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2013年03月03日

★水蜜桃の香り★ 紫電の炎

市 (2013年03月03日 14:34) │Comments(1)語りのプラザ
      ★水蜜桃の香り★
 “さあカレン、行動だ。夜が更ける前に調べたいことがあるから、一緒にぼくのホテルに行こう。君のクルマでついて来て欲しい、いいよね?”
“どうするの?”
“敵を知り、己を知らば、百戦して危うからず、というコトワザがあるんだ。未知の敵と争うほど危険な闘いはないからね、まずはスリーJに関する情報をとるんだ。そして勝てそうなら挑むし、負けるか互角ならばいったん手を引いて他の作戦を立てる”
“挑むなんて、あなた独りで勝てるわけがないのだから、そんなことを考えないでよ。”
“だから、勝てるときにしか闘わないと言ってるじゃないか。それに、ぼくは独りじゃないよ、トゥリガーを引くときだけは独りかも知れないけれどね”
 “どういう意味、それ?”
 “そのうちに判るよ”

 ホリデイインの部屋に戻り、靴を脱いで足を伸ばしてくつろぎながらサンフランスィスコのイスキュエルド家をコールした。メモをとりやすいようにスピーカーフォンに切り替える。カレンは早々と P7のクリーニングを始めながら聞いていた。
 “…オー、イーチか?どうしたい?今はクオニコだろ?”
 温かいハートを持ったジョーの声は、遠くで聞くと懐かしいものを感じた。
“いや、ヴァジーニアにはまだ行ってない、あっちは来週なんだ。実はマサチューセッツにイヤな匂いの所があってね、情報が欲しいんだけど頼んでいいかな?”
“うん、なんのだ?”
“クオモタウンのブラディーベッドというストリップバーと、ジョニー、ジェリー、ジャックの3人だ。それ以外はなにも判らんが、すでにビューローの手は入ってるから記録はあるだろう”
 “よしっ、ワシントンに聞いてみよう、そっちの番号をくれ、FAX番号もな…”
 返事が来るまでの間にバスタブにウンと熱い湯を張ってザブリと入った。髪もガシガシと洗った。汗がサッパリと落ちて身体が軽くなった。
 トレパンをはいてベッドに長く伸びる。
 “カレンもザブンとやっといでよ、気分いいよー”
 と、ソファーに座っている彼女を促す。
“ありがとう、でも私はシャワーは朝の習慣なのよ。それで、調べがつくかしらね?FBI のほうでは…”
“エッ?”
“とぼけないでよ。さっきのコールでクオニコとビューローという単語を使ったでしょう?クオニコはFBIアカデミーと特殊訓練所のある所で、ビューローは局、つまりFBI捜査局のことで、特に内部の人が使うコトバでしょう?”
 “ワワッ、知ってる!”
 “知ってます!それくらい…父が軍人でしたからね・・・そうか、独りではないって言ったのはそういう意味なのね…”
 そんなところにジョーがコールバックしてきた。
 “よく聞けよイーチ…3人はトリプルJとかスリーJとか呼ばれる凶悪容疑者だ。麻薬、賭博、誘拐、殺人なんでもやる。残虐だが知能犯だ、シッポは出さない。カウンティーシェリフは買収されているから注意しろ。弁護士のめんどくさいヤツがいて正面のガードは固い。ビューローはいったん手を引いたと見せかけて、ひとり送りこんだ。名はフィリップガードナー、ジミーという名でバーテンダーをやっている。だが、逮捕に踏みきるだけの証拠はまだない。フィリップが潜入して6週間だが、その間に5人は殺されたと思われる。気に入らないとすぐに殺すというから気を付けろ。グループは8人構成で結束は強力だ。外部の者は一切信用しないからそのつもりで。連中はたいてい二組か三組に分かれて行動する。午後6時から朝5時くらいまでブラディーベッドにたむろするが、その後は倉庫と呼ばれる平屋の建物に行くらしい。ブラディーベッドは朝4時に閉まるが連中の行動は不規則だ。
 それと、もうひとつ…やつら8人ともだが、ホームタウンにいる限りはハーレイで行動する。ハーレイ以外のモーターサイクルには乗らないのだ。こう言えば判るだろうが、奴らは白人優先主義だと思っていい。やつらから見たら日本人のお前はゲジゲジかゴキブリにしか見えないということだ。
 これがあらましだが、連中の経歴、住所やバーの見取り図、付近の地図などがまだいろいろあるからFAXでフロントに流す。この電話を切り次第に発信するからすぐにフロントに行ってくれ。いいな?”
“よーし!ジョー、助かったサンクスだぜ!”
 “イーチ…なにかやる気か?”
 “できたら皆殺しにしたいと思う、今夜のうちにだ”
 “オイオイ、やたらに首を突っこむなよ。連中は大物だが、まもなくつながれる身だ。ほっとけよ”
 “あるレイディーが関係してるんだ、しかも緊急なんだ”
 “オイ、感情で闘うな、クールに行け、師匠ジーン ジョーンズの教えを忘れるな”
 “忘れないって。闘いは狡猾に、綿密に、細心に大胆に。そして神のようなパワーで悪魔のように襲いかかるべし・・・だろ?”
 “決して焦らず、ってのを抜かしたぞ”
 “急いではいる、が焦ってはいない”
 “とにかくビューローに迷惑をかけんようにしてくれよな”
 “うん、でも後始末はしてくれよ、多少の遺留品など残すかも知れんから、シェリフなどに渡さんように”
 “ウチはお前に借りがあるから、水面下では援助しよう、だが、ハデにやるな。オマエのやり方はなんとなくハデなんだよ、シロートっぽいというか、どうしても感情の入った仕事をするからなぁ…”
 “そんなことないぞ”
 “PPK/Sで25ヤードからヘッドショット、しかもすぐ隣には被害者がいるというのに・・・これがハデなシロート芸でなくてなんなんだというのだ?”
 “あのころはアマチュアだったし趣味の人助けだったんだ、もう言うな”
 “ま、気を付けろ、MP-5はいらんのかな?”
 “今のとこMP-5の孫がある。長引くようだったらトエニーパワーのボルト5連を借りる、じゃ!”
 受話器を置くとカレンと目が合った。じっと長く見つめ合った。
 “あなたって、どういう人なの?…”
 “…まあ、言ってみればセミプロのお助け屋かな、ははは”
 そう言い残してフロントに行った。社内機密の文書だからと断って、係員を遠ざけ、送られてきた書類を自分で切り取った。
 部屋でゆっくりと検討する。
 “今の会話でずいぶんと、あなたが解ったわ。なんだか、とんでもない人なのね?MPファイヴだとか20倍スコープのスナイパーライフルだとか・・・FBIで特殊訓練を受けているのね?クオニコへは訓練でいくのね?そうでしょう?”
“訓練はちょっと招待などあってね”
“そうかしら、ちょっとかしら?夜間のコール1本で民間人にFBIが調査進行中の書類を送るもの?それもデコイオペレイションという超コンフィデンシャルな書類よ!どーなの?いったいあなたって・・・”
“なーななな、なななな♪…カレンさん、トゥワイライトゾーンにはリクツで解決できない、世にも不思議な物語があるのです。そして今、あなたは、その不思議きわまりない世界に、いつのまにか、踏み入ったのですよねぇ、なーななな、なななな♪…”
“教えてくれないの?”
“アメリカ娘はホントになんでも聞きたがるんだな~”
“…日本ムスメはどう?やはり聞くでしょう?聞かないかしら?・・・”
“ウン、聞くよ、でも、すぐに黙らせることができるんだな”
“あーら、どうやって?ねぇねぇ、どうやって黙らせるの?脅すとかするの?・・・”
 いたずらっぽいカレンの顔がすぐ目の前でのぞき込んでいた。安心したのかリラックスしていた。なかば開いたその赤い唇に衝動をおぼえた。
 “こう、するんだ”
 そう言うなり両手で顔を引き寄せカレンの口を吸った。カレンも身体を寄せた。美味しい水蜜桃の香りがした。
  


Posted by 市 at 14:34Comments(1)語りのプラザ

2013年03月03日

血圧と仕事

市 (2013年03月03日 12:40) │Comments(12)語りのプラザ


終わりました〜\(^O^)/
夕刻5時からは4キロのジョギンをし
モンテッサに子供達を乗せてやってから
独りで20分ばかり練習、そして風呂に♪

ほんで、、ここんとこ血圧を計っていた
のですが、先月18日から忙しくなった
とたんに160あたりまで上がり、
それがずっと今日の昼すぎまで続き
仕事が終わったとたんに118まで
すとんと落ちましたよ(*_*)

慣れているつもりでも仕事のプレッシャー
というのは強いものだと思い知りました。

で、、このフォト・・さきほどムーさん
から届きました。
若きころの市ですよん(・o・)

ざっとみてエクタクロームが50本ばかり。
現像代を加えると10万円はかかって
いるハズです。

ところが今はいくら撮ってもタダ、!
フィルム代 無料 感無量のように無料 (^^)
デジカメの時代に感謝ですよ。

しっかしこれは懐かしい光景です(∩.∩)
けっこうイイ男前で・・(^-^)
小雪さんのハートをときめかしちゃう
くらいの実力があったかも(*^_^*)

by
今やカミ(髪)に見放されし市老(^○^)
  


Posted by 市 at 12:40Comments(12)語りのプラザ