっていった副校長が取り押さえています。彼は責任感、とマインドセットの出来た人だったんだと思います。 「逃げずに前に進んだ」ことで解決をみたという事で、市郎さんのおっしゃっていたマインドセット、向かってくる刃物男を見たら前進すべし、の教えの通りであったと思います。 私の願望ですが、教職員こそ、組織ぐるみで市郎さんの薩摩訓練の内容を習得する必要があると思っています。国旗国歌強制の悪影響から児童を守る、何て言う開いた口がふさがらないようなすっとぼけた事を延々会議で計るよりは余程児童を守ることになると思うわけです。 初参加の身で、長文、生意気、申し訳ありませんが、驚嘆したことの感想をどうしてもお伝えしたく、続けさせてください。 「ものを教える人」として、市郎さんはものすごいと思いました。自分にとって、不思議な体験でした。汗まみれになるほどの運動量をこなしているのに、「やらされている感」や「気合いと根性で我慢しろ」というたぐいの不快感がまったく感じられないんですよね。もっともっと学びたいと思う欲求がかき立てられる雰囲気。そして、私のようなズブの素人でも理解できる簡単な言葉、変なもったいぶりが全くない誰がきいても納得できる合理的な根拠に基づいた指導や助言の数々。 恐喝訓練の演技以外で市郎さんは終始柔和で、大声を張り上げるのは最初と最後のチェストのみ。 中高生の部活武道でありがちな指導者の押しつけや、怖いから言うことを聞かざるをえない、という風では一切無く、自然と「もっと聞きたい」「聞かなければ損だ」と思い、熱中してしまう。 この一日が、たったの1000円。お金の問題ではないのでしょうが、いくらお金を積んでも得られない、ネットにも雑誌にも載らない内容の訓練が実費だけで受けられるとは、恐ろしいほどの幸運でした。市郎さん、運営をしてくださった皆様。感謝のしようがありません。 自分の都合で夕食会まで参加できなかった点だけがすごく心残りです。薩摩訓練の次回が予定されておりますなら、必ず参加させていただきたいです。本当にありがとうございました。
by dnag


市郎様、薩摩訓練関係者様 昨日は、宝物のような時間を有難うございました。訓練後には、市郎様や関係者の皆様と語らいながら、夕食という、非常に貴重な時間でした。 悲しいことに日本の外傷治療は、病院によって技術が大きく異なります。極論ですが、運ばれた病院により生死が別れます。被害者にならないことが大切です。 今回の訓練では、未熟さを痛感しました。市郎様と参加者の皆様が素晴らしい方ばかり。終始和やかな雰囲気で、楽しくマインドセットや最初の一撃を防ぐ大切さを深く感じました。 親子で訓練に楽しく参加されている姿を拝見し、この訓練の精神が少しずつ広がって行けば、通り魔や大阪教育大附属池田小学校でのような事件から自分や周囲の人を守ることが出来るという希望が見えました。 私は微力ながら、外傷治療の技術を研きます。更に消防訓練と同様、持凶器者へのリアルな訓練を病院でも実施するよう働きかけなければと痛感しました。 リリコさんがいらっしゃれば、更に華やいだ訓練だったかと。笑 今度は、市郎様の本拠地アメリカで訓練が受けられるよう精進します。 長文、駄文、失礼しました。by Ignacio,M.D.

さらなる訓練を

この子たちを置いてけぼりにし、
鹿児島の兄のところに泊まる日までも短く
してまで他人の訓練などをしてなんとする、
、、といった疑問は常にあります。

でも、ワシの書くことに共感してくれる
人々は、これまた わが家族ではないかと
いう気もします。

そんな迷いがある中で皆さんからのよう
な嬉しいコメントをいただくと
「報われるなぁ〜」
と感じます(^_^)力も湧くんです。

訓練して強くなる喜びをもっと広めて
いきたいと考えています。

さらなる訓練を

じつは、最近は病院で暴れる
「モンスター患者」が増えており、そんな
かれらを看護婦さんが中心となって
取り押さえるという実験訓練をやりまし
た。彼女たちも警察が置いて行ったサス
マタが使えるなどとはまったく想って
いません(^o^)
この訓練は記事にできると想いますので
ご期待ください。

それに江戸と薩摩で行った訓練だけでは
まったく足りず、技の実用化までには
さらなる錬成が必要なわけで、
やはりDVDによる映像で見て
自分の練度をあげ、その上でクラスに
参加してもらえたらスムーズに覚えられる
のではないかと考えています。

さーて、
DVDを作る計画をたてなくっちゃ
イケマセンね〜(^^)




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Posted by 市 at 22:15Comments(2)訓練
この記事へのコメント
dnagさん
あの事件で犯人を身をとして取り押さえたのは副校長さんだったのですね…
当時は犯人への怒りや子供達に目が向いてしまい副校長さんの素晴らしい行いを知りませんでした
知る事が出来ありがたく思います
市郎さん
ケンシロウ君 ジュンちゃん との貴重な御時間を割いて訓練をしていただけた事を改めて感謝いたします
Posted by 圭太 at 2011年10月25日 23:16
圭太様

はい、あの事件では副校長と、2年生担任のうちの1名が犯人を取り押さえています。1年生担任が犯行を止めるべく体当たりをしていますが、刺されて撃退されています。この時、市郎さんの対包丁訓練の一部でも分かっていれば、犠牲者を増やさずにすんだかも知れません。また、結果的に混乱を助長してしまった先生方も、日頃から「こういう事が起こりえるんだ」と思っていれば、もう少し違った動きをしていたと思います。

先に身内(教育界)を防犯意識が低いと書きましたが、教員は皆「子どもたちを守ろう」という気概そのものは高いんです。全国津々浦々多数学校があり、私の知る学校はその極々一部ではありますが、この点は共通して間違いなく守っていると信じています。

しかし、防犯と防災の区別がついているか、と問われるとこれはやはり「防犯意識は低い」といわざるを得ないと思っています。

以下、私の考えです。

防災については、児童を逃がすと同時に、より安全な方向に誘導するという意味において教員も逃げます。先頭に立ち、道しるべと成りながら児童を導きます。校舎が炎上、ないしは崩壊の危険がある場合を考え、一人も置き去りにせず退校する必要上、廊下に整然と整列し、倒壊物落下の危険が無い運動場に集合させます。

防犯については、児童を逃がす時間を稼ぐために、教員は犯人を追います。児童を整列させて、一緒に逃げるといった事は考えないことです。点呼確認は犯人を取り押さえてからで充分です。一カ所に児童が整列させ、そこに犯人がやってきて、教員が立ち向かわずに「逃げる」ことを考えたら、襲撃者にとって格好の標的が集まっていることになってしまいます。


防災においては児童と逃げる、防犯においては児童を逃がし、自分は向かっていく。この違いを全教員が理解しているだろうか、と疑問に思えるわけです。

1学年3学級ある学校ならば、3×6学年分、そこに教務、校務、教頭、校長、加配と20を超える大人がいるわけで、それら全員が市郎さんのマインドセットを持ち、犯人に向かえば取り押さえる事ができると考えられます。

通常、最も不審者が入りやすい1階に、階段の昇降が不便、給食の運搬が大変などの理由で低学年を置きがちです。そして、低学年担任は年配の女性教員が多いです。体力、体格では男性に劣ります。

彼女らでも、市郎さんの薩摩訓練での包丁対処法を知っていればきれいに取り押さえることはできないにしても(本番は訓練の数割しか力を出せないでしょうから)、数十秒は稼げると思えます。「ストライクをはずす」事が分かっていれば、手足、顔面を切られても即死にはならず、闘い続け、児童が逃げ、同僚が駆けつけるまでさらに時間が稼げます。よしんばそこで力つきても、次々駆けつける教員が同じ事をしていったら、児童を逃がす時間をさらに稼げます。取り押さえるチャンスもできます。

刃物は、何かに刺さっている間は他の者を攻撃できません。万一自分の身体にナイフを刺し込まれたら、その時間分だけ児童にナイフがむく事を阻止できている、と考え、可能なら差し込まれたナイフをつかんで放さないことです。そこまでを職務と考えることです。


九州某県にて講師の頃、そんな事を防犯がテーマの職員会議で説明してみたこともありました。まず、相手にされませんでしたが・・・。「映画の見過ぎじゃない?」「一人よがりで強がってるようにみえるけど、何か武術オタクのサークルにでも入ってるの?」「変な宗教にはまってないよね?」返ってくるのはだいたいそういった反応でした。教科指導がこの仕事の王道ですから、防犯を強調しすぎる意見は余分で奇異なものと受け取られがちです。

刃物男の襲撃なんていう妄想に時間を割くことはない。行事予定に「防犯訓練」の項目があるからこなしている。実際は、そういうノリであります。


市郎さんの訓練を、自衛隊、米軍アレルギーの強い教育現場にそのまま持ってくると恐らく「殺人訓練か?」と悪意の曲解や誤解を受ける事が予想されます。しかし、私の願望としては、児童の生命を預かる以上、必要な、必須の訓練であり、全面的に採用するべきだと思ってやまないのであります。どんな偏見を持っていても、鹿児島アリーナでの訓練を経験すれば、市郎さんの考えが如何に理にかなっているか分かるはずなのですが・・・。

*余談ですが、いくつかの県で講師(県に固着されないフリーランスの教員)をしてきましたが、さすが鹿児島は違うな~、と思わされた先生がいました。仮にT先生とします。当時新規採用の若い男性でした。2年生女子が痴漢にあった翌日から、登下校を徒歩にし、校区を甲子園バットを鞄に差し込んで巡回するように歩き回っていました。端からみればこの先生の方が不審者です。何事だと注意を受けましたが、主旨を説明された校長は「バットはソフトボールの自主練習用だな(ということにしておくぞ)。きばれよ」と黙認。仮に犯人を見つけ、捕らえるためとしても、暴行を加えてしまったら、増して反撃を受けバットで殴ってしまったら免職と逮捕は免れない。それでも「自分の預かる子がやられたのを許すわけにはいかない。これ以上好き勝手させるわけにはいかない」気骨の方が上回っていました。バットは実際の凶器というより、これで叩きのめしてやるという意思表示です。やがて、若手同僚が加わり、被害児童の保護者を中心として賛同した保護者がさらに加わり、ちょっとした自警団ができあがりました。交番のお巡りさんも黙認どころか立哨をかってでてくださった。犯人は捕まりませんでしたが、T先生の在任中痴漢は発生しませんでした。薩摩とは、そういう土地であり、なればこそ市郎さんの思想や訓練の意図も受け入れられるのではないかと思うのですが。

半可知識の調子にのった駄文、長文、失礼いたしました。
Posted by dnag at 2011年10月27日 02:28
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