2017年06月18日
市ホルスにはブラスを使いますよ♪
市 (2017年06月18日 22:59)
│Comments(7)
│市ホルスタ
イチローさんこんにちは、山申です。 「
破格のオファー」ということで私のコメントを大きく取り上げていただきありがとうございます。 残念ながら、受注に至りませんでした。やはり私にはスピードが足りなかったようです。 真鍮(黄銅)に関して知りたいとのことでしたので、私の知る限り、調べがつく限り、調べてみましたのでお知らせします。金属学を専門的にやっているわけではないので少々間違いがあるかもしれませんがそのあたりはご容赦ください。 真鍮というのは一般的な呼び方で、材料規格としては黄銅と呼びます。 (なぜ真鍮と呼ぶのかは私にはよく解りません) 黄銅を含めて銅および銅合金としてJIS規格(日本工業規格)で成分等が決められており、「C****」という感じで規格名が付けられています。 分類としては、純銅、黄銅、青銅、白銅、洋白、キュプロニッケル、ベリリウム銅などがあり、純銅以外は、銅に亜鉛や鉛、錫、アルミ、ニッケルなどを単独もしくは複数組み合わせています。さらに、製造会社によってJIS規格によらない独自ブレンド?があるようです。 黄銅とは主に銅と亜鉛の合金に、添加元素を加えた金属材料で、主に亜鉛の添加量で特性が大きく変わる(量が増えると強度が高くなる、つまり固くなる)ため、七三黄銅など銅と亜鉛の比率を名称にしている材料もあります。亜鉛量が1%~2%の雷管用銅、4%から22%の丹銅、28%から32%の七三黄銅、32%~37%の65/35黄銅、37%~43%の六四黄銅といった感じです。六四黄銅に2~3%の鉛が入ったものを快削黄銅と呼び、切削性が良いので歯車などの機械部品製作によく使われるようです。 雷管用(C2501)と呼ばれるものは絞り加工性が特に良いので雷管などに使われる材料です。 「弾」のケース部分に使われるのはおそらく七三黄銅あたりと思われます。亜鉛が適度に含まれていて絞り加工性と強度のバランスが取れているのでしょうか。 では弾頭部分に使われるのはどんな材質なのでしょうか・・・私にはよく解りません、すみません。 あまり詳しく調べると材料学の本を丸写しになってしまうので簡単に?まとめてみました、参考にしていただければ幸いです。 と、ここまで文章を作ってブログを見ると、もうすでに書き込みがいくつかありますね、さすがに早い。
(以下は私的なコメなので略)
山申さんには、いつかもっとムズカシイものをオニガイしたいですよ(^-^)/
市
私、元々の専門がアルミ合金で真鍮は本来専門外なんですけど、今まで得た知識でザッと。 真鍮(黄銅)。 基本的には銅(Cu)と亜鉛(Zn)の合金。(プラスして添加元素有り) 亜鉛の添加量で加工性、耐食性、引張強さ(強度)が変化。 材料的な注意的として、応力腐食割れを起こす材料なので、残留応力の除去と腐食に注意。(残留応力だけでなく応力がかかった状態での腐食環境にも注意。応力は曲げ、引張、圧縮。) 真鍮=柔らかい弱い、のイメージですけど引張強さは意外と高いんですね。伸び性も良いし。銅の割合が高いのでサスガに導電率は高い。 一般的な種類は。 快削黄銅。(C3601〜C3604等) 切削加工品で一般的に使用される物。鉛を添加して切削性を向上。 私が使ってきたのはこれ。 6-4黄銅。(C2800、C2801) 銅と亜鉛の比率が約60%-40%。 私は板からのプレス打ち抜きしか知らないんですけど?。 7-3黄銅。(C2600、C2680) 銅と亜鉛の比率が約70%-30%。 プレス打ち抜きで配線の端子とかに使うヤツですよね。あと、深絞り品なんかにも。 JIS規格にはまだまだ有るようですけど、今まで単品や小口製作だと快削黄銅の中から選んでになりました。(機械部品として) 素材メーカーさん毎に含有率を調整して機械的性質や耐食性なんかの特色を出しているみたいですが、「1番強くて腐食し難いの!」。ってレベルの依頼でしたね。
MIZ
専門家のご教授、ありがとう。
<(_ _)>
ホルスタの素材をギンミしながら使ってみて、ブラスはやはり美しいと感じます。鉄ノコで切ると、アルミよりも粘りがあり好感がもてるのです。
それに加工もやりやすいですしね(^^) ヤッキョウはブラスなので、その伸縮性にはオドロキを感じているのです。
さあ・・・♪
7月後半になったら、手作りで「あるモノ」を製作し20着ばかしお譲りいたしますよぉ〜(^。^)
(ホルスは身体にウエアするものなので20個ではなく20「着」ナノデアル(^^)
ところで、試合用のホルスに興味のある方々は、今どんなホルスを使っているのかコメントくださいな。
聴くところによるとダブルアルファやサファリランドが多いとか・・・ちなみにビアンキカップでは圧倒的にサファリランドが使われていますよ→でも、プロたちはスポンサーからサファリを支給されている場合が多く、必ずしもコレがベストというわけではないと想いますけどね。
市
破格のオファー」ということで私のコメントを大きく取り上げていただきありがとうございます。 残念ながら、受注に至りませんでした。やはり私にはスピードが足りなかったようです。 真鍮(黄銅)に関して知りたいとのことでしたので、私の知る限り、調べがつく限り、調べてみましたのでお知らせします。金属学を専門的にやっているわけではないので少々間違いがあるかもしれませんがそのあたりはご容赦ください。 真鍮というのは一般的な呼び方で、材料規格としては黄銅と呼びます。 (なぜ真鍮と呼ぶのかは私にはよく解りません) 黄銅を含めて銅および銅合金としてJIS規格(日本工業規格)で成分等が決められており、「C****」という感じで規格名が付けられています。 分類としては、純銅、黄銅、青銅、白銅、洋白、キュプロニッケル、ベリリウム銅などがあり、純銅以外は、銅に亜鉛や鉛、錫、アルミ、ニッケルなどを単独もしくは複数組み合わせています。さらに、製造会社によってJIS規格によらない独自ブレンド?があるようです。 黄銅とは主に銅と亜鉛の合金に、添加元素を加えた金属材料で、主に亜鉛の添加量で特性が大きく変わる(量が増えると強度が高くなる、つまり固くなる)ため、七三黄銅など銅と亜鉛の比率を名称にしている材料もあります。亜鉛量が1%~2%の雷管用銅、4%から22%の丹銅、28%から32%の七三黄銅、32%~37%の65/35黄銅、37%~43%の六四黄銅といった感じです。六四黄銅に2~3%の鉛が入ったものを快削黄銅と呼び、切削性が良いので歯車などの機械部品製作によく使われるようです。 雷管用(C2501)と呼ばれるものは絞り加工性が特に良いので雷管などに使われる材料です。 「弾」のケース部分に使われるのはおそらく七三黄銅あたりと思われます。亜鉛が適度に含まれていて絞り加工性と強度のバランスが取れているのでしょうか。 では弾頭部分に使われるのはどんな材質なのでしょうか・・・私にはよく解りません、すみません。 あまり詳しく調べると材料学の本を丸写しになってしまうので簡単に?まとめてみました、参考にしていただければ幸いです。 と、ここまで文章を作ってブログを見ると、もうすでに書き込みがいくつかありますね、さすがに早い。
(以下は私的なコメなので略)
山申さんには、いつかもっとムズカシイものをオニガイしたいですよ(^-^)/
市
私、元々の専門がアルミ合金で真鍮は本来専門外なんですけど、今まで得た知識でザッと。 真鍮(黄銅)。 基本的には銅(Cu)と亜鉛(Zn)の合金。(プラスして添加元素有り) 亜鉛の添加量で加工性、耐食性、引張強さ(強度)が変化。 材料的な注意的として、応力腐食割れを起こす材料なので、残留応力の除去と腐食に注意。(残留応力だけでなく応力がかかった状態での腐食環境にも注意。応力は曲げ、引張、圧縮。) 真鍮=柔らかい弱い、のイメージですけど引張強さは意外と高いんですね。伸び性も良いし。銅の割合が高いのでサスガに導電率は高い。 一般的な種類は。 快削黄銅。(C3601〜C3604等) 切削加工品で一般的に使用される物。鉛を添加して切削性を向上。 私が使ってきたのはこれ。 6-4黄銅。(C2800、C2801) 銅と亜鉛の比率が約60%-40%。 私は板からのプレス打ち抜きしか知らないんですけど?。 7-3黄銅。(C2600、C2680) 銅と亜鉛の比率が約70%-30%。 プレス打ち抜きで配線の端子とかに使うヤツですよね。あと、深絞り品なんかにも。 JIS規格にはまだまだ有るようですけど、今まで単品や小口製作だと快削黄銅の中から選んでになりました。(機械部品として) 素材メーカーさん毎に含有率を調整して機械的性質や耐食性なんかの特色を出しているみたいですが、「1番強くて腐食し難いの!」。ってレベルの依頼でしたね。
MIZ
専門家のご教授、ありがとう。
<(_ _)>
ホルスタの素材をギンミしながら使ってみて、ブラスはやはり美しいと感じます。鉄ノコで切ると、アルミよりも粘りがあり好感がもてるのです。
それに加工もやりやすいですしね(^^) ヤッキョウはブラスなので、その伸縮性にはオドロキを感じているのです。
さあ・・・♪
7月後半になったら、手作りで「あるモノ」を製作し20着ばかしお譲りいたしますよぉ〜(^。^)
(ホルスは身体にウエアするものなので20個ではなく20「着」ナノデアル(^^)
ところで、試合用のホルスに興味のある方々は、今どんなホルスを使っているのかコメントくださいな。
聴くところによるとダブルアルファやサファリランドが多いとか・・・ちなみにビアンキカップでは圧倒的にサファリランドが使われていますよ→でも、プロたちはスポンサーからサファリを支給されている場合が多く、必ずしもコレがベストというわけではないと想いますけどね。
市
2017年06月18日
ルマン観賞♪
市 (2017年06月18日 06:19)
│Comments(9)
│語りのプラザ
おっはよ〜(^O^)/
今日はMIZさんのせいでルマンを観ることになっちまいましてね(^◇^)
ほんだらばワッシも24時間タマ作り耐久レースをやろうと、このようにリロードしながらルマンを観ています(^^)
あと16時間というところでトヨタ7号がポルシェに後塵を浴びせながら走っていますよぉ〜
(^o^)
しかしこちらはドライヴァーが独りなのでピットインしてパソ子をデカTVにつないでルマン見物と決め込みました(^_^)
うーむ(^。^) なかなか気分が良いのでビールでも飲みながら土曜日の午後をすごそうか
(∩.∩)
トヨタといえば、イチローさんが高校の頃に「パブリカ」という大衆車を発売し、それを勝男兄が飼ってうきうきして(^o^)毎週ワックスをかけさせられ(^_^; 当時の日本車はアメ車に20年は遅れていると言われており、でも今はアメ車を飼う日本人はいないに等しく(^○^) レクサスはBMWやベンツよりも良いクルマだとアメリカでは評価され、そして今、日本人のアコガレだったポルシェをやっつけようとしている・・・
そんなわけで、とても感慨深い気持ちでルマンを眺めています。
市ヽ(^0^)ノ