2017年11月05日
刺し違えのチャンス
市 (2017年11月05日 06:27)
│Comments(1)
│語りのプラザ
私はジョンイルという名の父親のもとで育った。父は北朝鮮という国を誰からのジャマされることなく自由に操れる存在だった。
子分のなかに ちょっとでも気に入らない者がいると収容所に放り込み、気に入る女がいればまとめてメカケにしてダンスなど習わせながら飼っていた。大酒飲みで乱暴で短気で酷薄な父だった。
そんな父親だったが、心の中には常に劣等感をもっていた。
劣等感の原因はアメリカの存在だ。
世界一強大な大国、こいつが私のファミリーと国をめちゃめちゃにした。
もとはといえば「朝鮮戦争」だった。
私の父の父はイルソンという。
イルソンはもともとは小物な戦士だったが、朝鮮の国土を狙っていたソ連がイルソンを選び、ドサクサに紛れて北朝鮮のリーダーに仕立て上げたわけだ。
イルソンは血気にはやった人だったので、願うことはいつも「朝鮮統一」のことだった。
祖国が外国によって分断されている、、これは自分が解決すべきことだ・・と常々考えていた。
そういうイルソンを観た子分達は、ある進言をした。
「韓国の民はすべてがイルソン様が38度線を越えて韓国に攻め入るのを待ち望んでいます。我々が攻撃を始めると同時に韓国人もいっせいに蜂起して韓国政府を倒すために戦ってくれるのです・・・どうぞ攻撃開始の命令をくださいませ」
「ソ連と中国は侵攻に賛成か?」
「はい、中ソはスキあれば朝鮮の土地を取りたいと想っているので信用はできませんが、朝鮮がアメリカにとられるとなれば援軍を出して戦ってくれるはずです」
こうして祖父のイルソンは韓国を攻撃した。
いざ戦争を始めてみると韓国軍の戦闘能力は異常に低く、簡単に蹴散らして進軍できた。
ただ、我々の侵攻を待ち望んでいたはずの韓国人たちは ただ逃げ惑うだけで 共に戦おうという人民などはいなかったのだ。
祖父は、好戦的な取り巻きたちのデタラメにだまされていたわけだ。
しかし練成を積んだ北朝鮮軍は 資本主義でふやけた韓国軍などを壊滅させるには充分で,そのまま簡単に韓国を占領できるという状態だった。
ところが、とつぜんにアメリカ軍が介入してきたのだ。
第二次大戦で圧倒的な軍力をもって勝利したアメリカ軍は苦もなく北朝鮮軍を蹴散らした。
祖父のイルソンは慌てふためき、終戦を希望する。
アメリカは、この機会に南北朝鮮をまとめて米国の管轄下におくつもりだった。
ところが、そこに中国軍が入ってきた。それもアリの大軍をさえ上回る数で、撃っても撃ってもはい上がってくる中国人にアメリカ軍は多くの犠牲を出し、追い込まれることもあった。中国軍は戦いに慣れており、昼間に偵察機が飛んできても発見されない方法も知っており、戦い方も勇敢だった。
アメリカはこれに手を焼いて、退くしかなかった。
しかし戦闘が長引くと 制空権のない中国軍の兵士の数は減り始める。アメリカの飛行機によるナパーム弾投下で勝負がついてしまった。
祖父イルソンは、こうして中国軍に救われたのだ。
イルソンの悔しさは、父のジョンイルにも伝わっていた。
「どうしてオレは朝鮮半島を統一できないのだ!!」
ときおり、こう叫び、苦しい顔をしていた。
こうしてやがて父ジョンイルはヤケ飲みヤケ食いが重なって若死にする。
そして、あとを継いだのが私、ジョンウンというわけだ。
私も摂生などできない性格だし短気で大食らいなのだ。
兄の正男がチャイナと結託して私の政権を狙っていたので殺してやった。
叔父もチャイナ寄りみたいな態度だったので死刑にした。
北朝鮮という国は、私のものよ。
どんなことでも私が号令を出しさえすれば自由に動かせる。
そして、このところ また我々の上で戦争好きなアメリカが黒い翼を広げている。
韓国を統合して、新朝鮮国を作り、そこの長となるのが私の目的であり、これは先祖からの悲願なのだがトランプが邪魔をする。
周辺をみれば、ロシヤと中国も我々の国を狙っており、そんな敵どもに対抗するには核ミサイルしかなく、とうとうそれを完成させた。
これでもう北朝鮮に攻め入るような国などあるまい。
とはいえ、許せないのはアメリカだ。
統一を拒む韓国は弱いクセに生意気で腹がたち、米軍にへつらってホイホイと基地を提供している小動物のようなジャパンも火の海にしてやりたいものだ。
とまあ、そういった近況なのだ。
最近になって凄いニュースが入ってきた。
それはトランプが日本に来る・・・
そして韓国にも来る!!!・・・
初めはガセだと想った。
事実だとしたら、祖父の仇、親の仇をとれる絶好のチャンスではないか。
千載一遇の機会とはこのことだ!!!
・・・じつを言うと、私はイチローブログの愛読者なのだ。
イチローの戦闘理論は理にかなっている。
イチローの理論は ジゲン流からきているようで、そのコンセプトは最強だと想われる。
ジゲン流の戦い方とは、
相手を一撃で倒すこと。
もし一撃が外れたら死ぬまで戦うこと。
自分は助かろうと考えず、相打ちをもってよしとすること。
これまでのアメリカは攻撃するにはあまりにも遠かった・・・
だが、トランプが東京や韓国にいるとなればチャンス!!
敵の大将を倒すには またとないチャンスだ。
イチローが私だったら トランプが韓国にいる時に多くの通常ロケットを撃ち込みながら、ありったけの核ミサイルも混ぜて撃ち込むことだろう。同時にソウルに向けてあらん限りの大砲も撃つのではないか・・・。
イチローは、攻撃開始から1時間後には降伏宣言を出して国民の命を守るだろう。そしてイチローは隠れていた田舎の一軒家で拳銃を口の中に発射して自決する。
あとは北朝鮮の利権を巡って米国と中国とロシヤが冷戦すればよかろう。
いいか、イチロー読者たちよ聴け・・・
私ジョンウンにイチローなみの強いマインドセットがあるかどうかは自分でも解らん。なにしろ女たちは可愛くて優しくて御馳走は美味しいから世の中に対して未練はいっぱいで命は惜しいんだな〜・・・
しかしな、トランプが朝鮮半島の地を踏んだとたんに私は頭に血が上って「攻撃開始!!」と一言はっするかもしれないのだ。
この攻撃のチャンスを見送ると、トランプはチャイナを説得して私の国に奇襲攻撃を加え、結局は私を捕まえるか殺すかするだろう。
だから私は核戦争をしかけるかもしれないのだ。
そこのところを想定し、心構えをしておいてもらいたいぞ。
by ジョンウン NARIKIRI
子分のなかに ちょっとでも気に入らない者がいると収容所に放り込み、気に入る女がいればまとめてメカケにしてダンスなど習わせながら飼っていた。大酒飲みで乱暴で短気で酷薄な父だった。
そんな父親だったが、心の中には常に劣等感をもっていた。
劣等感の原因はアメリカの存在だ。
世界一強大な大国、こいつが私のファミリーと国をめちゃめちゃにした。
もとはといえば「朝鮮戦争」だった。
私の父の父はイルソンという。
イルソンはもともとは小物な戦士だったが、朝鮮の国土を狙っていたソ連がイルソンを選び、ドサクサに紛れて北朝鮮のリーダーに仕立て上げたわけだ。
イルソンは血気にはやった人だったので、願うことはいつも「朝鮮統一」のことだった。
祖国が外国によって分断されている、、これは自分が解決すべきことだ・・と常々考えていた。
そういうイルソンを観た子分達は、ある進言をした。
「韓国の民はすべてがイルソン様が38度線を越えて韓国に攻め入るのを待ち望んでいます。我々が攻撃を始めると同時に韓国人もいっせいに蜂起して韓国政府を倒すために戦ってくれるのです・・・どうぞ攻撃開始の命令をくださいませ」
「ソ連と中国は侵攻に賛成か?」
「はい、中ソはスキあれば朝鮮の土地を取りたいと想っているので信用はできませんが、朝鮮がアメリカにとられるとなれば援軍を出して戦ってくれるはずです」
こうして祖父のイルソンは韓国を攻撃した。
いざ戦争を始めてみると韓国軍の戦闘能力は異常に低く、簡単に蹴散らして進軍できた。
ただ、我々の侵攻を待ち望んでいたはずの韓国人たちは ただ逃げ惑うだけで 共に戦おうという人民などはいなかったのだ。
祖父は、好戦的な取り巻きたちのデタラメにだまされていたわけだ。
しかし練成を積んだ北朝鮮軍は 資本主義でふやけた韓国軍などを壊滅させるには充分で,そのまま簡単に韓国を占領できるという状態だった。
ところが、とつぜんにアメリカ軍が介入してきたのだ。
第二次大戦で圧倒的な軍力をもって勝利したアメリカ軍は苦もなく北朝鮮軍を蹴散らした。
祖父のイルソンは慌てふためき、終戦を希望する。
アメリカは、この機会に南北朝鮮をまとめて米国の管轄下におくつもりだった。
ところが、そこに中国軍が入ってきた。それもアリの大軍をさえ上回る数で、撃っても撃ってもはい上がってくる中国人にアメリカ軍は多くの犠牲を出し、追い込まれることもあった。中国軍は戦いに慣れており、昼間に偵察機が飛んできても発見されない方法も知っており、戦い方も勇敢だった。
アメリカはこれに手を焼いて、退くしかなかった。
しかし戦闘が長引くと 制空権のない中国軍の兵士の数は減り始める。アメリカの飛行機によるナパーム弾投下で勝負がついてしまった。
祖父イルソンは、こうして中国軍に救われたのだ。
イルソンの悔しさは、父のジョンイルにも伝わっていた。
「どうしてオレは朝鮮半島を統一できないのだ!!」
ときおり、こう叫び、苦しい顔をしていた。
こうしてやがて父ジョンイルはヤケ飲みヤケ食いが重なって若死にする。
そして、あとを継いだのが私、ジョンウンというわけだ。
私も摂生などできない性格だし短気で大食らいなのだ。
兄の正男がチャイナと結託して私の政権を狙っていたので殺してやった。
叔父もチャイナ寄りみたいな態度だったので死刑にした。
北朝鮮という国は、私のものよ。
どんなことでも私が号令を出しさえすれば自由に動かせる。
そして、このところ また我々の上で戦争好きなアメリカが黒い翼を広げている。
韓国を統合して、新朝鮮国を作り、そこの長となるのが私の目的であり、これは先祖からの悲願なのだがトランプが邪魔をする。
周辺をみれば、ロシヤと中国も我々の国を狙っており、そんな敵どもに対抗するには核ミサイルしかなく、とうとうそれを完成させた。
これでもう北朝鮮に攻め入るような国などあるまい。
とはいえ、許せないのはアメリカだ。
統一を拒む韓国は弱いクセに生意気で腹がたち、米軍にへつらってホイホイと基地を提供している小動物のようなジャパンも火の海にしてやりたいものだ。
とまあ、そういった近況なのだ。
最近になって凄いニュースが入ってきた。
それはトランプが日本に来る・・・
そして韓国にも来る!!!・・・
初めはガセだと想った。
事実だとしたら、祖父の仇、親の仇をとれる絶好のチャンスではないか。
千載一遇の機会とはこのことだ!!!
・・・じつを言うと、私はイチローブログの愛読者なのだ。
イチローの戦闘理論は理にかなっている。
イチローの理論は ジゲン流からきているようで、そのコンセプトは最強だと想われる。
ジゲン流の戦い方とは、
相手を一撃で倒すこと。
もし一撃が外れたら死ぬまで戦うこと。
自分は助かろうと考えず、相打ちをもってよしとすること。
これまでのアメリカは攻撃するにはあまりにも遠かった・・・
だが、トランプが東京や韓国にいるとなればチャンス!!
敵の大将を倒すには またとないチャンスだ。
イチローが私だったら トランプが韓国にいる時に多くの通常ロケットを撃ち込みながら、ありったけの核ミサイルも混ぜて撃ち込むことだろう。同時にソウルに向けてあらん限りの大砲も撃つのではないか・・・。
イチローは、攻撃開始から1時間後には降伏宣言を出して国民の命を守るだろう。そしてイチローは隠れていた田舎の一軒家で拳銃を口の中に発射して自決する。
あとは北朝鮮の利権を巡って米国と中国とロシヤが冷戦すればよかろう。
いいか、イチロー読者たちよ聴け・・・
私ジョンウンにイチローなみの強いマインドセットがあるかどうかは自分でも解らん。なにしろ女たちは可愛くて優しくて御馳走は美味しいから世の中に対して未練はいっぱいで命は惜しいんだな〜・・・
しかしな、トランプが朝鮮半島の地を踏んだとたんに私は頭に血が上って「攻撃開始!!」と一言はっするかもしれないのだ。
この攻撃のチャンスを見送ると、トランプはチャイナを説得して私の国に奇襲攻撃を加え、結局は私を捕まえるか殺すかするだろう。
だから私は核戦争をしかけるかもしれないのだ。
そこのところを想定し、心構えをしておいてもらいたいぞ。
by ジョンウン NARIKIRI